まぜこぜブーン

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 十物語のようです


1名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:13:55 ID:2cf1SXow0

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 (i,)
  |_|




2名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:14:46 ID:2cf1SXow0
お腹が痛い
熱い
痛い
熱い
痛い
ポタリ
ポタリ

これはなにが垂れる音?

ポタポタ......


ポタポタポタポタ......


ザーザー


これは......雨音......?





(; -∀-)「う......ううん?」


3名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:15:29 ID:2cf1SXow0
(; -∀・)「......雨?」


ぼんやりとした頭に冷たい水滴が降りかかる。
もやのかかる頭を振り、無理やり目を覚ます。
そこには見知らぬ光景が広がっていた。


(; ・∀・)「......どこだ、ここ?」


目が覚めるとそこは見知らぬ林のなかだった。
明かりもない、暗い林。
雨が降り、体を濡らす。
その雨粒に触れる度にその冷たさにまるで命を削られるかのような寒気を感じ体が小刻みに震えた。


(; ・∀・)「さっみぃ......」


体の熱がどんどんと奪われているのか体の震えが止まらない。
はやく、雨宿りを出来るところを探さなくては。


4名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:16:16 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......お?」


辺りを見渡すとぼんやりと暖かな光が目に飛び込んだ。
電気で作られた無機質な光ではない。
暖かな火の光だ。


( ・∀・)「......誰かいるのか?」


もしいるのならありがたい。
少し、暖をとらせてもらうことにしよう。
そう思うと早足でその明かりのもとへと向かった。


( ・∀・)「おやまぁ、これはこれは」


目の前に現れたのは立派とは言いがたい、むしろ潰れかけていると言うべきな寺が現れた。
雨を凌ぐにはまあ、少し不安もあるがしょうがない。
ないよりはまし、といったところか。


5名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:17:05 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......お邪魔しまーす」


なかに入るとそこは薄暗いなかにぼんやりと光る灯りが一つ。
燭台に弱々しい明かりを放つ蝋燭が灯っていた。


( ・∀・)「......えーと、借りますかな」


この寺を探索するためにも少しの間、この蝋燭を借りさせてもらうとしよう。
蝋燭は十分に長い。
この寺を探索するくらい、平気だろう。


( ・∀・)「......」ギィギィ


軋む廊下を歩いていく。
するとふと、寺の本道に幾つかの灯りが見える。
どうやらここには他にも人がいるようだ。


7名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:19:09 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......どーもー」


(,,゚Д゚)「......む?誰だ?」


(*゚ー゚)「あら?また新しい人?」


川 ゚ -゚)「......」


( ^ω^)「お、新しい人かお?名前は?」


('A`)「これで十人目、か。あんたどっから来たんだ?」


ミセ*゚ー゚)リ「あのーここどこか知りませんかー?」


(゚、゚トソン「全くなんでこんなとこにいるのやら。あなたはなにか知りません?」


(´・ω・`)「なにか知ってることをはなしてほしいんだが」


ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、あなたはなにか知らない?」


(; ・∀・)「で、出来たら一人ずつ話してもらえるとありがたい......」


8名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:21:49 ID:2cf1SXow0
話を聞くとどうやら皆も自分と同じ状況のようだ。
気がついたらここにいた。
蝋燭を見つけ、ここに集まった。


( ・∀・)「うーん......僕も分からないんだよなぁ」


('A`)「そうかぁ......いや、いいんだけどさ」


川 ゚ -゚)「......とりあえず、ここなら雨風凌げそうだが、これといってやることもないからなぁ」


(,,゚Д゚)「探索し回ったけどあったものと言えば俺たちの持ってる十本の蝋燭位だしなぁ」


(*゚ー゚)「うーん......そもそもこの蝋燭も誰が火をつけたんだろ」


(´・ω・`)「......言われてみれば確かにそうだね。ここには僕たちしかいなかった」


(゚、゚トソン「なのに、火が付いている。しかも人数分」


ミセ*゚ー゚)リ「これはなにか、事件の香りが!」


ξ゚⊿゚)ξ「......そんなこと、なんの意味があるのかしら?」


( ^ω^)「ま、ないおね。多分考えすぎなんだと思うお」


9名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:23:07 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......」


