まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ( ^ω^)カウントダウンのようです


375 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:24:55 ID:d3t9MV8U0

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 (i,)
  |_|




376( ^ω^)カウントダウンのようです 1/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:27:53 ID:d3t9MV8U0
海沿いの小さな町で彼は産まれた。
そのまま成長し、小学生となった。




月曜日。

彼は異変に気付いた。

川д川

ベットから起き上がると、目の前に女の人がいた。

Σ(;^ω^)「うおお!?」

叫んでしばらく動けなかった。

しかしその女性はただベットの上に座っているだけだった。
特に何をする様子もない。
それどころか、今は自分の体の上にいるのにまったく重さを感じなかった。

恐る恐る女性の足元を見る。

本来足がある場所に何もなかった。
腰から上の部分しかないのである。

つまりこの女性は、いわゆる幽霊と言うものなのだろうか。


377( ^ω^)カウントダウンのようです 2/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:28:56 ID:d3t9MV8U0
J( 'ー`)し「おはよう、ブーン」

( ^ω^)「おはようだお、かーちゃ……ん?」

ふと耳に何か聞こえてくる。

振り向くと、女性が母を指さして何かを呟いていた。

J( 'ー`)し「ブーン? どうしたの?」

(;^ω^)「ああ、いや」

どうやら母にはこの女性の姿は見えていないらしい。

そのとき、女性の発する言葉の一部がはっきりと聞えた。

「……3……………」

その後、今にも消え入りそうな、掠れきった笑い声。

(;^ω^)「えっ」

ブーンは思わず声を出した。


378( ^ω^)カウントダウンのようです 3/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:29:57 ID:d3t9MV8U0
3とは、いったいどういう意味なのだ。
幽霊を見ても、にやにや笑うだけ。
目元はそもそも隠れていてよくわからない。

母親が不審そうに見つめてくる。

J( 'ー`)し「どうしたのブーン、3って?」

(;^ω^)「い、いや、何でもないお!」

J( 'ー`)し「まだ寝ぼけているのかしら」

(;^ω^)「本当に、なんでもない、お」

寝ぼけているならまだいい。
この不気味な半身の幽霊が本当に見えているならば、自分はおかしくなったに違いない。
いっそのことまだ寝ぼけていて、これが幻覚だとわかってくれればよかった。

J( 'ー`)し「はやくご飯食べなさい」

朝の会話はそれきりだった。


379( ^ω^)カウントダウンのようです 4/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:31:05 ID:d3t9MV8U0
小学校に行く途中でも何人か人を見かけた。
会社へと向かうサラリーマン、散歩に向かうおじいちゃん。

腰から上だけの女性は、時折その人々に指を指してぼそぼそと呟いた。
いつも数字のところだけやたらとはっきり聞える。

しかもその大半は、3に満たない数だった。

結局この幽霊は消えなかった。
頭がすっきりしてからも見える。どうやら幻覚ではないらしい。
それにしても、この幽霊を見ると不安になる。

何か良くないことの兆しなのだろうか。
ブーンはただならぬものを感じ、なるべく幽霊を見ないように勤めた。
しかし見ていなくても、かすれるような数字の宣告は聞えてくる。

常に耳をふさぐわけにもいかない。
無視をきめこむしかなかった。

学校につき、クラスに入る。
教室の一番うしろの自分の席へ赴く。


380( ^ω^)カウントダウンのようです 5/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:31:58 ID:d3t9MV8U0
ξ゚⊿゚)ξ「おはよう、ブーン」

隣席のツンが声をかけてきた。
幽霊はまた指を指して、「3」と告げる。

(;^ω^)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの、元気ないわね」

こういう話を聞いたことがある。お話の中でだが。
人の頭の上に数字が浮かぶ、そしてその数字は、その人が死ぬまでの日数を表しているとか。

今の状況に似ているとブーンは思った。
数字は幽霊から告げられるが、ひょっとしたらそれは死の宣告なのかもしれない。

この幽霊は死神か何かで、他の人の死を予言している。
その不吉な身なりから、ブーンはそんな想像までしていた。

(;^ω^)「ツン……ツンは元気かお?」

ξ゚⊿゚)ξ「あたし? ええ、もちろん元気よ」

(;^ω^)「本当かお? 実は重い病気にかかっているとかないかお!?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ど、どうしたのブーン?」


381( ^ω^)カウントダウンのようです 6/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:32:58 ID:d3t9MV8U0
(;^ω^)「じ、実は……」

