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 花患いのようです


376名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:28:11 ID:I36AuJG.O

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377名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:29:55 ID:I36AuJG.O


地球環境の変化により植物の絶滅が急激に加速しておよそ十年。
その頃から、人の世界では奇病が流行り始めた。


(;´_ゝ`)「い、妹者が!?」

(´<_` )「ああ。俺も見たから間違いない。今日から入院だと」

(;´_ゝ`)「なんで、妹者なんだよ……」

(´<_` )「なんで、だろうな……」

( ´_ゝ`)「どうして妹者が、『花患い』なんかに……」




花患いのようです






378名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:31:41 ID:I36AuJG.O


『花患い』が最初に報告されたのは、とある小国の山奥の村だった。
一人の老夫人が世界初の患者だ。
夫に連れられて病院を訪れた彼女を診察した医師は目を疑った。
老夫人が咳をすると、口から大量の花弁が溢れたのである。

( ´_ゝ`)「妹者は……悪いのか?」

(´<_` )「わからん。ただ、まだ身体の外に出た体液が花弁になるだけに見えた。しかし……」

( ´_ゝ`)「いずれは身体中の液体という液体が花になる、だろ? 信じられないぞ……」

花患いという病が直接人を殺すわけではない。
病によって発生した花が、例えば血管を塞き止め、例えば呼吸を阻害して、そうして人は間接的に殺される。

( ´_ゝ`)「母者は一緒に病院か?」

(´<_` )「ああ。今日は泊まるらしい」

( ´_ゝ`)「……」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「俺、部屋行くから入ってくるなよ」

(´<_` )「何を言う。俺達は同じ部屋だろ。……泣きたいなら、ここで泣いても同じだろ」

( ´_ゝ`)「……それもそうだな」


380名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:34:50 ID:I36AuJG.O

花患いという名はあくまで通称であり、正式名称ではない。
本当は最初の患者の名を取っているのだが、日本では馴染みない名前であったために通称だけが広まっている。
そして、花患いには今までのありとあらゆる医学の常識が通用しない。

そもそも、感染経路というものが特定できない。
二番目の患者は最初の患者が診察を受けた病院のある街で新聞配達をしている青年だった。
しかし二人に面識はなく、証言からしても同じ空間にいた可能性は限りなく低い。
空気感染ではないということだ。

他にも様々な説が出たが、すぐに否定されていった。
やがて感染は世界に広がった。
菌やウイルスすら発見されない異常な病に、医者や科学者達は為す術もなかった。




窓の開いた病室に初夏の風が吹き込む。
少女が咳をすると、その飛沫は一瞬でオレンジ色の花弁に変わった。

l从・∀・ノ!リ人「……」

どうして自分が、そう思った。
妹者は流石家の末娘として生まれ、今までごく平凡な人生を歩んできたはずだった。


381名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:35:45 ID:I36AuJG.O

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「林檎剥けたよ」

l从・∀・ノ!リ人「ありがとうなのじゃ」

豪快な見た目に反して器用な母者は、うさぎの形の林檎を大量に皿に乗せて差し出した。

l从・∀・ノ!リ人「おいしい」

不思議だった。
身体から植物を生む自分が、植物を食べているというのが。

( ´_ゝ`)「よー、妹者!」

l从・∀・ノ!リ人「あ、おっきい兄者!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「あんた部活は?」

( ´_ゝ`)「かわいい妹者の一大事、部活なんて行ってられるか!
       あ、ちなみに弟者は掃除当番さぼれないから遅れるって」

兄者は肩にかけた鞄から袋を取り出しながら言った。
透明のビニール袋の中に白い紙袋が入っている。


382名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:36:45 ID:I36AuJG.O

l从・∀・ノ!リ人「それは?」

( ´_ゝ`)「匂いかいでみ」

l从・∀・ノ!リ人「んー……」

小さなその袋からは甘い匂いがした。
妹者の喉が鳴る。

l从・∀・ノ!リ人「クッキー?」

( ´_ゝ`)「正解! 今日は調理実習があってな。ほら、あーん」

l从・∀・ノ!リ人「ちょっと待って欲しいのじゃ。まだ口の中に林檎が……」

( ´_ゝ`)「そんなこと言ってると俺が食べちゃうぞ」

l从・∀・;ノ!リ人「ああ! ちょっと、ちょっと待ってほしいのじゃー!!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「兄者、あんたは妹に対する気遣いってもんがないのかい?」

