まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです


494 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:51:29 ID:Yk3KobIk0

  .,、
 (i,)
  |_|




495( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 1/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:52:48 ID:Yk3KobIk0
かつて阿波国の富豪の家に娘がいた。
この娘は大変器量が良かったが、ある秘密があった。

あるとき、娘の美貌に魅入られた若者が 婿に入った。
いざ寝床に入ったところ、女が奇妙な行動に出た。

娘は若者の頭から足先まで全身を嘗め始めた。
その舌はざらざらとしており、まるで獣に嘗め回されているようであった。

若者は気味悪がり、たちまち逃げ出した。

( ・∀・)「これが、俺がじいちゃんから聞いた徳島の怪談だ」

( ゚∋゚)「え、これ怪談だったのか」

( ・∀・)「おう」

( ゚∋゚)「それって普通に女の性癖だったんじゃないの」

( ・∀・)「そうだろうけど、昔は奇人がいたたりすると妖怪扱いしていたからな。
その一種だろうなー」

( ゚∋゚)「ふーん、まあ確かに夜中に突然体べたべた嘗められたら気持ち悪いわな。
 なあジョルジュ、嫌だよなー」
  _
( ゚∀゚)「いや……」
  _
( ゚∀゚)「ちんこ立った」


496( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 2/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:53:48 ID:Yk3KobIk0
( ・∀・)「……」

( ゚∋゚)「……」
  _
( ゚∀゚)「もっと詳しい話を聞かせてくれよ」

( ・∀・)「興味津々だな……
 とはいえ怪談に詳しいもなにも」

( ・∀・)「あ、いや、確か祠があるとか言ってたかな」
  _
( ゚∀゚)「祠?」

「何があったかはわからないんだけど、その豪族の跡地らしい場所に、祠があって、そこで供養されてるんだ。
 まあそんな奇人だったし、処罰でもされて殺されちゃったとかそういうのがあるんじゃないかな。
 で、その魂押さえ込めるために祠作ったと」
  _
( ゚∀゚)「ほうほう。
 じゃあその祠いじったりしたら祟られたりするかな」

( ・∀・)「そうだなー、あんまりいじらない方がいいよなそういうの」
  _
( ゚∀゚)「取憑かれたりとか」


497( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 3/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:54:48 ID:Yk3KobIk0
(;・∀・)「……お前何考えてるんだ?」

(;゚∋゚)「なんか凄い邪悪な顔してるぞ」
  _
( ゚∀゚)「ふふふ、いいことを思いついたんだ」

かくかくしかじか。

(;・∀・)「えーと、つまり」

(;゚∋゚)「嘗女を怒らせて」

(;・∀・)「女に取憑かせて」

(;゚∋゚)「嘗めさせる」
  _
( ゚∀゚)b グッ

(;・∀・)「ど変態が」

(;゚∋゚)「罰当たりにもほどがあるだろう」


498( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 4/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:55:48 ID:Yk3KobIk0
(;・∀・)「ていうか沖縄ので懲りなかったのかよ」

(;゚∋゚)「38本目参照な」

友人たちが如何様に私を評価しようとも関係なかった。
すでに頭の中では画期的なアイデアが構成されている。

( ・∀・)「だいたい徳島なんてそんなに行く用事なくね?」
  _
( ゚∀゚)「いやそれがあるんだよ、たまたま、偶然」
  _
( ゚∀゚)「大学の友達が急に本場の阿波踊りを見たいとか言い出しててな、しかもそいつ女なんだよ」

(;・∀・)「なんだそりゃ」

( ゚∋゚)「もしお化け怒らせて、女じゃなくてお前にでも取憑いたらどうすんだよ」
  _
( ゚∀゚)「それむしろ好都合じゃね!? 正当に嘗め放題じゃん。
 もし嫌がられても妖怪のせいにすればいいんでしょ? うっは興奮してきたwwwwww」

( ゚∋゚)「ダメだこいつ」


499( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 5/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:56:47 ID:Yk3KobIk0
彼はそういうが、決してダメではない。
私は自分の体を嘗めさせることにこそ魅力を感じている。
自分から女性を襲いにいくなど、言語道断。私は紳士なのだ。

