まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 :)`すみしすんですめる君のようでした。


692 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 06:59:48 ID:Ck9IqzEc0

  .,、
 (i,)
  |_|




694◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:01:58 ID:Ck9IqzEc0
僕の部屋に数日前から君が澄んでいる。

君は部屋の片隅、ベッドの上に縮こまって座る。

lw´‐ _‐ノv「ご迷惑はお掛けしませんから」

電話越しに住んだ声が僕に云う。



僕は学校に通っている。学校に通うためにアルバイトをしている。僕は滅多なことでは部屋に帰ってこない。疲れて眠るだけの部屋。


695 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:03:05 ID:Ck9IqzEc0
( ・∀・)「それだから床で寝てるって?おかしな話だな」

(,,゚Д゚) 「居候にベッド寄越すなんてどんだけ親切だよ」

( ´∀`)「いやぁ女の子なんで」

( ・∀・)「何もないの?」

( ´∀`)「あんたなら襲うか?」

(,,゚Д゚) 「俺なら何もしねぇ」

( ・∀・)「お前は操がエベレスト級だろうが」

(,,゚Д゚)oO(   (*゚ー゚)+*  )   デスヨネー(´∀` )

僕は君が


696 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:04:15 ID:Ck9IqzEc0
僕が只今と言って帰るのを控え目に迎える声がある。おかえり。



lw´‐ _‐ノv「\:\;\/&&\/\8&//&//:\:):):」\:\:3・/\2&/&/\\:\:;4\83/\\:\:):\:」



びりびりと壁が少し揺れた。もしくは僕が。
洗濯物を取り込むと仕草で示してベランダへ出る。僕は君を逃がす気がない。君は縮こまったまま見送る。窓を開ける。出て閉める。


697 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:07:23 ID:Ck9IqzEc0
ピリリリリリリ


ガラケーを開けると君の声がする。非通知。僕は君の名前を知らない。通話ボタンには今回も指が届かないまま。冷や汗なら随分前に乾いた。


『おかえり。』


窓越しに頷く。君の視線、肘の下の布団の感触を感じる。
僕は建物と建物の間に消えて行く太陽の色をした川面の波を見る。川沿いのマンション、ワンルーム。足元で自動車が点滅。フラッシュ。僕は今日も事故がありません様にと願う。川向うで光る街からは時々銃声が聞こえる。立看板に踊る文字、暴力団の追放は未達成だ。遠ざかる流れは地平線の方へ。遠く霞む霧の山へ。青い。赤い。薄紅の夕焼け。星屑。紺碧の空。


699 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:09:16 ID:Ck9IqzEc0
( ´∀`)「僕はこの世界が好きモナ。」

( ´∀`)「夕焼けが好き。
      朝もいいし、重たい雲が迫るのも悪くない。」

( ´∀`)「道がいい。飽きずに歩ける。
      この部屋も気に入ってる。」

( ´∀`)「バイトはつまらないけど友達はいるし
      つまらないだけ、いい経験モナ。」

( ´∀`)「勉強すれば賢くなるし親が無事なら故郷もある。
      旅がしたいな。卒業する前に電車で遠くへ行くモナ。」

( ´∀`)「君は何処から来たんだい」


『私はあなたの部屋の中央から60平方cm離れた宙空で発生した。』

『それ以外の事実を持たない。』


700 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:16:02 ID:Ck9IqzEc0

~ミ:&o://,::\':):)`,,,


硬化したゼリーか宝石みたいな皮膚にうねる触手と無数の眼を持っている。

君が窓越しに声を発する度にガラスが割れそうな程びりりと震えるから。
君の口は閉じられている。おかえり、いってらっしゃい、伝えるのはそれだけで牙はしっかりと上下左右に合わさって。

君の爪はそっと控え目にいつだって君の傍。固まったブルーのゼリーは最初に僕が君の姿を覗き込んだ時より広がって増えていた。君の体の表面からシーツの上、ベッドの足、床面、壁から網戸へと覗く済んだ塊。
決して外に出ない断片だが昨日より、一昨日より広がっている。
少しずつ確実に。

