まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ( ゚д゚ ) 無題 (゚∀゚ )


519名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:09:48 ID:IUDfDdhU0

――むかーし、むかし。

――この町の北の山に、暴れん坊の龍と、これまた暴れん坊の亀がおった。


( ゚д゚ ) 「アイアム亀。文句あんのかコラ」
  _
( ゚∀゚) 「アイアム龍。んだよテメェぶっ殺すぞ」


――癇癪持ちが2匹揃って、どうしてか仲は良かったらしく、なんだかんだ長いこと一緒に暮らしとったんだと。


(*゚д゚*) 「ドラゴンくん……」
  _
(*゚∀゚) 「カメェェェ……」




520名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:10:35 ID:IUDfDdhU0

――しかしやはり、お互いギンギンに尖ったナイフ、触れるものみな傷つけずにはいられない。


(゚д゚#) 「俺の前でタートルネック着るなっつってんだろクソヘビが!」
  _
(#゚∀゚) 「うるせぇ亀頭野郎! てめぇイカ臭ぇんだよ!」


――大方の予想を裏切らず、結局2匹は仲違い。
   9月の残暑に唸る山を舞台に、スーパー怪獣対戦が始まっちゃったんだとさ。


521名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:11:18 ID:IUDfDdhU0

( ゚д゚ ) 「ドラゴンキラーとはこの俺の事だ」
  _
( ゚∀゚) 「スッポン鍋にしてじっくりコトコトしてやる」


――龍VS亀。また随分とオッズが偏りそうなと思うかもしれないが、それはそれとして。
   お互い一歩も譲らぬ互角の攻防は、なんと一ヶ月近くも続いたそうな。


( ゚д゚ ) 「いつからスッポンがガメラより弱いと錯覚していた?」
  _
( ゚∀゚) 「竜魔人の力を思い知れ。力こそ正義だ」


――龍が雨を降らし嵐を起こせば、亀は山を揺らし炎を呼んで山火事を起こす。
   近所でこんだけ大はしゃぎされて、人々はすっかり参ってしもうた。


モブ*゚ー゚)リ 「わっはっは。こりゃーまいった」


522名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:12:17 ID:IUDfDdhU0

――苦しい時、そんな時、ありがちなのが生贄である。
   真っ先に白羽の矢を立てられたのは、ブーンという若い男だった。


(;^ω^) 「ブヒー、マジかよ!」

モブ*゚ー゚)リ 「君の父上がいけないのだよ」


――この父親は早くに妻を亡くして、酒に溺れて盗みに入り、とっ捕まった挙句にプリズンブレイク。
   息子は少年の時分からねっとり念入りに虐められ、そして此度、栄えある人柱に選ばれた。


( ^ω^) 「トホホ。俺ってちょっぴり不幸かも」


523名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:13:11 ID:IUDfDdhU0

――そんな不幸な男ではあったが、こっそりちゃっかり、深い仲の娘がおったそうな。


ohuton_re.jpg

ξ゚⊿゚)ξ 「明日仕事だから」


――素直でなく無愛想だが甲斐甲斐しい、ツンというこの娘に、ブーンは事の次第を伝えた。
   大方の予想はついていたらしい彼女は落ち着いて、黙って頷きながら話を聞いた。
   しばらく2人してぼんやりとしていたが、やがてツンが口を開いた。