ポツリポツリと、少しずつあまり意味のない憶測混じりの会話が続く。
暇だ。
あまりこういう堅苦しい会話は好きじゃない。


( ・∀・)「......そうだ」


(´・ω・`)「ん?どうかしたのかい?」


( ・∀・)「少し、気分を盛り上げるために怪談話でもしません?蝋燭もありますし百物語......とはいかないものの十物語、なんて」


ミセ*゚ー゚)リ「......お気楽ねぇ。よくわかんない状況でそんなこと」


('A`)「でも、確かに悩んでもやることもねぇしなぁ」


(゚、゚トソン「親睦を深める、という意味でもそういう遊びはいいかもしれませんね」


(´・ω・`)「まあ、反対はしないよ。外も暗いし話ながら蝋燭を消して、寝るとしようじゃないか」


( ・∀・)(外がくらい......ねぇ)


そういえば今は何時なのか。
先程まで寝ていたはずなのに体もかなりだるい。
かなり疲れているようだ。
時刻は分からないが眠るのには賛成だ。
他の人も同じなのか自然に輪に座り、物語の準備をし始めた。


11名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:24:00 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「いやーてきとうだったんだけどねぇ」


ξ゚⊿゚)ξ「あら?今さらやらないなんて言わないわよね?」


( ・∀・)「それは問題ないよ。まあ本音を言えばさっさと蝋燭を消して寝たいね」


('A`)「はは、なら最初に話すか?そうすりゃさっさと自分の蝋燭を消せるぞ?」


( ・∀・)「いやそれはちょっと......話思い付かないし」


(゚、゚トソン「あ、なら私からいいですか?丁度、怖い話を思い出しました」


ミセ*゚ー゚)リ「いいんじゃない?私も時間かかりそうだし」


(´・ω・`)「僕も構わないよ。では、最初はあなたが。宜しくお願いします」


(゚、゚トソン「はい、では。始めますね」


12名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:24:55 ID:2cf1SXow0
(゚、゚トソン『老人がとある、奥深い森に住んでいました』


(゚、゚トソン『嘘のように静かな森のなかに二人で住んでいました』


(゚、゚トソン『そこに一緒に住んでいるのは病気がちな一人の少女』


(゚、゚トソン『苦しい闘病生活を老人と共に過ごしていました』


(゚、゚トソン『始めのうちはその生活も問題ありませんでした』


(゚、゚トソン『ひどい痛みも出る日はありましたが老人の介護があってかなんとか凌いでいました』


(゚、゚トソン『ところがある日、その家の食料が切れてしまいました』


(゚、゚トソン『残りはあと、家の隙間に詰まった米粒くらいしかありません』


(゚、゚トソン『今にも二人とも飢えて死にそうになりますが少女は病人、老人はその森を出る元気もなく食料は買いに行けません』


(゚、゚トソン『脳裏に死がよぎったそのとき、老人は気付きました、目の前に自分が育てた、美味しそうなお肉があることに』


(゚、゚トソン『血の臭いがする美味しそうな、大層美味しそうな肉に、飢えを凌ぐために足から少女が死んで鮮度が落ちないようにジュルリジュルリと啜るように肉を食べ、その日からその森には病気の悲鳴とは違う、痛々しい悲鳴が聞こえるようになったとさ』


13名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:25:59 ID:2cf1SXow0
(;'A`)「うげぇ......」


(;´・ω・`)「け、結構えげつない話が最初に来たね......」


ミセ;*゚ー゚)リ「は、話だけで痛々しすぎるんですけど......」


(゚、゚トソン「あ、これで火を消せばいいんでしたっけ?では......」


フッ......


