まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 £°ゞ°)ヒーローは皆の心の中にいるんやで……のようです


30名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:34:03 ID:EmR0F13s0

20××年────世界は核の炎に包まれた!!!!!!





bomb4_re.jpg




31名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:34:56 ID:EmR0F13s0
 しかし、そんな事は関係なかった!!!!!!!!!!!!!

 そう!!

 ヒーロー達には!

 困っている人がいれば! 泣いているひとがいれば!! 悲しい世界があれば!!!!

 ヒーローは何処にだって! 何時だって!

 現れる!!

 これは!!

 これから話す物語は!!!

 ヒーロが世界を救う物語!!!!

 ヒーローが紡ぐ勧善懲悪の物語である!!!!!!!





£°ゞ°)ヒーローは皆の心の中にいるんやで……のようです


32名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:35:44 ID:EmR0F13s0
 世界が核の炎に包まれてから、二年と三ヶ月。
 世界の治安は落ちる所まで落ちていた。
 具体的に言うとNYのスラム街の五倍ぐらい。

ζ(゚ー゚;ζ「いやああああああああああああ!!!!」

(´・ω・`)「おっと、待ちなよ。お嬢ちゃん! ヘッヘッヘッ」

(・∀ ・)「ヒャッハー! ここは通さないぜぇ~」

£°ゞ°)「いい天気ですねぇ……ワインがより一層美味しく感じます」

 逃げ惑う婦人。それを追う傍若無人な悪漢達。その近くでワインに舌鼓を打つ貴族。
 この世界では当たり前のように見られる極日常的な光景である。
 今にも性的な意味で乱暴されそうな婦人。しかし、それを助けようとするものは出てこない。

(*゚ー゚)「……」

( ´ー`)「……」

 この村の人々は遠巻きにその光景を見つめている。
 手を出せば自分も巻き込まれる。そして性的な意味で乱暴される。
 我が身の恋しさに見捨てるしかないのだ。何故ならば、性的な意味で乱暴されたくないからだ。

(*゚ー゚)「(許して……)」

( ´ー`)「(俺も……俺たちも性的な意味で乱暴されたくないんだ)」


33名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:37:04 ID:EmR0F13s0
 しかし、しかし、しかし!!
 誰が、彼等を責められるだろう。悪いのはこの世界なのだ。
 そのようにしか生きられない世界が悪いのだ。

ζ(゚ー゚;ζ「やめぇてぇええええ!!! 性的な意味で乱暴しないでぇ!!」

(´・ω・`)「へっへっへっ、お嬢ちゃんいい身体してんな。おじちゃんのショボンがシャキンしちゃったよ!」

(・∀ ・)「たまらねぇな! 構わねぇ……やっちゃおうぜ!!」

£°ゞ°)「ふむ……このワインはヴィンテージものですね。深みが違う」

 とうとう悪漢達に囲まれてしまった婦人。おもむろにズボンを脱ぐ悪漢達。その横でワインをティスティングする貴族。
 今にも婦人が性的な意味で乱暴されてしまう雰囲気が辺りを包む。
 ページをめくればいきなり濡れ場に突入しているエロ漫画のように、彼女は性的な意味で乱暴されてしまうのか。

(*゚ー゚)「(誰か……あの人を助けて……)」

( ´ー`)「(こんな時、ヒーローがいてくれたら……!)」

 神に。いや、ヒーローに願う市民。
 自分は彼女を助ける事は出来ない。出来るのは遠巻きに眺める事だけなのだ。
 
 ならば、どうするか?
 願うしかない。ヒーローの登場を。
 悪をくじき、弱気を助けるヒーロが現れる事を。


34名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:38:32 ID:EmR0F13s0
(・∀ ・)「おいショボン! このアマの服破いちまえ! 
     『世界の終わりで強制絶頂~いやなのに……でも感じちゃう!~ R18』の撮影スタートだ!」

(´・ω・`)「ヘヘッ、ガッテンだ。 ビリビリィ バリバリィ ポヨン」

ζ(゚ー゚;ζ「いやぁああぁあああああああ!!!!!!!!」

 しかし、現実は非情である。
 都合のいいヒーローは現れない。
 もう、このまま婦人は性的な意味で乱暴されてしまうしかないのか。

(・∀ ・)「うるせぇ! 耳障りな声で叫ぶんじゃねぇ!!」

(´・ω・`)「今破ったシャツでも食ってろ! 猿轡代わりだぜ!!」

ζ(゚ー゚;ζ「む、むぐぅ!」

 ──────否。


「待てぃ!!!!」


 ──────断じて否。

(・∀ ・)「誰だッ!?」

(*゚ー゚)「……え?」

( ´ー`)「これは……」


 そう、ヒーローは何処にだって現れる。
 困っている人がいれば、泣いているひとがいれば、悲しい世界があれば。
 何処だって、何時だって。



  ヒ ー ロ ー は 現 れ る !