きっとそれは君の肉と肉の隙間からから流れ出る体液なのだろう。
鼓動を打って流れ出し、固まって光る。
僕と君の意思疎通ツールは電波と裸眼の幻と窓越しの真実、君が僕を欺きながら僕に何もしないこと。


701 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:17:30 ID:Ck9IqzEc0
( ´∀`)「どうして生まれたのかとか分かる?」

/,::\':):)`『個人的な思想なら。でも確実なことは何も言えない。
    あなたなら自分が生きている意味をはっきりと口に出来る?』

( ´∀`)「痛いとこついて来るなぁ」

( ´∀`)「帰るとことか無いモナ?」

/,::\':):)`『あるにはあるけれど、それも天啓というよりは
    夢のように朧げなで不確実なものに過ぎない。』

( ´∀`)「足で行けない所なのかい?」

/,::\':):)`『そう。』

/,::\':):)`『きっと私は今、何か信じれば
    何だって目的地と認識してしまうでしょう。』

( ´∀`)コワ

/,::\':):)`ウン

( ´∀`)「青いの、前より拡がったね」


703 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:19:09 ID:Ck9IqzEc0
/,::\':):)`『私にもどうすればいいかわからない』

( ´∀`)「責めてる訳じゃないモナ。
      これ以上拡がるのかなって純粋に興味が湧いただけ。
      それとも何か後ろめたいことでもあるモナ?」

/,::\':):)`『あなたと私は密閉された空間で呼吸をしているから、
    あなたの肺腑やいくつかの臓器は私の皮膚と同様の状態になっている。』

/,::\':):)`『硬くなった幾つかの青い鉱物が針のようなスピネルになって
    あなたに取りついている。』

( ´∀`)フーン

/,::\':):)`

/,::\':):)`『伝えるのが遅すぎたかしら』

( ´∀`)「云う気もなかったくせに」

/,::\':):)`『ごめんなさい。』


704 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:24:06 ID:Ck9IqzEc0
/,::\':):)`『怒る?』

( ´∀`)「別に。どうしようかなって」

( ´∀`)「僕は君のようになるのかな。
      それとも、君の一部みたいなもんになるか、
      単に青いのが一杯に拡がって死んじまうのかな。」

/,::\':):)`

( ´∀`)

聞いてみたいのは、

君がどうしてあの姿に変わったかという事。

だが聞く必要も無かった。君がどんな風に応えるのか僕には想像がつくし、君が姿を偽る前に僕は君の本性を知った。

( ´∀`)「君ちょっと妹に似てるモナ」

/,::\':):)`『そう?』


705◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:26:10 ID:Ck9IqzEc0
目を閉じれば君がいる。



lw´‐ _‐ノv



怖いことは何もありませんと僕に云った。

細い手足と髪。不気味な声も出さないと誓って牙を噛み締め封じた。


706◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:27:29 ID:Ck9IqzEc0
『ずっとお願いしたかったことがある。』

『あなたがもう一度この部屋に戻ってくるのなら、あなたに触れたい』

『この姿を目の当たりにしてもあなたは逃げなかったけれど、
 後悔しているようなら、もういい』


僕は君が窓越しに触れさせてくる触手をなぞった。

半透明の揺らぎがガラス度を青くする。この手に触れたら僕はこの世界から居なくなる。どんな形だろうと、君と同じ場所に行くだろう。逃げ道は最初から無く、僕は君の目の一粒を眺めてどんな風に見えるものだろうかと空想する。


707 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:28:48 ID:Ck9IqzEc0








ガラス戸を引くと、君がいた。


708 ◆953BOunJPk :2013/08/19(月) 07:31:03 ID:Ck9IqzEc0


:)`すみしすんですめる君のようでした。


  (
   )
  i  フッ
  |_|



('A`)百物語のようです2013( )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1376666266/



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