母者はぼきぼきと指を鳴らし始める。
流石家最強の攻撃準備に兄者は恐怖した。

(;´_ゝ`)「ああもう! 冗談だって!」


383名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:38:09 ID:I36AuJG.O

兄者はクッキーの袋を妹者に渡した。
林檎とクッキー、甘い香りが風とともに病室から流れていった。




(´<_` )「どうした、兄者。本を読んでるなんて珍しいな」

妹者が入院してから三日目の夜、自分達の部屋で勉強していた弟者は言った。

( ´_ゝ`)「ちょっとな」

(´<_` )「……花患いの本、か」

( ´_ゝ`)「俺、昔盲腸で入院して、あの時医者ってすげーなって思ったんだ」

(´<_` )「何度も聞いた。だから兄者は医者を目指してるんだろう?」

( ´_ゝ`)「うん、そうだったんだけどさ、やっぱやめた」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「俺は妹者を救える医者になりたい」

しばしの沈黙。
先に動いた弟者が兄者に掴み掛かった。
寝間着代わりのTシャツの襟刳りが伸びる。


384名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:39:07 ID:I36AuJG.O

(´<_`#)「兄者も知ってるだろう」

( ´_ゝ`)「知ってるよ」

(´<_`#)「妹者は……妹者はもう、長くないんだぞ……」

( ´_ゝ`)「知ってる」

(´<_`#)「俺達は高校生だ。大学行って、医者になって……いったいいつ妹者を助けるんだよ?」

( ´_ゝ`)「今すぐ」

(´<_`#)「はぁ!?」

兄者は弟者の手を解かせる。

( ´_ゝ`)「別に妹者を救うのに本物の医者にならなくてもいい。ただ治療法を見つければいいんだから」

手元の本をめくる。
兄者はあるページを弟者に見せる。

( ´_ゝ`)「俺は植物が絶滅していってることと関係があると思うんだ」

(´<_` )「そんなの……もう大勢の科学者達が研究してるだろ」

( ´_ゝ`)「ある都市伝説を知ってるか?」

(´<_` )「……知らん」


385名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:40:00 ID:I36AuJG.O

兄者は語った。
その都市伝説はいつ誰が言い出したのか、ネット上ではそれなりに知名度のあるものだった。

それは、『植物の呪い』と呼ばれる。
人が壊した環境に対応できなかった植物の人に対する復讐だ。
根拠はいくつかある。

まずは時期だ。
植物全体の衰退と奇病の発生は近い時期に起きている。

次に病気の症状だ。
身体中の水分がやがて花になる、まるで植物の種が水を吸って芽吹くようだ。

そして病気の対象だ。
花患いにかかるのは人のみだ。

これらが植物の呪いと言われる由縁である。

( ´_ゝ`)「オカルト的な話だが、植物の神様が怒ったとかそんな話だ」

(´<_` )「……ふざけてるのか?」

( ´_ゝ`)「大真面目だ。神の怒りなら鎮めてやればいい」

兄者のその発言に、弟者はついに呆れ果てた。
それなら真面目に医者を目指してほしかった。


386名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:40:51 ID:I36AuJG.O

(´<_` )「兄者がそう思うなら勝手にやってろ。……俺は別の方法を探す」

(;´_ゝ`)「あ、おい!」

(´<_`#)「俺は心底軽蔑するよ。不真面目な兄者をな」

弟者は激しくドアを閉め、部屋を出ていった。

( ´_ゝ`)「藁にも縋るって、こういうことだと俺は思うんだよ。……ごめんな、弟者」

兄者は自分のベッドに横になると、そっと目を閉じた。




妹者は検査の為に病室にはいない時間。
病院に着いた兄者は、真っ先に母者にあるものを手渡した。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「なんだい、これは?」

( ´_ゝ`)「妹者にはまだ言わないでほしいんだけどさ……」

兄者は話した。
弟に馬鹿にされた都市伝説を。


387名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:41:50 ID:I36AuJG.O

( ´_ゝ`)「妹者がこいつに愛情を注いでやれば病気が治るかもしれない」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「……兄者」

白い可憐な花の植わった植木鉢を受け取った母者は溜息を吐いた。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「あんたがこう考えるってことは、先人がいてもおかしくないんじゃないかい?」

(;´_ゝ`)「……あ」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「病気が良くなったという報告がない以上、期待は出来ないだろうね。たとえ本当に呪いだったとしても」