35名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:39:28 ID:EmR0F13s0
(´・ω・`)「姿を現せ!!!!」








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     二                        = 二
   ̄.            £°ゞ°)                 ̄
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(´・ω・`)「さっきから姿を現してた奴来たーッ!!!!!!」

(・∀ ・)「何か変な貴族いると思ったんだよね!!」


36名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:40:43 ID:EmR0F13s0
£°ゞ°)「大丈夫ですか? 麗しきお嬢さん……」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ……はい」

(´・ω・`)「麗しき、だと……?」

(・∀ ・)「麗しきなんて言葉、貴族しか使わない筈! こいつは間違いなく貴族!」



£°ゞ°)「さぁ、手を……」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとうございます……!」

£;°ゞ°)「うっ……!」

ζ(゚ー゚;ζ「えっ!? どうしてんですか!?」

£;°ゞ°)「いや、大丈夫です。ちょっと貴方の棘が刺さっただけです」

ζ(゚ー゚;ζ「そ、そんな……棘なんて私!」

£°ゞ°)「ありますよ、棘。言うでしょう? 美しい薔薇には棘がある……と」

ζ(゚ー゚*ζ「まぁ……お上手ね」





(´・ω・`)「ヒュー」

(・∀ ・)「ヒュー」


38名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:41:43 ID:EmR0F13s0
(´・ω・`)「おいお前!!!!!」

£°ゞ°)「はい、なんでしょうか……?」

(・∀ ・)「見るからに名家の貴族と言った風貌だが、何者だ!! 名を名乗りやがれ!!」

£°ゞ°)「……アハハ」

(´・ω・`)「!?」




£°ゞ°)「アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!! こいつは傑作だ!!!!!!!!
     アーハッハッハッハッ! 悪党にしては笑える冗談だな!! アーハッハッハッハッ!!!!!!!
     アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ!
     アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ! アーハッハッハッハッ! ヒーオカシイ」

(・∀ ・)「何が可笑しいッ!!??」

(´・ω・`)「笑いすぎだろ! どれだけツボに入ってんだよ!!!」




£°ゞ°)「いいか、よく聞け。悪党に名乗る名前など、この貴族持ち合わせておらん!」

(・∀ ・)「なにぃ!?」

(´・ω・`)「馬鹿にしやがって!!」


41名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:43:05 ID:EmR0F13s0
ζ(゚ー゚*ζ「助けてくれてありがとうござます。貴方、名前はなんて言うの?」

£°ゞ°)「おっとりロミスです。お見知りおきを」

(´・ω・`)「あっさり判明ーッ!!」








(・∀ ・)「馬鹿にしやがって!!」

(´・ω・`)「もう我慢ならねぇ! こいつ殴り殺してぇよ兄貴ぃ!」

(・∀ ・)「やっちまえ! ぶっ殺してやるんだ!!!!!」

£°ゞ°)「フッフッフッ……愚かな」

£°ゞ°)「教えてあげましょう。このおっとりロミスの貴族たる所以というものを……!!!!」








£#)ゞ°)「グホォ……この私が……!!」

(´・ω・`)「こいつ凄く弱い!!!」

(・∀ ・)「何だよこの定番の流れ!! もはや様式美だよ!!」


42名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:44:31 ID:EmR0F13s0
£#)ゞ°)「私がこんな所で……!!」

(´・ω・`)「こいつなにしに来たんだ」

£#)ゞ°)「私は誓ったんだ……!」

£#)ゞ°)「そう……あの時、父上様に!!」

£#)ゞ°)「あれは……まだ平和な時代の春の日の事──────」





(´・ω・`)「……」

(・∀ ・)「……」





(´・ω・`)「あ! こいつ過去の回想シーンに入る気だぞ!!」

(・∀ ・)「させるか!!」

£°ゞ°)「もう遅い!! 過去編スタート!!!!!!」


43名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:46:11 ID:EmR0F13s0

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



£°ゞ°)「ちちうえー! ちちうえー!」

£父°ゞ°)「おやおや、どうしたんだい。おっとり」

£°ゞ°)「きぞくってなーに?」

£父°ゞ°)「ハッハッハッ、これは難しい質問だねぇ。お父さんびっくりだよ」

£°ゞ°)「お父さんには難しい質問だったようですね。落胆を隠しきれませんよ」

£;父°ゞ°)「手厳しいねぇ! お父さん息子の手厳しさには舌を巻かざるを得ないよ!」

£°ゞ°)「いいからこたえてー」

£父°ゞ°)「いいかい、おっとり。貴族とは何か、それは概念を説明せよという問いに等しい」

£°ゞ°)「がいねん……?」

£父°ゞ°)「けどね、強いて言うなれば……そう、貴族とは……」



kaisou_re.jpg







£°ゞ°)「そう……誓ったんだ!!」

(´・ω・`)「回想じゃ何も誓ってねぇ!!!!」

(・∀ ・)「ただの親子の会話の回想じゃねぇか!!!!」


45名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:47:57 ID:EmR0F13s0
(´・ω・`)「もう、遊びの時間は終わりにしようぜ……」