( ・∀・)「これで一人目がおしまいか」


ξ゚⊿゚)ξ「うーん、意外とあっさりね」


(;,,゚Д゚)「そ、そうか?痛々しすぎてちょっと休みたいくらいなんだが......」


(*゚ー゚)「弱虫ー」


(;,,゚Д゚)「なっ!?」


ξ゚⊿゚)ξ「はいはい、ケンカしない......もう」


14名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:26:40 ID:2cf1SXow0
川 ゚ -゚)「......ふむ、では静かになったところで次は私に行かせてはくれないか?」


( ^ω^)「お、あの話の後とは随分自信ありのご様子だおね」


川 ゚ -゚)「まあ、期待せず聞いてくれ。ふと頭に浮かんだお離しだしな」


('A`)「お、即席かい?いいねぇ」


ミセ*゚ー゚)リ「あ、あまり痛いのはやめてね?」


川 ゚ -゚)「ま、善処するよ。では、始めるぞ」


15名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:27:21 ID:2cf1SXow0
川 ゚ -゚)『日が暮れ始めた頃の話だ』


川 ゚ -゚)『崖のそば、沼の近くにとある山道があった』


川 ゚ -゚)『霧の濃い、ぬかるんだ誰も通らないような山道だ。そこに一人の少女が歩いていた』


川 ゚ -゚)『えらくその道に不釣り合いな格好の男が反対から歩いてきた』


川 ゚ -゚)『例に上げるなら山道に裸の男がいるくらいに不自然な男だった』


川 ゚ -゚)『化け物、と例えてもいいかもしれない』


川 ゚ -゚)『もちろん、その少女はその男を見るとすぐに引き返そうとしたがそこは山道』


川 ゚ -゚)『近くに民家などはなく、助けは呼べなかった』


川 ゚ -゚)『ぬかるんだ山道を走って逃げるのもまた危険だ』


川 ゚ -゚)『しかし、このままではこの男に何かされるかもしれない』


川 ゚ -゚)『腹をくくり、少女は意を決して男に話しかけることにした』


川 ゚ -゚)『しかし、返事はなくその男は黙って崖に少女を突き落とした!』


川 ゚ -゚)『沼に沈みながら彼女は必死にもがこうとした、しかしそれを防ぐように男も一緒に飛び込んできて、まるで抱き締めるように少女を抱きしめ、沼に沈んでいったそうだ』


16名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:28:06 ID:2cf1SXow0
(,,゚Д゚)「お、おお?終わりか?意外と重くない」


川 ゚ -゚)「うーむ......やはり即席だとうまくないか?」


(*゚ー゚)「でもよく考えると怖くない?」


('A`)「む?なんでだ?」


(*゚ー゚)「誰も通らない山道でその少女を抱きしめて無理心中なんて......それってさぁ」


(´・ω・`)「ストーカー、か。なるほどね。一緒に死にたいほど愛してる、って感じかな?」


(; ^ω^)「そ、そう考えるとえげつないお......」


ミセ;*゚ー゚)リ「うへぇ......これはこれで重いねぇ......」


(;,,゚Д゚)「聞きたくなかった......」


川 ゚ -゚)「ふむ、では私の蝋燭を消させてもらおうかな」


フッ......


17名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:28:52 ID:2cf1SXow0
ξ゚⊿゚)ξ「うーん......」


( ・∀・)「あれ、どうかされました?」


ξ゚⊿゚)ξ「いやー、そんなに人を愛せるのになんで死ぬのかなぁって」


ミセ*゚ー゚)リ「そ、それは作り話だしね」


(´・ω・`)「いや、よくある話だよ」


(,,゚Д゚)「え」


(´・ω・`)「絶対結ばれないからこそ死ぬときだけは一緒に、てね」


ξ゚⊿゚)ξ「あー......なーるほど」


(; ・∀・)「モテたいとか思ってたけどそんな愛はやだなぁ......」


(*゚ー゚)「ま、そうそうあるものじゃないでしょこんなの」


(´・ω・`)「ふふ......そうだといいね」


(;*゚ー゚)「え......あるの?」


(´・ω・`)「さ、次は誰がいくかい?行かないなら僕が話したいな」


(;*゚ー゚)「無視すんな!!なんか怖くなるじゃない!」


(,,゚Д゚)「弱虫」ボソッ


(;*゚ー゚)「あんたには言われたくないわ!」


(´・ω・`)「やれやれ......じゃ、無視して話を始めさせてもらうよ」


18名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:29:34 ID:2cf1SXow0
(´・ω・`)『これはとある住宅街での出来事だ』