('A`)「おう、おはようブーン」

背後から声をかけられた。
振り返ると、彼の親友であるドクオがいた。

ブーンは言葉を返そうとした。

しかし、途端に止めてしまう。

('A`)「どうしたよ、そんな口をあんぐりと開けて」

(;^ω^)「あ、ああ……」

ドクオを見た瞬間、幽霊の言葉が聞えたのだ。

幽霊の告げた数字は、0だった。

その数字を告げてから、幽霊は狂ったように長く笑っていた。
まるでこの状況がとても愉快な状況であるかのように。


382( ^ω^)カウントダウンのようです 7/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:33:58 ID:d3t9MV8U0
担任の数字も3。
他のクラスの人になると、2とか1もちらほらいるようだ。
しかし今の状況だけでその数字の意味を知るのには限界があった。

結局まだ幽霊の話を打ち明けられないまま、ブーンはドクオと一緒に帰ることにした。

('A`)「ブーン、なんだか朝から変じゃないか?」

(;^ω^)「え、な、何が」

帰り道、ドクオは不意にブーンに質問した。

('A`)「いやだって、挙動不審というか」

(;^ω^)「べ、別に何も隠していないお!」

とはいいつつも、ブーンの目はドクオがいつ不幸に見舞われるのか心配でならなかった。


383( ^ω^)カウントダウンのようです 8/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:34:57 ID:d3t9MV8U0
ドクオは生来弱々しい体つきをしている。
もし今ここで急病で倒れたとしても納得できるくらいだ。

0という数字。
もう今日で命が絶たれるということなのだろうか。

しかしいくら虚弱体質だとしても、病気で一日で死ぬことはあり得るのだろうか。

('A`)「どうも気になるなあ……お、信号変わり目だぜ、急ごう」

ドクオはすぐに走り出してしまう。
ブーンは慌てて声をかけた。

なんだかドクオが遠く離れて行ってしまう、そんな悪寒が走った。


384( ^ω^)カウントダウンのようです 9/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:35:57 ID:d3t9MV8U0
ブーンの声は、ドクオにはもう届いていなかった。
思わず伸ばした手が空を切る。

脇道から車が飛び出してきたのは、そのすぐ後だった。

( ^ω^)「あ、あ」

目の前の情景がスローモーションのように進行していく。

宙を飛んでいく親友を見て、声を失った。




火曜日。


385( ^ω^)カウントダウンのようです 10/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:36:58 ID:d3t9MV8U0
ドクオは入院した。
幸いまだ生きている、ただかなり危険な状態らしい。
担任もかなり狼狽している様子で、話している最中も目に涙を浮かべていた。

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、大変なことになっちゃったね」

( ^ω^)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン?」

( ^ω^)「ツン、後で話したいことがあるお」

ブーンはツンの方を向き、小声で告げた。
幽霊はツンを指さして、嬉々として「2」と言った。


386( ^ω^)カウントダウンのようです 11/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:37:58 ID:d3t9MV8U0
放課後、二人は近所の公園のベンチに座った。

ξ゚⊿゚)ξ「幽霊が数字を伝えてくる?」

( ^ω^)「そうなんだお。例えば今のツンや、他のクラスの友達は2」

( ^ω^)「昨日は3だったお。今日になって、みんな一日分進行しているんだお」

(  ω )「……そして昨日、ドクオの数字は0だったんだお」

ブーンは控え目に最後の言葉を付け足した。

(  ω )「もしかしたら、これはみんなの寿命なのかもしれない、そう思うんだお」

( ;ω;)「ひょっとしたらこれからあと2日で何か大災害が起きてみんな死んじゃうのかも」


387( ^ω^)カウントダウンのようです 12/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:38:58 ID:d3t9MV8U0
すると、それまで多少動揺していたツンが、首を横に振った。

ξ-⊿-)ξ「それはありえないわ、ブーン」

ξ゚⊿゚)ξ「だって、もしそれが寿命なら、ドクオは昨日の時点で死んでなきゃならないでしょ」

( ;ω;)「あ……」

ξ゚ー゚)ξ「でもドクオはまだ生きている。そうでしょ」

( ;ω;)「た、確かに……」

ξ゚ー゚)ξ「きっとその数字、何か別の意図があるのよ」

ツンはそういうと、ブーンに微笑んでくれた。


389( ^ω^)カウントダウンのようです 13/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:39:58 ID:d3t9MV8U0
その日、ブーンは昨日よりもだいぶ軽い気持ちで帰宅することができた。
ドクオの死を意識して怯えていた感情も薄れたし
ツンが笑いかけてくれたことも嬉しかった。

