まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ('、`*川どろどろこーひー、ドロドロのようです


442名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:41:52 ID:ZGr9RMPU0

持ち物、伝言、注意事項に、準備は整い、立ち上がる。
テーブルの上のコーヒーに、私と彼は、手をつけず。

( ・∀・)「それじゃあ、彼らに伝えてね」

('、`*川「ええ。なんでしょう、モララーさん」

( ・∀・)「メオンは猫と非存在」

( ・∀・)「オントス・オンを探し出し」

( ・∀・)「あらゆる事物と共にあれ」

('、`*川「はい。わかりました、モララーさん」

二つの世界を行き来する。
そのうちどちらも嫌になる。

慣れれば、なんてことはない。
光り戻れば、忘れない。




443名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:42:45 ID:ZGr9RMPU0

('、`*川「……」

照明、カチリと消しまして、暗闇のなか歩き出す。
ランタン片手に道行けば、言葉が浮かんで消えてゆく。

ノイズのような記号となって、言葉は衣服にこびり付く。
深海でもなく宇宙でもなく、ただただ外乱、ランタン片手に。

――鉄骨がお腹のなかにあっては君の視界は乾かない

('、`*川「……」

――衰弱した微笑みを隠れ家で朦朧が明るく待っている
――九の字型に汚れた空は熱のない歌声めいてまして

言葉は染み付き臭うので、ハンカチ広げて口元へ。
いくらか臭いは抑えれど、不快な気持ちは変わらない。

――紅茶にはとにかく感覚からなる貴婦人を揺さぶり


444名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:43:51 ID:ZGr9RMPU0

(,,゚∋゚)「……」

('、`*川「……」

いつの間にやら隣を歩く、鳥のくちばしマスクの男。
ゴーグル付きのそのマスク、やたらシックでお洒落さん。

('、`*川「こんばんは」

(,,゚∋゚)「……ばんは」

('、`*川「素敵なマスク、なんて名前?」

(,,゚∋゚)「ペストマ……と呼ば……」

ひた歩きつつ声を掛ければ、聞き取り辛いくぐもった声。
集音器でもあればいいのに、あまりよくない私の耳。

(,,゚∋゚)「……」

歩幅は微妙にずれていて、私を気にせず彼は行く。
やがて姿は暗闇に消え、いつものように一人旅。

('、`*川「……」

――膨張感から……都会の指……したがって……

しだいにノイズは薄くなり、ハンカチを捨て町へと向かう。
切り絵のような静けさに、私は落ち着き、ため息が出る。


445名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:44:44 ID:ZGr9RMPU0

だんだん町が見え出して、スマホ横丁、星のよう。
CDショップは潰れても、通話はきっと途絶えない。

スマホ横丁、星のよう。

ζ(゚ー゚*ζ「美容院に行ったのよ、って言っていたのよ」

川 ゚ -゚)「ああ、やっと分かった、そこでワックス買ったんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ……」

川 ゚ -゚)「そう……」

誰しも誤解を受けぬよう、会話は必要最低限。
けれど無言で居れぬ様、記号のセグエは絶え間なく。

数多の電話を眺めつつ、音の到来待ち受ける。
微かな振動音が鳴り、探すは作動するスマホ。

震えるスマホの前の地点、目的地に着き深呼吸。
通りを歩く人を眺め、伝える言葉を思い出す。


446名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:45:56 ID:ZGr9RMPU0

('、`*川「私はただの通行人」

('、`*川「されど言葉をここに置く」

ノパ⊿゚)「何だろう……」

(´<_` )「何かな……」

('、`*川「メオンは猫と非存在」

('、`*川「オントス・オンを探し出し」

('、`*川「あらゆる事物と共にあれ」

言葉の意味は探らない、事なかれ主義の私です。
終えればさっさと去るのみで、立つ鳥跡を濁しません。

ノパ⊿゚)「……聞いたかい」

(´<_` )「……聞いたさ」

帰りは気楽、余裕の足取り、横丁抜けて住宅地。
少し開いた窓から漏れる、音を奏でる、男の姿。


447名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:46:44 ID:ZGr9RMPU0

('、`*川「……」

私はその場で立ち止まり、辺り取り巻く空気に酔う。
ヲルガンを弾くその姿、記憶のどこかで見たような。

たまに音を外しては、彼は頷く、承知のよう。
すぐれたジャズのアドリブは、まだまだ練習不足かな。

けれど満足げに彼は、演奏を止め振り返る。
てっきり気付かれずにいるものと、私は少しうろたえる。

(,,゚Д゚)「おや。これはどうも、お嬢さん」

('、`;川「ええ。初めまして、こんばんは」

何故だか音楽途切れずに、不思議と聞こえてくるような。
一人で納得したように、くすりと笑って彼は言う。

(,,゚Д゚)「……先刻、僕が言ったのは」

(,,゚Д゚)「ペストマスクと呼ばれている、さ」

('、`*川「……あっ」


448名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 23:47:47 ID:ZGr9RMPU0

※※※※※


仕事が終われば、余暇の時間。
シャワーを浴びて、湯に浸かる。

浴槽ヌメヌメ、水垢で、気分も少しぬめぬめに。
煌めく町に警句を伝えど、誰も清掃してくれない。

('、`*川「……」

俯瞰したなら風景は消え、私は一人、物思う。
映画みたいな人生したいと、離人チックに考える。

('、`*川「いまこの場面に音楽は……」

('、`*川「流れているのか、どうなのか」

そう思うときに音楽は、ちっとも流れていやしない。
浴槽の端のコーヒーを、一口飲んで顔をしかめる。

('、`*川「……」

('、`*川「どろどろこーひー、ドロドロね……」

額をつたう汗がただ、水面揺らしてポチャンと鳴った。


おわり



o川*゚ー゚)oブーン系小説&イラスト練習総合案内所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1363195136/

[ 2013/03/26 20:48 ] 総合短編 | CM(0)
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