( ´_ゝ`)「……」

兄者は黙り込む。
浅はかだったのだ。
一介の高校生が思いつくこと、すでに試されていてもおかしくない。
なんせ花患いの患者は大量にいるのだから。

l从・∀・ノ!リ人「母者、ただいまー。あ、兄者も来てるのじゃ」


388名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:42:54 ID:I36AuJG.O

検査から戻ってきた妹者は兄者の姿を見つけると駆け寄った。
見た目にはわからないが、症状は少しずつ悪化している。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「妹者、兄者が花を買ってきてくれたよ」

l从・∀・*ノ!リ人「わあ! きれいなのじゃー!」

( ´_ゝ`)「だろ? 一生懸命選んだんだぞ」

l从・∀・*ノ!リ人「ありがとう」

にっこり笑った妹者に、兄者は心が温かくなるのを感じた。
自分が妹者を救うのだと決意を新たにした。




しかし、病魔は一時も待ってくれない。
妹者の病状は悪化の一途を辿っていた。
入院して一月が経った頃、その悲惨な症状は外見にまで出ていた。

l从・∀・ノ!リ人「ねえ、おっきい兄者」

( ´_ゝ`)「なんだ、妹者?」


389名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:43:45 ID:I36AuJG.O

苦しそうな声で自分を呼ぶ妹を、兄者は視界に入れた。
食事すらろくに摂れなくなり、もともと細身だった身体はさらに頼りなくなってしまった。

l从・∀・ノ!リ人「妹者の花、兄者にあげたいのじゃ」

(;´_ゝ`)「……」

l从・∀・ノ!リ人「毎日お水あげて、よくお日さまの当たるところに置いて、毎日話し掛けてあげてほしいのじゃ」

(;´_ゝ`)「妹者、それは……」

l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者のこと、大好きなのじゃ。今までも、これからも、ずーっと」

兄者の口から言葉は出なかった。
妹者の悲壮な強がり、わからないはずがなかった。

嫌な単語ばかりが脳裏を巡る。
季節は夏。病室のクーラーは控え目。
それなのに汗が止まらなかった。

(´<_` )「妹者ー、来たぞー」

l从・∀・ノ!リ人「あ、ちっちゃい兄者なのじゃー」

(´<_` )「あと一時間くらいで姉者も来るらしいぞ」

l从・∀・*ノ!リ人「姉者に会うのは久しぶりなのじゃ!」


390名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:45:49 ID:I36AuJG.O

弟者は兄者を素通りして妹者のもとへ向かう。
あれ以来、兄弟は事務的な会話以外の関わりを断っていた。

( ´_ゝ`)「……じゃあ俺はそろそろ帰るかな。夕飯の材料買って帰るよう母者に頼まれてるし」

l从・∀・ノ!リ人「えー……三人でお話ししたかったのじゃ」

( ´_ゝ`)「また今度な」

l从・∀・ノ!リ人「むぅ……」

可愛らしくむくれる妹者を撫でてやり、兄者は病室を出ようとした。

l从 ∀ ;ノ!リ人「ごほっ、げほっ……」

(;´_ゝ`)「妹者?」

(´<_`;)「おい、しっかりしろ!」

(;´_ゝ`)「な、ナースコール!!」

足を止めさせたのは妹者の咳。
普通の咳ではない。
喉に詰まった異物を吐き出す為の、激しい咳だった。

兄者の必死の呼び掛けで、部屋にはすぐに医師と看護士が駆け付けた。


391名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:47:55 ID:I36AuJG.O




家に帰った兄者と弟者は揃って溜息を吐いた。
妹者は気管の花弁を取り除くことで一命は取り留めた。
現在はぐっすり眠っている。

パートで見舞いには行かなかった母者に連絡をし、医者の説明は早くに病院を訪れた姉者が引き継いだ。

(´<_` )「兄者、ごめんな。やっぱり兄者は兄者だ、俺には出来ない」

( ´_ゝ`)「何だ、いきなり」

二人で夕食の準備をしながらの会話。
弟の唐突な謝罪に、兄者は思わず聞き返した。

(´<_` )「酷いこと言ってすまなかった」

そう言って弟者は頭を垂れた。

(´<_` )「俺もあれから花患いのことは調べたが、どうにもならなかった。
       だから意味のあるないじゃなくて、行動した兄者は本当にすごいと思うんだよ」

( ´_ゝ`)「……俺の方こそ、悪かった。弟者は真剣だったもんな」


392名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:48:55 ID:I36AuJG.O

そこで兄弟の会話は途切れた。
兄者はチャーハンを作り、弟者は食器の配膳をする。
その日、二人は仲直りし、久しぶりに普通の会話を楽しんだ。




妹者の容態が急変した。
その連絡が来たのは昼休みだった。

(´<_`;)「兄者、病院行くぞ!」

(;´_ゝ`)「おう!」

それぞれ担任に早退の旨を伝え、隣のクラスの弟者と共に自転車で病院に向かった。

暑い日だった。
全速力でペダルを踏む。
そのたびに汗が首筋を伝う。

蝉の声に耳を侵されるようだった。
次第に近付く病院。
兄者の胸騒ぎは大きくなるばかり。

(;´_ゝ`)「妹者!」


393名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:50:00 ID:I36AuJG.O

病室のドアを一気に開けて叫んだ。
妹者は病室だと聞いていたからだ。

しかし、兄者にそれ以上の言葉は出なかった。
弟者も黙りこくっている。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「……二人とも、『これ』が妹者だよ」