なんで嬉しいのかはまだよくわからなかったが。

J( 'ー`)し「ブーン、ご飯よー」

( ^ω^)「はいだおー」

居間にいくと、母親の手料理が並べられている。
ブーンは母親の手料理が大好きだった。

父親は単身赴任。実質母親とブーンは二人で暮らしていた。
母親にとって、ブーンはきっとかけがえのない存在だろう。
ブーンにとってもそれは同じことだった。

だからこそ、今朝幽霊が母親を指して2と告げたとき気が滅入った。
でもこの数字が寿命を表しているわけではない、ブーンはそう自分に言い聞かせた。

落ち込んでいるばかりではいられない。
母親はまだ生きている。ドクオも、ツンも、生きている。
数字に怯えているばかりでは何もできなくなってしまう。



水曜日。


390( ^ω^)カウントダウンのようです 14/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:40:59 ID:d3t9MV8U0
恐怖を克服するため、幽霊の正体を探ろうとしたが、どうしようもないとすぐにわかった。
情報が少なすぎた。結局は何かが起こるまで何もできない。

すでに0の人も何人か見かけていた。
幽霊はその数字を告げるたびに、狂気の笑い声をあげる。
掠れているのに嫌に耳に残る、不気味な笑い声だ。

この数字はカウントなのだろう。
今のところ、一日たって一ずつ減る人しか見かけていない。
途中で一気に数が減ったり、あるいは急に増えたりすることもなかった。

数字はどんどん減っていく。
0を過ぎるとカウントがどうなるのかは今のところわからない。
でも誰かが亡くなったという話も聞かないし、やはり寿命ではないらしい。




木曜日。


391( ^ω^)カウントダウンのようです 15/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:42:00 ID:d3t9MV8U0
幽霊が告げる数字は全て0になっていた。
担任だろうと、クラスメイトだろうと、ツンだろうと。

しかし、気にするのにももう疲れてきた頃だった。
結局0以降何が起こるかはわからない。
しかしもちろん今この場で大災害が起こるような兆候は無い。

明日になれば何が起こるかわかるんだ。
ブーンはそう思うと、むしろ怖いというよりわくわくした気持ちになった。

きっともうすぐ数字の謎が判明する。
そのときに理解できればいい。

相変わらず幽霊は不気味だが、もう数字に対する恐怖心は薄れつつあった。


392( ^ω^)カウントダウンのようです 16/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:42:58 ID:d3t9MV8U0
帰りのHRで、先生はドクオの意識が回復したことを告げた。
手術は奇跡的にも上手くいったのである。

宙を舞うほどの衝撃を受けて無事でいるというのはめったにないことだろう。
小学生ゆえに体力があり、ひと月もすれば退院できるらしい。
ブーンとツンはお互いに顔を見合わせて、ひっそりと喜びをわかちあった。

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、よかったわね」

( ^ω^)「まったくだお。数字なんて、なんでもなかったんだお」

ブーンは心が満たされる思いを感じた。
恐怖を完全に無視できていることからくる安心感だ。

ξ゚ー゚)ξ「うん……ほんと、良かった」

ツンが小さい声で言う。心底ほっとしたとでも言うように。
なぜだかその声はブーンの耳によく残った。

海の傍の帰り道。
潮風が心地よく吹いている。
周りにはほかに誰もいない。ただ静かに波の音が聞えているだけ。
夕焼けが二人を赤く照らしていた。


393( ^ω^)カウントダウンのようです 17/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:43:57 ID:d3t9MV8U0
ξ゚⊿゚)ξ「あたしね、ブーンから数字の話聞いた時、ちょっと怖かった」

ξ゚⊿゚)ξ「もしかしたら本当に寿命なのかなって」

ツンの前を歩いていたブーンは、立ち止まって振り返った。
ツンも立ち止まった。
彼女は悲しそうな顔をしていた。

ξ゚⊿゚)ξ「もしかしたらあたしたちばらばらになっちゃうのかなって、そう思うと怖くて、あの時咄嗟に反論しちゃった」

そう言って、ツンは顔を俯かせた。もう表情はわからない。

三人はいつでも一緒だった。
ブーンとツン、そしてドクオ。
小学校に上がった時から、友達となり、よく三人で一緒に遊んだ。

たまたま気があったともいえる。
小学生の、特に低学年のころの付き合いなんて、いつの間にか友達になる、そんなものだ。


394( ^ω^)カウントダウンのようです 18/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:45:01 ID:d3t9MV8U0
でも今はみんな高学年となり、年齢も二桁となり、考えも落ち着いてきていた。
そろそろ交友関係でも仲間の選別が始まるころだ。
低学年の頃のような、遊んでいたら友達になったとか、そういうことはもう無くなってきていた。

みんなが成長していく、その中でいまだに親交が続いている。
小さな喧嘩くらいはあった。それでも不和が抑えきれなくなることはなかった。
多少の諍いがあってもお互いの気持ちを推して測り、元の関係に戻ることができた。

