まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ξ ⊿ )ξ枕元に佇むようです


264名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:43:20 ID:mRsRQcBsO

  .,、
 (i,)
  |_|




265名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:44:10 ID:mRsRQcBsO

 一週間ほど前に、少し古いアパートへ越してきた。
 早々に後悔している。


ξ ⊿ )ξ


(;^ω^)(……来た)


 毎夜毎夜、女が現れるのだ。

 僕が眠る布団の周りをふらふらぐるぐる歩き回り、
 3周ほどすると枕元に立ち尽くす。
 放っておくといつの間にか消える。

 これだけ。

 害は無い。
 ただ急に現れて、急に消えるだけだ。


266名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:45:03 ID:mRsRQcBsO

 その程度なら、僕が寝ている間に好きなだけやっててくれ──とも思える。

 しかし困るのは、彼女が現れる直前になると必ず目が覚める上、
 いわゆる金縛りのような状態になり、視線が勝手に彼女の動きを追ってしまうことだ。

 彼女が消えれば解放されるし、その後は朝まで邪魔されずに眠れる。

 友人に話すと、決まって「夢だろう」と返されてしまうのだが、
 彼女が消えた後も寝るに寝られず朝を迎えたことが数回あったので、
 夢ではないと思う。


268名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:45:58 ID:mRsRQcBsO

ξ ⊿ )ξ  ズル ズル

(;^ω^)(これ今後も続くのかなあ……やだなあ……)

 女の顔は見えない。
 ベージュの服や、色素の薄い巻き髪は視認出来る。
 顔だけが分からない。

 俯き気味なせいか、影で隠されているように暗いのだ。
 それでも、ぽっかり開いた口だけは見えた。


ξ ⊿ )ξ ズル ズル

(;^ω^)(うーん)

 その日も彼女は3周目に枕元で足を止め、数分後にいなくなった。



*****


269名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:47:01 ID:mRsRQcBsO


('A`)「塩置いとけ塩」

(;^ω^)「塩?」

('A`)「霊への対抗手段っつったら塩かお札と相場が決まってるだろ」

 遊びに来た兄に相談してみたところ、投げやりな答えが返ってきた。
 酒が入っていたせいもあって、彼は僕の冷ややかな視線を無視し、
 「結界」なる物を作ってくれた。

 まず、小皿や小さめのコップ、他にも適当な器をいくつか用意する。
 それらに食塩を乗せる。
 僕の布団の周りに並べる。終わり。

 実に頼もしい結界だ。
 あまりに頼もしすぎて、「壮観だ」と大笑いする兄の背中を軽く蹴ってしまったほどである。


270名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:48:09 ID:mRsRQcBsO

('A`)「これでお前は守られる……」

( ^ω^)「はいはい。
       そういや兄ちゃん泊まってくかお? ずいぶん酔ってるけど」

('A`)「や、帰る。家で仕事片付けねえと」

 果たして仕事など出来るのか、そもそも無事に帰宅出来るのか怪しい足取りで、兄は帰っていった。

 1人になった途端、部屋の静けさが身に染みる。

 僕は空き缶を捨て、軽くシャワーを浴びて歯を磨き、
 塩に囲まれた布団を眺め、悩んだ末にそのまま床についた。

 結界なんて馬鹿らしい。
 でも、試してみてもいいか──そんな諦め半分期待半分の気分だった。





271名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:50:35 ID:mRsRQcBsO



 結局、夜中に目が覚めた。
 姿勢は仰向け。体が動かない。
 目を閉じようとしても、瞬き以外の目的で瞼を下ろすことが出来なかった。

 いつも通りである。

( ^ω^)(やっぱ塩の意味なかった……)


 ──その瞬間。

 僕の頭側から何かが飛び出し、視界の中を真っ直ぐ過ぎ去って、足側の壁にぶつかり、派手な音をたてた。
 一瞬思考が止まる。

(;^ω^)(……塩? 皿と塩飛んだ?)

 そのことに気付いたのと同時に、
 暗い風景に変化が生じた。

 枕元に、あの女が佇んでいた。


272名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:54:53 ID:mRsRQcBsO


ξ ⊿ )ξ


 無言。微動だにしない。
 けれど、怒っている雰囲気は感じ取れた。

 ぞわりぞわり、寒気が背中を駆け巡る。
 どうしよう。
 謝るか。どうやって。口が動かない。

 数秒。

 唐突に、女の首が落ちた。
 あるいは物凄い素早さでしゃがみ込んだのかもしれない。
 とにかく女の顔が一瞬で、僕のすぐ目の前にまで下がってきた。

 その距離になって、ようやく分かった。

 顔は、影で隠れているのではなかった。
 無数の目が顔中にくっ付いていて、しかも全てが黒目がちなものだから、
 ぱっと見では真っ黒に感じられただけだった。

 目に囲まれた女の口がより一層開いてどす黒い液体が垂れて僕の顔を伝って女の手が僕の頭を掴んで爪が食い込んで


ξ:::⊿:::)ξ 〈グギギギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ〉


273名も無きAAのようです :2013/08/10(土) 06:55:37 ID:mRsRQcBsO

 (
   )
  i  フッ
  |_|




ガラケーの方は、こちら
( ^ω^)百物語のようです2013( ω  )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1372396645/



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