まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 れいかんのようです


775名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:06:20 ID:hiz.Pje.0
 _
(*゚∀゚) 「おらおらブーン!ペースおせえぞ!!」

( ;^ω^) 「いや、十分飲んでるお!お前らが早すぎんだお!」

( *´_ゝ`) 「学籍番号32番流石アニジャ!!鏡月ボトル一気行かせてイタダキマス!!」

( ;^ω^) 「死んじゃう!それ本当に死んじゃうから!!」

(´<_`* ) 「いけ!飲め!倒れろ!死ね!!」

( ;^ω^) 「縁起でもないわ!!」

(*'A`) 「b-んおめなゃおちょうtじゃみにゃりゃりゃー」

( ;^ω^) 「お前に至っては何語?!ねえ何語!!」

 大学の夏休みも残り数日となったある日、僕達は僕の家で酒盛りをしていた。
 男ばかり五人、窓を開けているというのに室内にはむさ苦しい空気が篭っている。
 正直、場所を提供したことを後悔していた。
 飲み始めてまだ二時間しかたっていないが、
 僕以外の面子はいつ救急車が必要になってもおかしくないほど出来上がっている。
 全員未成年で酒の飲み方も分らずただ酔うのを楽しんだ結果がこれだ。




777名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:07:03 ID:hiz.Pje.0
  _
( *゚∀゚) 「なんか暑いな…」

( ^ω^)「クーラー壊れてるんだお。我慢するお」

(*'A`) 「そういうんはあrkじみぇにゃんにょしゅうるしのきぇよ」」

( ^ω^)「はい」

( *´_ゝ`) 「もういいや!脱ごうぜ!もう脱ごう!俺達は自由だ!!」

(´<_`* ) 「流石だな!脱げ野郎共!!裸祭りじゃあ!!」
  _
( *゚∀゚) 「合点だ!!」

( ;^ω^) 「ちょ、みっともないからやめてくれお!!」

 僕の制止も聞かず兄者と弟者が服を脱ぎ捨てる。
 ジョルジュはジーンズを脱ごうとしてバランスを崩し転んだ。
 ドクオはテレビに話しかけている。僕は貝になりたい。


778名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:07:59 ID:hiz.Pje.0

( *´_ゝ`) 「見ろ!」

(´<_`* ) 「この!」

<(*´_ゝ`)>「肉体美」<(´<_`*)>

 確かに流石兄弟はスポーツ系のサークルに所属していて引き締まった筋肉質だ。
 だが、毛が濃い。もじゃもじゃというほどは無いが、半端に濃い。むしろ汚い。
 パンツ一丁で逞しい筋肉(と無駄毛)を見せ付ける流石兄弟にジョルジュも参戦する。
  _
( *゚∀゚) 「お前らにだけイイかっこさせねーよ!!」

 ジョルジュ高校までラグビー、現在はVIP引越しセンターでアルバイトをしている。
 流石兄弟とは対照的な、大きく隆起した確りとした筋肉。
 こちらは毛も濃くなく、適度に日焼けしているためまだ幾分マシに見える。

(*'A`) 「おおおおれも!」

( ;^ω^)「やめて!せめてお前は文化人でいて!!」

 僕の叫び虚しく、部屋にはパンツすら脱ぎ去った裸族が四人。
 今は懐かしの葉っぱ隊の動きで(葉っぱすらないけれど)踊りまわっていた。


779名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:08:44 ID:hiz.Pje.0

 そんな阿鼻叫喚状態が続き、焼酎のボトルの三本目が空いた頃。
  _
( *゚∀゚) 「肝試しに行こうぜ!」

 ジョルジュがにわかにそう言い出した。

( *´_ゝ`) 「いい意見だジョルジュ一等兵!!」

(´<_`* ) 「軍曹!さっきブーンが言っていた公園に行ってみましょう!」

( *´_ゝ`) 「流石だ伍長!そうしよう!」

 裸で暴れているうちにどんな革命が起きたのか何故か彼らには階級が出来ていた。
 ちなみにドクオは衛生兵で、分隊長は軍曹の兄者だそうだ。

( *´_ゝ`) 「というわけだ!作戦ポイントまで案内しろブーン二等兵!!」

 誰が二等兵だ。


780名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:09:25 ID:hiz.Pje.0

 「さっき言っていた公園」というのは僕の家から歩いて10分弱の距離にある市民公園のことだ。
 飲み始め少しした時にみんなで怪談でもしようという流れになったときに、
 僕が「霊の出る公園」として紹介したのを覚えていたのだろう。
 あるいは、話を聞いた時点で肝試しをする気だったのかもしれないが。