(´・ω・`)『ここには多くの人が住んでいて皆仲良しで知られている』


(´・ω・`)『話をすれば、止まることなく一日が過ぎるほど仲良しだ』


(´・ω・`)『しかし、そこにすんでいるとある少年は少し不思議に感じることがあった』


(´・ω・`)『とにかく大人たちが仲が良すぎるんだ』


(´・ω・`)『正確にはまるで何かの集団のように感じられた』


(´・ω・`)『イジメグループにも似た、歪な雰囲気の集団に感じられたんだ』


(´・ω・`)『脳裏に大人たちが何か隠してるんじゃないかと少年は考えた』


(´・ω・`)『初めは思い過ごしだと思ったが違った。彼は見つけてしまったんだ』


(´・ω・`)『座敷の下に隠された、無数の死体を。バラバラにされたそれを、だ』


(´・ω・`)『まあ、それを見た少年はパニックになった』


(´・ω・`)『呑気にしている場合ではない、これを見たのをバレれば自分もこうなるかもしれない』


(´・ω・`)『精一杯、走って逃げた。逃げて逃げてやっとの思いで警察に駆け込んだ』


(´・ω・`)『考える暇もなく少年は助けを頼んだ。死体があった。自分も殺されるかもしれない。助けてくれと言った。すると警察は少年を保護すると奥の部屋へと連れ込んだ』


(´・ω・`)『今、少年はどこにいるかはわからない。ただわかるのはその町の犯罪を扱うのはその警察署で、その町の犯罪の犯人は誰も捕まってはいなくまた一人、また一人と人が消えてる、ということだけだ』


19名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:30:19 ID:2cf1SXow0
(*゚ー゚)「うーん、これはこれは......なんだろ?」


(,,゚Д゚)「まぁ、あれだろ?親たちが隠してたと思ったのは実は間違いで本当は警察が悪かったって話じゃねーの?」


('A`)「ああなるほど......となると親たちの違和感というのは」


ξ゚⊿゚)ξ「警察にいつ消されるか分からなくて震えてた、ってところかしらね?」


(; ^ω^)「お......頼るべきものが実は敵なんて考えたくないお......」


ミセ*゚ー゚)リ「ま、まぁ痛々しくないしまだ平気かも......」


(´・ω・`)「あ、これは余談だけど死体には拷問の後もあったそうだよ」


ミセ*゚ー゚)リ「ごめんやっぱ無理」


( ・∀・)「秘密を黙らせるための拷問による死か、それとも遊び心による拷問死か......考えるだけで嫌になるね」


(´・ω・`)「ふふ......では、消させてもらおうかな」


フッ......


20名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:31:00 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「三本目......順調だね」


ξ゚⊿゚)ξ「そうね......で、次は誰がいくのかしら?」


( ^ω^)「......いないみたいだおね」


ミセ;*゚ー゚)リ「ご、ごめん......私は少し皆の話にやられてしまってるからパスで」


( ・∀・)「おれもまだいいや......」


(*゚ー゚)「あ、ならあなたは?出来ない?」


ξ゚⊿゚)ξ「私?んー、まあ他の人がやらないならやるわ」


(,,゚Д゚)「お、そうか?じゃあお先にどうぞ」


ξ゚⊿゚)ξ「そう、じゃお言葉に甘えますかな」


21名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:32:00 ID:2cf1SXow0
ξ゚⊿゚)ξ『晴れ渡ったある日の話よ』