(・∀ ・)「貴族に構ってやる時間ねぇんだよ!!!!」

£;°ゞ°)「くっ……ッ!」

ζ(゚ー゚*ζ「いけないっ!! 逃げてロミス様!!!!」

£°ゞ°)「逃げる……?」

(´・ω・`)「させねぇよ?」

(・∀ ・)「その貴族風のロール髪をストレートパーマにしてやるえぜぇ!!!」

£°ゞ°)「ハッハッハッ、安心したまえ」







       ヒーロー
£°ゞ°)「貴族は逃げないさ」


46名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:49:01 ID:EmR0F13s0
£°ゞ°)「悪党は許さない。私の身体を流れる貴族の血が悪党を許さないのだ」

 ヒーローとて負ける事はある。
 膝を付き、地を舐める事もあるだろう。
 ヒーローは完璧な存在ではない。最強の存在ではない。
 
 しかし、ヒーローは最後には勝つ。
 それは何故か? 立ち上がるからだ。
 膝を付いても、立ち上がり。地に這い蹲ろうとも、起き上がる。

 ヒーローの武器。
 威力抜群の光線銃? 合体する巨大ロボット? 信じる仲間?
 どれも正解だ。ヒーローをヒーローたらしめるものと言えよう。

 だが、ヒーロー最大の武器。
 それは不屈の精神。悪を討つまでは挫けないという不屈の精神。

£°ゞ°)「覚悟しろ……悪党共」

 彼は生まれた時から貴族だった。しかし生まれた時からヒーローだった訳ではない。
 負けた時もあるだろう。自分の意思を貫き通せなかった時もあるだろう。
 だが、彼は挫けなかった。彼の傲慢とも言える高貴なる貴族の血が悪に負ける事を許さなかったのだ。

£°ゞ°)「行くぞ────────『変身』」









maho_re.jpg


───────『 デュアルオーロラウェーブ! 』



(´・ω・`)「え、なにこれ。変身ポーズがファンタシー!!!」

(・∀ ・)「デュアルオーロラウェーブってプリキュアじゃねぇか!!」


47名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:50:03 ID:EmR0F13s0
(´・ω・`)「あぁ! 周りが虹色の空間に包まれていく!!」

(・∀ ・)「おっとりロミスが不思議な銀色の光に覆われていく!!」

(´・ω・`)「見る見るうちにおっとりロミスの服装が変わっていく!!」

(・∀ ・)「どんどんファンタシーな衣装になっていくぞ!!」

(´・ω・`)「ま、まさか……!!」

(・∀ ・)「あれは!!」


£°ゞ°)「光の使者、キュアロミス!」


<£°ゞ°)/「ひとりでプリキュア!!」


£°ゞ°)「闇の力のしもべ達よ! とっととお家に帰りなさい!」





        ド     ン     !


            £°ゞ°)⊃







(´・ω・`)「……」

(・∀ ・)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

(*゚ー゚)「……」

( ´ー`)「……」


48名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:50:44 ID:EmR0F13s0
(´・ω・`)「……かえーれ」

(・∀ ・)「……かえーれ」

£°ゞ°)「えっ」





ζ(゚ー゚*ζ「かーえーれ!」

£°ゞ°)「えぇっ!?」





(*゚ー゚)「かーえーれー!!!!」

( ´ー`)「かーえーれー!!!!」

£;°ゞ°)「ええぇえぇええっ!!?? 鳴り止まぬ帰れコール!?」


49名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:51:45 ID:EmR0F13s0


m9(´^ω^`)9m「帰れwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」





matanki00_re.jpg

 <……





matanki.jpg
<帰れwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww









£°ゞ°)「……」


 おっとりロミスは帰った。


50名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:52:28 ID:EmR0F13s0

 そして彼は後に語る。



£°ゞ°)「ヒーローってなんでしょうかね?」

£°ゞ°)「もしかしたら、ヒーローなんていないかもしれません」

£°ゞ°)「少なくとも、私はもうヒーローじゃありません。ヒーローやりたくありません」

£°ゞ°)「只の一人の貴族です」

£°ゞ°)「じゃあ本当のヒーローは何処にいるかって?」

£°ゞ°)「それは───────」



£°ゞ°)ヒーローは皆の心の中にいるんやで……のようです


fin


53名も無きAAのようです :2013/05/29(水) 19:54:22 ID:EmR0F13s0
終わり

お題

m9(´^ω^`)9m「帰れwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「シャツでも食ってろ!」

<£°ゞ°)/「ひとりでプリキュア!!」



(・∀ ・) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1369800255/

[ 2013/05/31 18:15 ] 総合短編 | CM(0)
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