( ;^ω^) 「お願い!せめてズボンをはいて!つかまっちゃうから!」

 嫌がる四人になんとかズボンをはかせ(ジョルジュはパンツを被っている)僕らは家を出た。
 僕は携帯電話のライトで、兄者に僕の家の常備灯を持たせておいた。
 泥酔状態の彼らに貴重品を手持ちさせるのは危険と考えたからだ。

 田んぼに挟まれた道を行く。月が出ているため周囲はかなり明るい
 そうして持ち出した酒を呷りながら騒ぐ四人をたしなめながら歩くこと十分。
 ジョルジュのパンツがいつの間にか無くなっていたこと以外は特に問題なく目的地の公園に着いた。

 公園といっても遊具があるわけでなく、誰でも使えるグラウンドと言ったほうが正確だ。
 野球やサッカーが出来る十分な広さがあり、周囲を転々とを防風林に囲われ、
 さらには野球用のフェンスやちゃっちいが屋根つきのベンチも備えられている。
 誰がどう見ても運動場のここを公園と言い切るあたりが田舎らしいと言うかなんと言うか。

( *´_ゝ`) 「二等兵!例の「女の霊が出るベンチ」ってのはどこだ!!」

( ^ω^)「え?えーっと」

( ^ω^)σ「ああ、アレだお」

 僕の指差した先。
 防風林の影で月明かりの届かない場所に、件のベンチはあった。


782名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:10:22 ID:hiz.Pje.0

 昔、男に振られた女が傷心のまま彷徨い、偶然たどり着いたこのベンチで自害した。

 当時、雨が振っていたため恐らく雨宿りのつもりで立ち寄ったのだろうと推測される。
 そこで、何を思ったのか、女は持っていた文具バサミで咽を掻き切った。

 僕もたまに使用するのでその切れ味は知っているが、アレで肉を切るのは簡単ではない。
 よほど強い衝動に駆られたのだろう。
 遺体には斬ったというよりは何度も何度も無理やりに引き裂いたような惨たらしい後が残っていたという。

 ここまでが、実際にあった出来事。
 問題の怪談はこの後に語られ始める。

 夜中、涼みがてら散歩に出ていた男が、ベンチに座っている見知らぬ女の姿を発見した。
 その人は、例の事件もあったので気味が悪いと感じたが、
 また何かトラブルを抱えた少女が彷徨いついたのではと心配になり声をかけに行ったのだそうだ。

 近づくにつれ、男は「おや?」っと違和を感じたが、気にせず女に声をかけようとした。
 だが彼女のすぐそばまで来て、違和感の正体に気付いたのだ。

 女には、足首から下が無かった。
 うっかりと小さく悲鳴を漏らすと、女がこちらを見た。
 その顔には生気が無く、首にはぱっくりと開いた黒い傷が。

 男が絶句し立ちすくんでいると、女がにっこりと笑ってこう言った。

   「ねえ、いっしょに逝こう?」


783名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:11:03 ID:hiz.Pje.0

 とまあ、話ベタの僕なりに纏めるとこんな感じだ。
 これ以外にもこの公園で「女を見た」と言う話はたくさんあって、
 正直のところ、この零感の友人達と一緒でもなければあまり近づきたい場所ではない。