ξ゚⊿゚)ξ『菜の花畑のなかに一人の少女がいたの。その菜の花畑は専門家も見たことないような肥料を撒くおじさんが管理してることで有名なの』


ξ゚⊿゚)ξ『しばらく少女はその肥料のお陰かはわからないけど見たことないくらい美しい菜の花を眺めて楽しんでいたわ』


ξ゚⊿゚)ξ『花のいい臭いが鼻孔を刺激し彼女はポツリと綺麗な花畑ねって言ったの』


ξ゚⊿゚)ξ『すると突然そうだねって返事が横からかえってきたの。それは管理人のおじさんだったわ』


ξ゚⊿゚)ξ『別にそこは不思議じゃない。でもその横にいたおじさんはおかしな点があったの。おかしいと感じたのは臭いのせい』


ξ゚⊿゚)ξ『鉄の、臭いがしたのよ。まるで血のような鉄の臭い』


ξ゚⊿゚)ξ『自分が嗅いだことのないくらい強い鉄の臭いだった。そう、肥料の正体は血肉だったの。怖くなった少女は必死に逃げた。逃げた先にあったのは一件の神社』


ξ゚⊿゚)ξ『神社に駆け込んだ少女は必死に神様にお祈りをした!必死に必死に祈りを捧げたの。でも無駄だったの。すぐに捕まってしまった』


ξ゚⊿゚)ξ『捕まった彼女はそのまま菜の花畑につれてこられたわ。ただ、さっき花を見ていたときとは違って土のなか、バラバラでだけど、ね』


22名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:32:49 ID:2cf1SXow0
(;,,゚Д゚)「あああ......まーた死んだ」


ξ゚⊿゚)ξ「あら?死んでないわよ?」


(; ^ω^)「え"!?」


ξ゚⊿゚)ξ「バラバラはバラバラでも四肢の切断、まあ、意識のあるうちに生き埋めにされたって話よ」


ミセ;*゚ー゚)リ「どっちにしても死ぬじゃん!!やーだー!!」


('A`)「......まあ数分以内に助けられたなら生きてる可能性はない訳じゃないが、絶望的だわな」


(*゚ー゚)「救いはないのねぇ……かわいそうに」


( ・∀・)「ま、神に祈っても助けられなかったんだ。もう救えるやつなんていないだろ」


ξ゚⊿゚)ξ「クスッ......それもそうね。じゃ、お先に」


フッ......


23名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:33:53 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「四本目ー」


(,,゚Д゚)「よーしじゃあお次は俺がいかせてもらおうか」


(*゚ー゚)「えー?出来るの?」


(,,゚Д゚)「うっせ!そんなに怖がりじゃねーよ!」


( ^ω^)「強がるなおー」


(;,,゚Д゚)「あ、あんたまで......もういいや」


( ・∀・)「おい」


(,,゚Д゚)「ん?なんだ?」


( ・∀・)「漏らすなよ?」


(;,,゚Д゚)「るせー!!」


24名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:34:38 ID:2cf1SXow0
(,,゚Д゚)『浜辺に一人の少年がいた』


(,,゚Д゚)『夏ではないせいか人は自分以外誰もいない』


(,,゚Д゚)『静かな浜辺。波の音以外なにも聞こえない。そのお陰で彼はちょっとしたことをしてみようと思った』


(,,゚Д゚)『浜辺に穴を掘り、簡単な落とし穴を作ったんだ』


(,,゚Д゚)『すっかり日が暮れるまで掘り続けたお陰かわりと深い穴に出来上がったがここである問題が一つ出来てしまった』


(,,゚Д゚)『別に誰かを引っ掛けたかったわけではなかったのだがその出来映えに少し埋めるのが勿体無くなってしまったんだ』


(,,゚Д゚)『適当に何かを被せておけばいい、そう思った彼は薄い板を穴の上においた。これならバレないし誰も落ちることもないだろう』


(,,゚Д゚)『他のこと、まあ宿題とかそういうものに気をとられてたせいかその程度にしか考えることができなかったんだ......しかし、事態は甘くなかった。次の日穴に行くと中から呻き声が聞こえるんだ』


(,,゚Д゚)『んーんーって苦しそうな声だ。そう、誰かが生き埋めになっていたんだ』


(,,゚Д゚)『突然のことに驚きながらも自分のせいで人が死んでしまうかもしれないと思うと慌てて彼は砂を掘り返した。が、なかには誰もいなかった』


(,,゚Д゚)『嘘のようになにもないただの穴。安心した彼は穴から戻ろうと外に出ようとしたその瞬間!穴は急に崩れだし彼を砂のなかに閉じ込めた。そして先程聞こえたんーんーという呻き声がまるで誰かを砂のなかに呼び込むようにまた聞こえだしたとさ』


25名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:35:20 ID:2cf1SXow0
(;'A`)「まーた生き埋めかよ......」


(,,゚Д゚)「うっせうっせ!」


(*゚ー゚)「でも最初に聞こえた呻き声はなんだったんだろ?」


ミセ*゚ー゚)リ「もしかしてだけど本当は誰か死んでてそれの怨霊......とか?」


( ・∀・)「ははっ、そりゃいいね」


(; ^ω^)「......よくねーお」


(,,゚Д゚)「ま、とりあえずお疲れさん」


フッ......