そんな友達と出会えたことは、ブーンにとっても幸運だった。
それはブーンも感じていることだった。

そしてツンの口ぶりからみると、ツンも同じことを感じていたに違いない。
この三人でずっと仲良くしていたい。
ささやかながら、それがとっても難しいことであると、薄々感じてきていたのだ。

ツンが微かに肩を震わせているのを見て、ブーンは思った。
自分の発言が図らずも彼女をおびやかしていたのだと。
そう思うと急に申し訳ないことをした気持ちになった。

ツンを元気づけなきゃならない。
そう感じて、ブーンは思い切り胸を叩いた。


395( ^ω^)カウントダウンのようです 19/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:45:58 ID:d3t9MV8U0
( ^ω^)「でも結果的にはそれが正しかったんだお」

( ^ω^)「ツンがああいってくれなかったら、僕はきっと今でもうじうじと悩み続けていたお」

( ^ω^)「ツンのおかげで僕は数字に怯えずにいられるんだお、ありがとうだお、ツン」

そういうと、ツンはなんだかはっとしたように顔を向けた。
目が陽光にきらめいて、涙の跡が見えた。
泣いていたのだろうか。

それからすぐに俯いてしまった。
涙の後を見られるのが恥ずかしかったのだろうか。

ξ//⊿//)ξ「な、何を気恥ずかしいこといってんの! 当然でしょ、友達なんだから!」

(;^ω^)「お? どうしたんだお?」

何やらツンが急に大きな声を出してきた。
ブーンは慌ててしまう。
自分は何か悪いことでもしてしまったのだろうか。

ξ//⊿//)ξ「あ、あたしこっちの道だから、もう行くね! また明日ね!」


396( ^ω^)カウントダウンのようです 20/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:46:59 ID:d3t9MV8U0
すたすたと脇道へと去っていってしまうツン。
その様子を見送りながら、ブーンは首を傾げていた。

ツンは怒ったのだろうか。
傍から見ればそうとも見えただろうが、なんとなくブーンは違うと思った。なんとなく。

ブーンの周りには誰もいない。
そろそろ日も暮れる。
空もだんだんと深い青に染まって来ていた。

ブーンは妙にうれしくなった。

結局数字のことはわからなかった。
でも今はそんなことどうでもいい。
わけのわからないものに怯えていてもしかたない。


397( ^ω^)カウントダウンのようです 21/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:47:58 ID:d3t9MV8U0
ドクオは生きている。
また前のように元気で会うことができるんだ。

もしまた元気で会えたらうちに呼んであげよう。
かーちゃんがきっと奮発して御馳走つくってくれるだろう。
そんなことを思い、ブーンは心が躍った。

また三人で一緒に遊びたい。
これからどんな困難があっても三人とは一緒にありたい。
そればかり、ぼんやりと考えていた。






物思いに耽りすぎていた。

道の脇から、突然人の手が伸びてきても
ブーンはすぐには反応できなかった。


399( ^ω^)カウントダウンのようです 22/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:48:58 ID:d3t9MV8U0
どこかの暗い部屋。
微妙に揺れている。

ブーンは薄目を開けた。

大人が二人いて、何かの画面を見ている。
何かを操作をしているところだろうか。

脇を見ると、いまだに幽霊が浮遊していた。
腰から上だけの身体で、何が嬉しいのかにやにやしながら浮遊している。

いったいこの幽霊はいつまでついてくるというのだろう。

ふと、前で操作をしている大人の一人が振り返った。
風貌から、異国の人間であることが見て取れる。

ブーンは薄目でその顔を見ていた。

男はブーンを凝視していた。
起きていることがばれているのか、あるいは疑っているだけか。
そしてその様子から、横の幽霊はやはり見えていないということがわかった。

そのとき、幽霊は徐に男を指さした。
そうか、またいつものように数字を告げるのか。


400( ^ω^)カウントダウンのようです 23/23 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:51:05 ID:d3t9MV8U0
しかしそのときになって、ようやくブーンは幽霊の言っている言葉がしっかりと聞き取れた。
今までノイズに満ちていた部分が明らかとなる。

「あと」

「3652」

「にち」

「あえる」

「……ケヒヒ」




ブーンはその言葉を聞き、悟った。
この数字の本当の意味を。

そしてもう、決して元の生活には戻れないということも。




~~おわり~~


402 ◆MgfCBKfMmo :2013/08/11(日) 01:52:41 ID:d3t9MV8U0

  (
   )
  i  フッ
  |_|



( ^ω^)百物語のようです2013( ω  )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1372396645/

[ 2013/08/11 18:32 ] 百物語のようです2013 | CM(0)
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