( *´_ゝ`)「よし!じゃあドクオ衛生兵!お前が先陣だ!!」

(;*'A`) 「もるぇ?」

(´<_`* )「流石だな軍曹!見事な作戦だ!」

 かつて衛生兵に先陣を切らせた隊長がいただろうか。
 少なくとも僕は馬鹿だと思う。
  _
( *゚∀゚) 「ねえブーン俺のパンツ知らない?」

( ^ω^)「いや。道で落っことしたんじゃないかお?」
  _
( *゚∀゚) 「困ったなあ。ジーパンが玉に擦れて新しい性癖に目覚めそう」

 お願いだから早く酔いから目覚めてください。


784名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:11:47 ID:hiz.Pje.0

 パンツパンツと騒ぐジョルジュを最後尾に、僕たちはベンチへ近づいた。
 木とトタン屋根で出来た濃い陰を電灯で払うが、何も見つからない。

( *´_ゝ`)「どういうことだ二等兵!」

(´<_`* )「お前俺たちに嘘をついたのか!」

( ;^ω^)「いや、僕はあくまで噂を話しただけだし」

(*'A`) 「うわにゃうぉにひゅりみゃましゃれてりゅからいちゅみゃめもきゅあのじょができにゃなあ」

( ^ω^)「はい」
  _
( *゚∀゚) 「この角度!この角度がすごくイイ!!」

 僕が思うに、このムード台無しのテンションのせいで出てこないんじゃないだろうか。
 逆の立場だったとして

( *´_ゝ`)「ゆうれいちゃ~んおいで~」

(´<_`* )「いっしょにおさけのもうよ~」

(*'A`) 「うぶおろろろろろろろろろろ」
  _
( *゚∀゚) 「ねえドクオ俺のパンツ知らない?」

 この連中の前にだけは出てきたくない。
 まだ見ぬ幽霊になんとなく親近感を覚える。


785名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:12:36 ID:hiz.Pje.0

( *´_ゝ`)「どうせ幽霊出ないならここで飲もう」

 この兄者のフラグ満載の一言でベンチに座っての酒盛りが始まった。
 僕もそれなりに酔いが回っていて、こいつらと一緒なら平気かな、とついつい腰を下ろす。
 酒が入っているからか少し歩いただけで予想以上の疲労感だ。

(´<_`* )「軍曹!!服を脱いでもいいでありますか!!」

( *´_ゝ`)「許す!ドンドン脱げ伍長!!」
  _
( *゚∀゚) 「軍曹!脱ぐパンツがありません!!」

( *´_ゝ`)「剥け!!その有り余った皮を剥け!!」
  _
(;*゚∀゚) 「ししししし真性ちゃうわ!」

ヽ(*'A`)ノ 「じびゅんを、ときはなにゅ!」

( ^ω^)

 訂正。
 疲れているのは酒のせいでは無い。
 この裸族たちの暴走をハラハラと見ているからだ。
 きっとこのノリにに乗り切れない僕が悪いのだろう。
 生まれ変わったら穏やかな港に停泊する漁船に張り付いたフジツボになりたい。


786名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:13:32 ID:hiz.Pje.0

 どれほど飲んだだろうか。
 兄者たちが持ち出した焼酎のボトルが空いたのでかなり飲み足したことになる。
 割る物も無く25度の焼酎を呷っていたせいか、僕も大分意識が朦朧とし始めていた。
 油断すると僕まで全裸になりそうだ。

( *´_ゝ`)「びゃひゃひゃ!!伍長ナニソレ!ナニソレ!」

(´<_`*;)「うおおおおおチンコに蜘蛛が!!」
  _
( *゚∀゚) 「弟者のwwwちんこが噛まれてwwwスパイダーマンにwwwなるwwwチンなのにwwwマンwww」

(*'A`) 「く、クモニー…」 ゴクリ

( *^ω^)「ブフォ…www」

 普段なら笑わないようなことにもつい噴出してしまう。
 これが酒と夜の恐ろしさか。
 チラリとみた携帯電話の時計は、午前二時を表示していた。

 そう。木々すら寝静まる丑三つ時だ。


788名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:14:16 ID:hiz.Pje.0
  _
( *゚∀゚) 「あれ?雨降ってきた?」

 異変に気付いたのはジョルジュだった。
 彼の言うように雨がトタン屋根を叩くような音がする。
 だが、グラウンドは月明かりで煌々と照らされているし、空には雲も無い。

( *´_ゝ`)「木の虫でも落ちてきたんじゃないのか?」

 兄者の推測を打ち消すように、雨音が一気に強くなった。
 僕たちはそれぞれに顔を見合わせ、急いでベンチから外に出る。

 弟者が懐中電灯でベンチの上を照らすが、何かが降ってきている様子は無い。
 激しさを増す音に僕が眉を顰めたとき、

(;*'A`) 「あ、あれ」

 とベンチを指差した。
 その先に目をやると。


川゚::::::川


 女が、いた。


789名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:14:57 ID:hiz.Pje.0

 噂どおりの女だった。
 ベンチの椅子の前に立っているが足首から下が無い。
 首には横断する粗い切り傷、暗がりにいるにもかかわらずはっきり見える。

 ゆらり。女が一歩(足無いけど)僕たちへ近づく。
 あのベンチに隠れる場所は無かった。僕らに気付かれずベンチに移動できたとも思えない。

 ならアレはやはり、本物か?