26名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:36:03 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「お?半分か」


ミセ*゚ー゚)リ「わりと順調だねぇ」


('A`)「だな......で、お次は」


( ^ω^)「おっおっお!なら後半戦第一発は僕がもらうお!」


(*゚ー゚)「お、気合い十分だね」


( ・∀・)「これは楽しみだね」


( ^ω^)「お!まかせるお!」


27名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:36:56 ID:2cf1SXow0
( ^ω^)『新学期、学校の話だお』


( ^ω^)『二年生になった少年は新しいクラスに胸を踊らせながら登校したお』


( ^ω^)『沢山の希望を胸に学校に向かうとそこで貼り出された掲示板には彼の名前がない』


( ^ω^)『クラス分けに名前がないなんて変だと感じた彼はすぐに先生にききにいった』


( ^ω^)『名前がない、僕はどこのクラスなんですかって。でも反応がない......誰も返事をしてはくれないのだ』


( ^ω^)『いく場所どこでも誰も気づいてはくれない。そう、彼は誰にも気づかれなくなってしまった......生きる希望をなくした彼は空を飛んだお。そして彼は誰に見つかることもなくただの赤い染みになってしまったお』


28名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:37:38 ID:2cf1SXow0
ミセ*゚ー゚)リ「誰も反応してくれないなんて可哀想に......」


('A`)「心がいたいが......これはイジメ、か?」


(*゚ー゚)「どうだろうね。まあそうなんだろうけど」


(; ^ω^)「え!?心霊現象で反応されなくなったんじゃないのかお!?」


( ・∀・)「あ、そういう話なの?」


( ^ω^)「え?あーいやよくわかんないお」


('A`)「あんたの話した話だろうが......」


( ^ω^)「おー......まあいいお。じゃ、消すおー」


フッ......


29名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:38:20 ID:2cf1SXow0
ミセ*゚ー゚)リ「六本目ー」


(; ・∀・)「あ、俺の役目!」


(*゚ー゚)「なにそれ」


('A`)「んなのどうでもいいだろうに......」


( ・∀・)「まあそうだけどなんかむかつくわー」


ミセ*゚ー゚)リ「へへ......あ、じゃあこのまま私がやっちゃってもいいですかね?」


( ・∀・)「勝手にやれよチクショウ」


ミセ*゚ー゚)リ「んじゃ、いきまーす!」


30名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:39:02 ID:2cf1SXow0
ミセ*゚ー゚)リ『車のなかに少女とその両親、計三人が乗っていた』


ミセ*゚ー゚)リ『ルート検索をしながらよく知らない夜道を危なっかしく進んでいたの』


ミセ*゚ー゚)リ『示されたルートはガードレールもないような山道。しかしそれが近道とあって気にせず父親はそちらの方へハンドルをきったの』


ミセ*゚ー゚)リ『今にも崩れそうな道。細くて街灯もなく危ないとしかいいようのない道だったけどゆっくり進んだお陰か問題なく進めていた』


ミセ*゚ー゚)リ『残り1kmくらいになったときだろうか。山道もそろそろ終わるのかルート案内が真っ直ぐ一本道を進むように指示をした』


ミセ*゚ー゚)リ『もうすぐこの道ともお別れだ、そう考えると少女は安堵した。まあ怖いものは怖いわよね』


ミセ*゚ー゚)リ『今何時だろうとふと車の腕時計を覗きこもうとして少女は電波時計に電波が入っていないことに気が付いた。携帯も圏外。ならあのカーナビは何を受信してルートを示したのか?』


ミセ*゚ー゚)リ『やな予感がしてすぐに父親に伝えようとしたその瞬間!車は崖に向かってまっ逆さまに落ちていってしまったとさ』


31名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:39:44 ID:2cf1SXow0
(*゚ー゚)「......え、なに怖いんだけど」


(;'A`)「謎の電波......それに従ったことによる死......うーむ」


(; ・∀・)「な、なんか一番こういう話をしなさそうな人がこうも怖い話をするとはね......」


ミセ*゚ー゚)リ「えへへ、聞くのは嫌だけど話すのは好きなのー。じゃ、そゆことで」


フッ......