ξ゚⊿゚)ξ 「逃げるしかない」

( ^ω^) 「内藤のお家芸ですな」


――そしてその夜、2人はこっそりと村を抜け出した。
   村はすぐに追っ手を出したが、月の無い夜、激しさを増す嵐の中ではどうしようもなかった。


モブ*゚ー゚)リ 「あちゃー、こいつぁ一本取られやした(笑)」


524名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:13:59 ID:IUDfDdhU0

――とはいえ辺りを海に囲まれた町。
   2人は龍と亀が暴れる山の、峠を巻く交易路へ、危険を承知で向かうしかなかった。


( ^ω^) 「やむにやまれぬ」

ξ゚ー゚)ξ 「山だけに?」

(^ω^ ) 「……ははっ……」


――えっちらおっちらこっそりひっそり、雨風荒ぶ山を歩く2人だったが、
   ようやく天辺まで辿りついたところで、ついに暴れん坊の龍と出くわしてしもうた。

  _
( ゚∀゚) 「おっぱいが好きだ!」

ξ゚⊿゚)ξ 「で、出たーww」

( ^ω^) 「龍の癖に亀ごときに梃子摺奴wwww」


525名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:14:49 ID:IUDfDdhU0

――らんらんと輝く金の瞳にぎろりと睨まれ、流石の2人もこのときばかりは覚悟した。
   しかしながら更に、悪いことというのは、特に致命的に重なるもので。


ξ゚⊿゚)ξ
  _
(*゚∀゚) 「貧乳が好きだ!」


――この暴れん坊の龍は、ツンに一目ぼれしてしもうた。

  _
( ゚∀゚) 「そこのナイスな貧乳を置いていけばデブは見逃してやるが、どうする?」

( ^ω^) 「は? 俺の貧乳だから。へっちょいにょろにょろがナメくさったことほざいとんちゃうぞコラ」
  _
(#゚∀゚) 「アーン?」


――これに憤慨するブーンを、ツンは背中から蹴飛ばした。
   見るも哀れに山道を転がっていくのを、彼女は泣きながら見送ったんだとさ。


526名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:16:00 ID:IUDfDdhU0

( ;ω;) 「NTRとか誰得だよおおおおおおおおおお!!」


――こうして山を越えた先で、ブーンはびぃびぃと泣き喚いた。
   そのうるさいのに何事かと思った亀がやってきて、あんまり惨めな慟哭ぶりに流石に同情した。


( ゚д゚ ) 「元気出せよ」

( ;ω;) 「じゃかぁしゃぁ畜生! お前らさえ居なけりゃ2人で生きていけたのに!」

( ゚д゚ ) 「仕方あるまい。俺たちは戦いの運命(サダメ)に在るのだから……――」

( ;ω;) 「ツンを返せボケー! バカタレー、クソッタレー、タートルヘッドー!」


――亀を散々に罵ると、ブーンはまた山の中へ消えて、それきり二度と帰ってこなかった。


527名も無きAAのようです :2013/05/23(木) 17:17:01 ID:IUDfDdhU0

――それからもしばらく戦いは続いたが、遂に音を上げたのは山だった。
   ぼろぼろ崩れだし、炎を吐いてどかんと弾けると、山は湖になってしまい、龍も亀もどこかへ消えてしもうた。


モブ*゚ー゚)リ 「この戦い、生き残った我々の勝利だ!」

モブ*゚ー゚)リ 「U・S・A! U・S・A!」


――地震台風土砂崩れ、洪水雷山火事と、最後に火山が大爆発。
   空前絶後の豪華天災フルコースをも耐えぬいた人間たちだが、さすがに相当応えたらしい。
   湖のほとりに神社を作り、龍と亀を祀って、せっせとご機嫌取りに勤むようになった。


モブ*゚ー゚)リ 「へいへいアニキ、最近どうでヤンスか?」ヘコヘコ

モブ*゚ー゚)リ 「饅頭食べますかヤンス? オイラたちの奢りでヤンスよ、へへっ」ヘコヘコ


――しかしこの湖に吹き渡る、吠えるような風が止まぬこと。年がら年中、時化た海のように騒ぎ立てる。
   湖の荒れようは、龍と亀の唸り声だとか、犠牲者の怨嗟だとか、いろいろ言われるようになった。

――嵐の夜闇に消えた2人のことなど、今となっては、だーれも知らんのだとさ。

――おしまい。



(゚A゚* )ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1368872639/

[ 2013/05/25 23:14 ] 総合短編 | CM(0)


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