まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 繋いだ手と手を焼き尽くすようです(仮)


198名無しっていいもんですね :2013/09/13(金) 22:37:35.90 発信元:111.86.147.167

海の上、突如開いた超空間通路の向こうにあったのは、此方と瓜二つな世界。

どちらも空は同じく蒼いのに、海も同じく碧いのに、どうして彼らは敵なのだろう。どうして僕らは戦うんだろう。お互い、世界が違うというのに。

***

川*` ゥ´) へい、お待ち!アザラシ丼だよ!

(´<_` ) どうも

ξ゚⊿゚)ξ これが、例の名物ですか?

夜、くたびれてはいるが頑丈な造りをしている小さな料理店の一席に、黒い軍服に身を包んだ若い男女が、椅子の背もたれに同じ色のコートを掛け座っていた。
科学繊維を堅く織り込んだ腰の弾帯には、回転式拳銃を収めたホルスター。

(´<_` ) 不満か?

ξ゚⊿゚)ξ いいえ中尉、美味しそうですもの

(´<_` ) 美味しいんだ

狐色に揚がった衣は噛む度に音がなり、油はしっかり切られている。
芯まで火の通った肉は柔らかく、それでいて適度な歯応えもあり、香り高い肉汁があふれる。
アザラシ肉の下に隠れていた米は甘く、形を保っている。2人はすぐに食べ終えた。

(´<_` ) どうだった?少尉

ξ゚⊿゚)ξ 悔しいけれど、とても美味でした




201名無しっていいもんですね :2013/09/13(金) 22:40:45.44 発信元:111.86.147.169
(´<_` ) そうだろう。こういった店も、なかなかどうして悪くないだろう

ξ゚⊿゚)ξ で、ありますが。我々のような年頃の男女が入るには、不向きかと思われます

(´<_` ) んなこたーない。現にこうしているじゃないか…まて、そう睨むな。わかったよ、このあとは少尉の好む店に行こう

川*` ゥ´) まいどっ!

(´<_` ) ごちそうさん

ξ゚⊿゚)ξ 御馳走様でした

店を出た2人は外の寒さに身を震わせた。
石畳の道路にはうっすらと雪があり、空を覆う重苦しい雲がよりいっそうの寒さを感じさせる。

ξ゚⊿゚)ξ 気象班は降らないと言っておりました

店の前で曇天を見上げていたオトジャに、ツンが言う。

(´<_` ) らしいな。波も穏やからしい、助かるな

広い道路沿いの街並みは背の低い建物ばかりで、高台にのぼらずとも湾の一部が見えた。
港に停泊している空母艦隊は丘が邪魔で見えないのだが。
灯火管制もされていない街は出歩いている市民も多く、街路樹には控えめながら装飾もされている。

(´<_` ) 樅の木は凄いな。こんなに寒くても青々としている

ξ゚⊿゚)ξ 感傷で凍えるまえに暖かい場所へ向かうことを提案いたします

レンタルの自動車に乗り込んだツンは、運転しながらオトジャに話しかける。


202名無しっていいもんですね :2013/09/13(金) 22:43:05.50 発信元:111.86.147.171
ξ゚⊿゚)ξ 陸軍のパイロットには煙草を吸う者がいるそうです

(´<_` ) まさか…いや、ありそうだな

ξ゚⊿゚)ξ 煙草は嫌いです

(´<_` ) では少尉、俺が煙草を吸い出したら、俺を嫌うか?

ξ゚⊿゚)ξ …そういった質問も嫌いです…分かっているくせに

(´<_` ) 少尉は素直じゃないからな。たまには確認も必要なんだよ

ξ゚⊿゚)ξ …

(´<_` ) …すまんかった

ξ゚⊿゚)ξ …

(´<_` ) …上官を無視するのは良くないと思いまーす

ξ゚⊿゚)ξ …

(´<_`;) …

無言のまま車は街外れにある大きな宿屋の駐車場に停まった。

ξ゚⊿゚)ξ …着きました

(´<_` ) ほう?


206名無しっていいもんですね :2013/09/13(金) 22:47:36.66 発信元:111.86.147.178
ξ゚⊿゚)ξ …

(´<_` ) …

ξ゚⊿゚)ξ …先程のような子供じみた質問を何度もされるのは面倒なので今後不安になることのないよう好きなだけ確認すれば良いのでは、と。意見具申いたします

(´<_` ) まあ、確かに…ここがツンの好む店だというのなら

ξ゚⊿゚)ξ うるさいです。オトジャさんが甲斐性無しなせいです

(´<_` ) すまんな…次は最初からこういう店に誘うよ

ξ#゚⊿゚)ξ バカじゃないですか?そんなんだからバカなんですよ

(´<_` ) 冗談だというに…

***

翌日、早朝。
出航準備を終えた空母シベリア(※要スレ住人の許可・出典)の艦長はホットミルクに角砂糖を溶かしながら、街を遮る丘の白さを目に焼き付けていた。

(´・ω・`) 積み忘れはないね。みんなしっかり休んだよね。街のアノ娘への手紙は出したね。じゃあ行こう


209名無しっていいもんですね :2013/09/13(金) 22:50:14.43 発信元:111.86.147.177
徐々に遠ざかる陸地に、各艦のクルー達は名残惜しさと感謝を覚える。
オトジャとツンも同様だった。

ξ゚⊿゚)ξ …また、来れますよね?

(´<_` ) 来れるさ。死んでも俺が連れてきてやる

ξ゚ー゚)ξ …似合いませんよ、そんな台詞

(´<_` ) うん、そう返すのは知ってたよ…知ってた…

N| "゚'` {"゚`lリ おーい、お二人さん。悪いが少し良いか

青を基調とした迷彩パターンの戦闘兼作業服を着た良い男が、2人を呼ぶ。

N| "゚'` {"゚`lリ 機体の調整と塗装がすんだぜ

(´<_` ) 今いくよ

外を眺めていた2人は艦載機格納庫に収納されている自分らの制空戦闘機の前へ。

N| "゚'` {"゚`lリ どうだい?洋上迷彩ってのも良いもんだろう!

ξ゚⊿゚)ξ …綺麗だわ

ツンはコバルトブルーとライトグレーに塗り分けられたレシプロ戦闘機に見とれた。



( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★49
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1377435720/



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