( ・∀・)「残りさんぼーん」


('A`)「言えてよかったな」


( ・∀・)「うるせー」


(*゚ー゚)「じゃあ、どうしよっか」


('A`)「あ、まだやらない感じ?なら俺がいきたいわ」


(*゚ー゚)「あら、いいわよ。あなたは?」


( ・∀・)「うん、俺は締めがいい」


(*゚ー゚)「じゃ、私がラスト前ね。了解」


('A`)「よしじゃあ、いかせてもらうわ」


32名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:40:32 ID:2cf1SXow0
('A`)『寒空の下、ある男が歩いていた』


('A`)『今時風の格好をした、いかにも草食系っぽい男だ。その男の前に女が突然現れた』


('A`)『ゴムで長い髪を結んだ、顔の整った美しい女性だった』


('A`)『肉付きもよく、まさに美女だ』


('A`)『話しかけたいと男は思ったがそこは草食系。そんな勇気はない』


('A`)『なけなしの勇気を振り絞りできたことといえば頭を下げて挨拶するくらいだ』


('A`)『せめて、声くらい出せばよかったと思ったその瞬間、女の方から話しかけてきた』


('A`)『手に着けていたアクセサリーを探してる、一緒に探してほしいってね。それだけでも男は舞い上がってしまった』


('A`)『欲は言えない。これでお近づきになれるかもしれないと思った彼は一緒にそれを探すことにした。数十分探したが生ゴミがあるだけで見つからない。しかしそこであることに気が付いた』


('A`)『考えてみれはなにを探すかを詳しく聞いてないのだ。そこでなにを探しているかを聞いた。そしたら女は探すのはいいから代わりに新しいのを作るから手伝ってほしいといってきた』


('A`)『ついその必死なお願いに男はすぐにうなずいてしまった。すると突然女がナイフを取りだし腹を切りつけてくるではないか!』


('A`)『助けを求める暇もなく腹を開かれた男の中に女は手を差し込み、腸を掴むとグッと引き抜き腕に巻きうっとりとした目でそれを見つめていた......そう彼女のアクセサリーは臓物なのだ。先程見つけた生ゴミも、もしかしたら人の腸だったのかもしれない』


33名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:41:48 ID:2cf1SXow0
(;*゚ー゚)「き、き、き、キモい!」


( ・∀・)「キチガイはNGだわー」


('A`)「ははっ、いくらかわいくてもキチガイはイヤだよな」


(*゚ー゚)「......」


( ・∀・)「?どした?」


(*゚ー゚)「私は普通だよね!?」


(; ・∀・)「う、うん?た、たぶんそうなんじゃない?」


('A`)「大丈夫だ。嫌われるほどキチガイなやつなんてそうそういねーよ。じゃ、俺も終わりだな」


フッ......


34名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:42:34 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「ラスト2、か」


(*゚ー゚)「......長いようで短かったなぁ」


( ・∀・)「......ねぇ知ってる?百物語は終わったときに怪奇現象が起こるらしいよ」


(*゚ー゚)「ふふ......じゃあこの十物語で何が起こるか楽しみね」


( ・∀・)「......怖くない?」


(*゚ー゚)「怖くないわよ?」


( ・∀・)「やめたくない?」


(*゚ー゚)「......どうしたの?」


( ・∀・)「いや......なんとなく、だけど」


(*゚ー゚)「変なの......ま、やるからには最後までやりましょ?」


( ・∀・)「......うん」


(*゚ー゚)「じゃ、いくわね」


35名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:43:15 ID:2cf1SXow0
(*゚ー゚)『水泳教室に通う一人の少女がいた』