やがて私は彼から、祠のある場所を教えてもらった。
程ほどの山の中腹、道は広いが、周りは森。
なんと都合がいいのだろう、私は思考を巡らせた。

計画は練られていく。

まずは女と連絡を取る。
面白い心霊スポットがあるから寄らないか?
すぐに肯定の返事がきた。どうやら元々その手の話題が好きだったらしい。

私は飛行機と、現地のレンタカーをチェックした。
移動は主にこのレンタカーを使うつもりだ。免許は春のうちに獲得しておいた。
これならば山の中まで楽に移動できる。

そしてあわよくば、上手く取憑いてくれたなら、
車の中で、何物にも邪魔されず。

私は計画の筋を何度も確認し、ほくそ笑んでいた。

     ○     ●     ○


500( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 6/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:57:48 ID:Yk3KobIk0
あっという間に当日がやってきた。

空港で彼女と出会う。

川 ゚ -゚)「おはようジョルジュ」

彼女の名前はクーといった。

クーは正直なところ、少し変わっている。
表情はなんだかぎこちないし、何を考えているかもわからない。
今日の旅行にしたって、阿波踊りを見たいなどと不思議なことを宣った結果であった。

しかし別に私は気にしない。

私はクーの清潔そうな髪と、清楚な服と、その豊かな膨らみを見る。
すぐに頬が緩み、幸せな感覚に包まれる。
そう、彼女の性格が変わっていようと私にとっては問題のないことなのだ。

私は紳士なのだから。


501( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 7/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:58:48 ID:Yk3KobIk0
お祭りを堪能し、阿波踊りを見たり真似たりして興じた。
夜は更けているが、上気した雰囲気が二人を包んでいる。
二人は見合い、そして昂った気持ちのまま次の目的地へと向かうことにした。

友達に教えてもらった道を正確に辿る。
山道ではほとんど車と出会わなかった。
人気もない、ただ夏の暑さと、わずかの風の音があるばかり。

少し開けた、山の中腹。
すぐに祠はみつかった。
石でできた、小さな小屋のような、箱。何か食べ物も置かれているようだ。

川 ゚ -゚)「ほほう、これが嘗女とやらの祠か」

彼女はそそくさと祠へと向かう。
顔には出さなかったが、よほど興味があったのだろう。
祠の前でしゃがんで、しげしげと眺めている。


502( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 8/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 01:59:46 ID:Yk3KobIk0
私も彼女のとなりに立ち、祠を見やった。

こいつをどうすれば取憑いてくれるだろうか。
蹴飛ばしたり殴ったりすればいいか。
そんなに暴力的でなくともちょっとひっかけばすむか。

とりあえず何かしらいじってみよう。
私はそう思い、祠に手をかけようとした。

そのとき、不意に足元から手が伸びてきた。
クーの手だ。
  _
(;゚∀゚)「え」

私に何か言わせるまもなく、彼女は私に凭れかかってきた。
まるで獣のように滑らかな身の熟しだ。

そのまま腰の辺りを押され、流されるように茂みへと入っていく。


503( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 9/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:00:31 ID:Yk3KobIk0
これは、ひょっとして、もう

巨木の前でようやく彼女は押すのを止めてくれた。
酷く背を丸めており、顔は見えない。
私は巨木に背を向けていた。
  _
(;゚∀゚)「あの、クーさん」

返事はない。
代わりに、クーが急に立ち上がる。
ようやく見えたその目は、まるで焦点があっていないぼんやりとしたものであった。

私が反応しないうちに彼女は、私の顔の横に自らの顔を寄せる。
そしてそのまま、私の頬を嘗めた。

私の心臓は高鳴った。
間違いない、彼女は嘗女に取憑かせているのだ。

彼女の舌は頬から耳、首元へと動いていく。
ちろちろと、探るような動き。
彼女の温い吐息がかかる。肌の上を広がり、胸の奥が熱くなる。


504( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 10/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:01:16 ID:Yk3KobIk0
私は彼女に押し倒される形となった。
なおも彼女は一心不乱に舌を動かしている。