 女の動きはゆったりとしているのに、近づくスピードは不気味に速かった。
 僕は完全に硬直していて、逃げる事も出来なかった。
 他の四人も同様か、先頭きって逃げ出すものはいない。

 女は、最も手近にいたジョルジュの前へ。
 身長は(足無いけど)160ほどだろうか。背の高いジョルジュからはやや見下ろす形になる。

川゚  川

 女の口がゆっくりと開く。
 噂だと、アレを言われた後どうなるんだっけ?人に伝わるって事は死にはしないんだよな?
 背中をつめたい汗が伝う。
 僕の酔いは完全に冷めていた。
  _
(  ∀ ) 「あ、あ、」

 ジョルジュが震えている。
 目の前にいるんだ、無理は無い。


790名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:15:47 ID:hiz.Pje.0
  _
( *゚∀゚)おっぱいだ!!!

川゚  川

( ^ω^)

( *´_ゝ`)「やばい!思ってたよりかわいい!!」

川゚  川

(^ω^ )

(´<_`* )「地味子!地味子かわいい!」

川゚  川

( ^ω^)

(*'A`) 「く、首にも穴がある」 ゴクリ

川゚  川

(^ω^ )

( ^ω^ )


791名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:16:35 ID:hiz.Pje.0

 ジョルジュの雄たけびに、女の霊は「え?」と言う顔をした。
 気持ちは分る。
 おおむね僕も同じだ。

 四人はにわかに動き出すと霊に軟派な態度で絡み始めた。
 霊はますます困惑した顔だ。
 
 しかし彼女も負けていない。
 ムードだだ崩れの中、必死におどろおどろしい雰囲気を出そうとしている。

川゚  川 ゴゴゴゴゴゴゴ
  _
( *゚∀゚) 「おっぱいおっきい!おっぱいおっきいよこの子!」

(*'A`) 「おっきいおっぱいでちんちんおっきおっき」 ゴクリ

( *´_ゝ`)「幽霊なら触っても合法だよな……」

(´<_`* )「流石だな軍曹」

川゚д゚川

( ^ω^)

 僕は普通に怖いのでこっちみないでください。


793名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:17:15 ID:hiz.Pje.0

 しかし流石この界隈に恐怖を伝染させた幽霊。
 まだまだ諦めない。その粘り強さには賞賛を贈りたい。
 僕だったらもう既に意気消沈した弾みで成仏していただろう。

川゚  川 「……いっしょに……」

 例の台詞だ!と思った。霊だけに。
 僕も裸族四人のお陰で幾分心に余裕が出来ていた。
 首を隠してみれば確かに地味めの美女といえる。

川゚  川 「いこ……」

     もにっ

川゚  川

 ジョルジュの両の人差し指が幽霊の乳頭の辺りに突き刺さった。
 もにもにと何度も突く。なるほど、確かに大きいかも知れない。
  _
( *゚∀゚) 「じ、人生初の生おっぱい……!」

 おめでとう。
 ちなみにそれを生おっぱいというかどうかの定義ついて考えるのは今はやめよう。
 
 というか触れるんだ、幽霊の胸。


794名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:18:04 ID:hiz.Pje.0

  _
( *゚∀゚)σ≡σ 「おっぱい!おっぱい!うおおおおおおお!!!」 むにっむにっ

::川゙  川::

 なんかもう幽霊が可哀想になっていた。
 怖がってる場合じゃない。
 そろそろ止めたほうがいい気がしてきてはいたが

( *´_ゝ`)「おいジョルジュ代われ!!」
  _
( *゚∀゚) 「やだやだ!もっと触る!あわよくば挟む!」

(´<_`* )「じゃあ俺は尻を」

 幽霊以上に近づきたくない空間が出来上がっていた。
 女は電車で痴漢されているような、どうすることも出来ない戸惑いと混乱とに包まれているらしく、
 胸を尻を揉まれ撫でられ突かれながら何も出来ず小刻みに震え棒立ちしていた。
 ちょっと泣いているようにも見える。

(*'A`) 「お、おれもついに脱童貞…」

 風俗店での性交渉を行った人間が素人童貞ならばこの場合はなんと言うのだろうか。
 生体童貞?