母者は今まで兄者が聞いたことのないような暗い声で言った。

( ´_ゝ`)「……妹者」

(´<_` )「……」

l从 ∀ ノ!リ人「……」

妹者の顔は真っ白だった。
まるで全身の血を抜かれたような、兄者はそう感じた。

妹者はもはや妹者ではなかった。
一部においてはたしかに妹者である。
しかし、それは明らかに異常だった。


394名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:50:52 ID:I36AuJG.O

妹者の腹を突き破って、木が生えていた。
溢れだすオレンジ色の花弁が傷口を隠しているせいで現実感はない。
しかし生えていた。

木には花が咲いていた。
オレンジ色だ。
明るい太陽を連想させる、妹者によく似合う色だった。

ベッドに散った花弁は幻想的にさえ見えた。
しかし異常だった。
三人はただ、息のしていない妹者を見ていた。


395名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:51:36 ID:I36AuJG.O




その日、妹者は死んだ。
花患いによって死んだ。

気を落ち着ける為に病室を出た兄者と弟者だが、空気は重かった。

(´<_` )「なあ、兄者」

( ´_ゝ`)「……なんだ?」

病院に着いてから一言も喋らなかった弟者が口を開いた。
兄者は何も喋りたくなかったが、反射的に返事をしていた。

(´<_` )「俺、怖いな……」

( ´_ゝ`)「ああ、まさかあんな……」

(´<_` )「違うんだ」

弟者の強い否定。
周りに人はいないことを確認し、弟者は告げた。


397名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:53:04 ID:I36AuJG.O

( <_  )「俺も、花患いなんだ」




弟者は隠していた。
本当は兄者と仲違いした直後には気付いていた。
だが誰にも言わなかった、言えなかった。

弟者は妹者を大切に思っていた。
だから、妹者に向けられるべき感情が自分に向けられるのを嫌った。

弟者は青い花を咲かせた。
深い海のような色だった。




398名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:54:36 ID:I36AuJG.O




僕の家の隣には変なじいさんが住んでいる。
その家には五本の立派な木が植わっていて、それぞれ違う色の花を咲かせている。

ある日僕はじいちゃんに訊ねた。

( ´∀`)「ねえ、じいちゃん。隣の家って変じゃないモナ?」

/ ,' 3「……あまりそう言うな。あそこのじいさんはな、一応わしの高校までの友達なんだぞ」

( ´∀`)「でもおかしいモナ。いっつも木には話し掛けるのに、僕らが挨拶しても無視モナ」

じいちゃんは急に悲しそうな顔になって言った。

/ ,' 3「あの木は……あいつの家族なんじゃよ」


それからしばらくの月日が経って僕は知った。
花患いという病気のことを。

じいちゃんが若かった頃に大流行した病気だという。
今は患者もいないらしく、話題にのぼることめない。
忘れられた病だ。

流石さんのじいさんは、それで家族を失ったらしい。
五人目、父親が死んだ直後に自分の足を切って障害者になった。
その給付と生活保護で何十年も暮らしているという。


399名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:55:26 ID:I36AuJG.O

大切なものを失った人間はそうも簡単に狂えるものかと、僕は恐怖とともに悲しみも覚えた。




兄者の目に映るのは五人の姿だった。

l从・∀・ノ!リ人「兄者、今日もいっぱいお話し聞かせてほしいのじゃ!」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「兄者は人気者だなぁ」

∬´_ゝ`)「そう言うなら父者も何か面白い話してよ」

 彡⌒ミ
(;´_ゝ`)「え、えぇ……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ほら、たまにはいいとこ見せてごらん」

(´<_` )「おお、父者の会社での活躍か。楽しみだなー」

l从・∀・*ノ!リ人「盛り上がってきたのじゃ」


400名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:56:09 ID:I36AuJG.O

( ´_ゝ`)「……そうだな」

麗らかな春の陽気の中、兄者は散らない花と会話する。

その光景は、けして他人には理解の出来ないものであった。







401名も無きAAのようです :2013/08/18(日) 23:57:01 ID:I36AuJG.O

  (
   )
  i  フッ
  |_|



('A`)百物語のようです2013( )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1376666266/



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