彼女の白い体が、私の体の上で踊る。
髪が乱れようとも彼女は気にしていない。いや、もうとっくに正気ではないのだろう。

首元から胸、腹へと、幸せな感触が移っていく。
彼女はわざわざ服を捲ってまで嘗めてくれる。軽装なのでさぞやりやすいことだろう。
私はこの野性的な営みをあるがままに受け入れることにした。

きっとこれは動物霊か何かなのだろう。
彼女の息遣いや身のこなしは獣そのものであった。
体臭からしても、とても人間の発するものとは思えない土の香りがした。

身も心もすっかり獣となっているに違いない。
動物が相手と親しくなるときのスキンシップ。
それが今、彼女の体を介して行われている、ただそれだけのことなのだ。

私は目を閉じていた。
感覚によりいっそう集中するために。


505( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 11/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:02:07 ID:Yk3KobIk0
相手が野性と言うならば、あるがままに受け入れよう。
それが相対する我が身のするべきことだと悟った。
そうして新しい境地を垣間見ることができるならば。

これを教えてくれた友人に感謝しなければなるまい。
暇で暇でしょうがなかった大学生の夏休み。
毎日が堕落であり、むさい部屋で男と怪談に興じるなど、滑稽である。

そのむさい部屋を提供してくれたのも友人だったが、この際気にしない。
そうだ、余計なことは考えるな。
今は目一杯、このときを楽しむのだ、私はそう自分に言い聞かせた。

彼女の舌は下腹部へと迫っている。
もうじきに私の昂りは頂へと達するだろう。
もはや力も入らない。体が痺れる。熱さもある。

このまま、このまま
幸せな感覚を……

「くしゅん」

     ●     ○     ●


506( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 12/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:03:06 ID:Yk3KobIk0
( ・∀・)「クーさん」

彼は徳島にある病院まで来ていた。

川 ゚ -゚)「モララーさん!」

クーは立ち上がる。

川 ゚ -゚)「早かったですね」

( ・∀・)「元々心配だったからな。
 すぐに後を追ってこっちまで来ていたんだ」

( ・∀・)「で、ジョルジュ、重症なんだって?」

川 ゚ -゚)「ええ、なんでも身体中に発疹が起きて
 ずっと痙攣して、体中からいろんな体液が出て
 ショック症状を起こしているみたいなんです。命の危険もあるとか」


507( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 13/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:04:07 ID:Yk3KobIk0
( ・∀・)「アナフィラキシー・ショックみたいだな」

川 ゚ -゚)「アナフィラキシー、それって、アレルギーとかそういうのじゃ」

( ・∀・)「ああ、実はあいつ猫アレルギーでさ」

川 ゚ -゚)「猫……猫なんていたんですか?
 あの、あの私一緒にいたのに、何にも覚えていなくて」

( ・∀・)「覚えていない?」

川 ゚ -゚)「ええ」

( ・∀・)「……祠には行ったのか?」

川 ゚ -゚)「祠? 嘗女のですか? ええ、いきましたけど」

( ・∀・)「あー、で、何も覚えていないと、あー」


508( ゚∀゚)o彡゜徳島旅行のようです 14/14 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:05:11 ID:Yk3KobIk0
川 ゚ -゚)「あの……私モララーさんに何かしたんでしょうか?
 もしそうだったら、なんてお詫びしたらいいか」

( ・∀・)「いや、君のせいじゃない。
 取憑かれていたとしても、やましいこと考えて怒りを買ったこいつが悪い」

川 ゚ -゚)「怒りって」

( ・∀・)「嘗女の」

( ・∀・)「猫娘とも言うらしいけど」









~おわり~


509 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/19(月) 02:06:44 ID:Yk3KobIk0

  (
   )
  i  フッ
  |_|




ガラケーの方は、こちら
('A`)百物語のようです2013( )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1376666266/

[ 2013/08/20 20:38 ] 百物語のようです2013 | CM(0)
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