 僕が状況についていけず思考を逸らすことで平静を保つ間に行為はヒートアップ。
 流石に抵抗しだした幽霊は、ほぼ半裸状態で完全に泣いていた。

 心境を一言で表すと、ドン引き。
 多分、強姦の現場に居合わせた人間はこんな気持ちなのだと思う。
 酒と、彼女が生きた人間ではないという認識が、猿四頭の理性の箍を完全にぶち壊しているらしい。
 こいつら今のうちにお巡りさんに差し出したほうが世の婦女子のためなんじゃないだろうか。


795名も無きAAのようですAAS] :2012/08/19(日) 00:19:55 ID:hiz.Pje.0

( ;^ω^)「お前らそろそろやめに……」

 「いっしょにいこうよ…」と消え入りそうな声で何度も呟く幽霊のさまを見て胸が痛んだ。
 流石に押し倒したりしないものの、余りに恐怖を感じたので止めに入る。

 しかし止まらない。
 よく考えたら僕がこいつらを止められた前例が無い。ごめん幽霊。
 ムード台無しの中、普段より工夫された演出で出てきてくれたのにこんな反応でごめん。

川;゚ 川

 幽霊が助けを請うように僕を見た。

             ____
           /      \
          /          \
        /   ⌒     ⌒  \
        |      (__人__)     |
        \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |


 僕は諦めていた。幽霊もついに諦めた。むしろ絶望した(夢も希望も無いのに)。
 生気が完全に失われた(もう死んでるけど)、いわゆるレイプ目というものを初めて見た気がする。


796名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:20:51 ID:hiz.Pje.0

 と、その時。

 公園を横断するようにライトが一つ、猛烈な勢いでこちらに近づいてくる。
 自転車だ。乗っているのは、背中に竹刀を差した、金髪の縦ロール。
 あの田舎に似合わない派手な髪型は……

ξ#゚⊿゚)ξ 「破ァッ!!!」
  _
(  ∀ ) 「おぱっ!!」

 大きくジャンプ。その勢いのままジョルジュの横顔を前輪で跳ね飛ばす。
 自転車に乗っていたのは僕の幼馴染かつ寺生まれの女子高生、ツンちゃんだった。

 バランスを崩した自転車から飛び降りたツンちゃんは耐衝撃の屈んだ体勢からロケットダッシュ。
 突然の襲撃に戸惑いつつも霊へのセクハラをやめない三人に詰め寄り、背中の竹刀を手にとって、

(  _ゝ ) 「あう!」 ゴーン

( <_  )「おぶ!」 ゴーン

( A ) 「ぁん!」 ゴーン

 それぞれの股間の煩悩を、除夜の鐘よろしく突き抜いた。
 目にも留まらぬ早業とは正にこのこと。

ξ゚⊿゚)ξ 「異様な邪気を感じて駆けつけてみれば……」

 ツンちゃんが穢れを払うように竹刀を一振りしたのと同時に三人は耐え切れず倒れた。
 
 寺生まれってすごい。
 僕は改めてそう思った。


797名も無きAAのようです :2012/08/19(日) 00:21:44 ID:hiz.Pje.0

 その後は実にあっさりとしたものだった。

ξ゚⊿゚)ξ 「ほら、寂しいのは分るけど、これに懲りたらホイホイ男誘っちゃだめよ」

 服がはだけ、半べそになっていた幽霊は何度も頭を下げて消えいった。
 本物の幽霊だったことにちょっとホッとしたのは秘密だ。

 そして翌日。
 目覚めた四人にこの話をすると公園に行ったことすら覚えていなかった。
 まったく迷惑な話だが、後日ツンちゃんに会った際に話してみると

ξ゚⊿゚)ξ 「霊気にあってられたんじゃないかしら。男を引き寄せる霊みたいだったし」

 とのこと。
 そういえば確かに彼女の自殺の理由はは失恋だったし、これまでの目撃者は男ばかりだった。
 野郎四人を誘惑しようとしたら酔っていた上に性欲有り余っていたせいで効きすぎた、とかそんな感じか。
 なんとも間抜けで可哀想な幽霊だ。

( ^ω^)「ん?じゃあ僕はなんであてられなかったんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「……さあ?好みじゃなかったんじゃない」

( ^ω^)「おうふ。世知辛えお」

ξ゚⊿゚)ξ「ま、なんにせよ、霊なんかより欲に塗れた人間の方が危ないってことよね」

( ^ω^)「まとめが強引だお」

 ちなみに、ジョルジュのパンツはちゃんと見つかったので安心して欲しい。



( ^ω^)百物語のようです2012 in創作板( ω  )
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1344607128/


創作板 (*゚ー゚)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです >>80 より
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1393818316/80
boonpic2_1508.jpg

[ 2013/06/24 19:32 ] 短編 | CM(0)


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