(*゚ー゚)『ここには地下に謎の部屋があるのだけどもちろんみんな立ち入り禁止。誰もなかがどうなってるかを知らないの』


(*゚ー゚)『しかし、少女はそこがどんなところなのか気になってしょうがなくなりどうやってか忍び込めないか考えていた』


(*゚ー゚)『反対してくる友達もいたけどもう止められない。彼女は意を決して忍び込むことにした』


(*゚ー゚)『壊れかけている謎の部屋の扉を無理やりドライバー等をねじ込んで壊した』


(*゚ー゚)『悪いことをしたとは思ったけどそれより興味が上回ったのだ』


(*゚ー゚)『薬の臭いの充満するボイラー室』


(*゚ー゚)『長くいると気分がすぐに悪くなりそうだと感じた彼女はすぐにここを出ようと考えたが扉が開かない。壊れて開かないのだ』


(*゚ー゚)『苦しい、薬品が喉を焼き彼女は息ができなくなっていくのを感じた』


(*゚ー゚)『なんとなく、顔に手を触れるとぼろりと何かが剥がれた』


(*゚ー゚)『爪にひかかったそれは顔の皮膚だった。溶けて、剥がれているのだ』


(*゚ー゚)『沢山の皮膚が溶け剥き出しの肉が薬品に焼かれながら彼女は密室のなか苦しみながら意識を失ったとさ』


36名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:43:58 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......」


(*゚ー゚)「......どうしたのよあんた。さっきまで余裕そうだったのに。そんなに怖かった?」


( ・∀・)「いや......よくわからない」


(*゚ー゚)「なにそれ?」


( ・∀・)「うーん......とりあえず、火は、消すのか?」


(*゚ー゚)「......もしかして暗いの苦手とか?」


( ・∀・)「そうじゃ......ないんだけどさ」


(*゚ー゚)「そ、ならもう消させてもらうわ。最後、期待してるわよ」


フッ......


( ・∀・)「......ラースト」


( ・∀・)「......」


( ・∀・)「......」


( ・∀・)「......じゃ、いくね」


37名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:44:50 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)『三階建ての家にすむ一人の少年とその家族がいた』


( ・∀・)『よく家族で遊んだりと仲のいい家族だった。外では、ね』


( ・∀・)『嘘のように、家のなかでは暴力が振るわれた。まるで鬼にとりつかれたかのように暴力を少年に振るった』


( ・∀・)『なけなしの勇気を振り絞り少年は警察に電話をした。助けてくれと叫んだ。返ってきた返事は殺しに行くから待ってろという父親の声だった』


( ・∀・)『乱暴に扉が開いたかと思うと包丁を持った鬼がいた。別の言い方をするなら父親と言うべき人なのだがそれはもはや鬼としか言えない姿だった。その鬼は少年を見つけると嬉しそうに抱き締めてそのまま腹に包丁を突き刺したとさ』


38名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:45:34 ID:2cf1SXow0
( ・∀・)「......」


( ・∀・)「......」


( ・∀・)「......あれは、雨の音なんかじゃなかった」


( ・∀・)「......あれは僕の、血の音だ」


( ・∀・)「......」


( ・∀・)「......ああ、そうだったのか」


( ・∀・)


( ・∀・)「......だ」


39名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:46:25 ID:2cf1SXow0
( ;∀;)「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!まだ、まだ死にたくない」


( ;∀;)「ろ、ろうそく!!ろうそくはどこだ!?」


( ;∀;)「い、やだ......とう、さん......やめて......あ、ああ」


( ;∀;)「きえ......ああ......消えないで......あ」


40名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:47:07 ID:2cf1SXow0
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」























フッ......


41名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:48:34 ID:2cf1SXow0











ザザッ......


えー続いての昼のニュースです。
今日の未明、病院の患者十名がほぼ同時刻に死亡する事故が起こりました。
患者は先日救助された生き埋めにされていた少女や沼で無理心中をされそうになっていた少女などで......


42名も無きAAのようです :2013/08/15(木) 18:49:42 ID:2cf1SXow0

  (
   )
  i  フッ
  |_|




ガラケーの方は、こちら
十物語のようです
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[ 2013/08/15 23:23 ] 百物語のようです2013 | CM(0)
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