まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

 スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | CM(-)


 ( ^ω^) 見覚えがないようです

426いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:14:56.13
投下します たとえ誰もいなくとも

( ^ω^) 見覚えがないようです
ずっと昔から、この時期になると耳が悪くなる。
聞こえづらくなると言うよりは、ある一瞬、一時だけ聞き取れなくなるのだ。
それも一時間とか一分とかではなく、わずか数秒のことだ。
病院に行っても難聴や聴力、脳機能の問題は一切ないと判断される。
気のせいなのかもしれない。
毎年、秋が来ると、わからなくなってしまうのだ。

( ^ω^)「はあ、ただいまだおー」

ξ゚⊿゚)ξ「おかえり、どうしたの?ため息なんてついちゃって」

( ^ω^)「ああ、いや、秋のいつものだお、上司のショボンさんが何を言ったかわからなくて」

ξ゚⊿゚)ξ「秋、聞こえなくなっちゃうやつね。日常の会話には支障がないのに」

( ^ω^)「不思議なんだお、会話の、ちょっとした言葉が全く聞こえなくなるんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「でも秋は短いわ、ほらご飯にしましょ。秋刀魚よ秋刀魚」

(*^ω^)「秋刀魚!やっぱり秋は魚だお!」


427いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:19:06.76
家に帰ると妻が食事の用意をしていてくれる。
平日は妻が、休日は僕が作ることになっている。
苦労を分かち合わなければ、お互いを理解できないからだ。
就職して5年がたった。
ようやく仕事も任されるようになり、お金にも余裕が出てきた。
いつか二人の家を、静かなところに建てようなんて、大学の頃の夢も現実味を帯びてきた。
ベージュ色のテーブルクロスの上に、料理が並ぶ。
妻が作る料理は最初こそ壊滅的だったが、今では美味しく満腹になるくらいまで成長した。
最初の頃の料理なんて爆撃の後のような惨状だった。

テレビを見ながら、職場や世の中のこと、自分たちのことを話す。
食事時のテレビはニュースを見ることにしている。
あれこれコメントをつけやすいのはめまぐるしく変わる世界。
昨日のニュースがどれだけ大事だったかは重要ではない。
毎日毎日、まるで一大事のように語られる新情報を飽きないように聞き流す。
妻はハリケーンのせいで野菜が高くなったと愚痴をこぼし、僕は自然は怖いと返す。

ξ゚⊿゚)ξ「あら、??????????????、懐かしいわ」

( ^ω^)「・・・」

今、妻はなんと言ったのだろう。
きっと読み上げた何かはテレビの画面に書いてあるはずだ。
そう思ってテレビを見ると、早いことに場面は変わり、株価の暴落についての話題になっていた。
株価の暴落が懐かしいわけがない、でもその前がどんなニュースだったのかわからない。

428いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:29:18.58
( ^ω^)「だおだお・・・」

だから適当な相槌をうって、妻がその話を続けないことを願った。
ついでに方向もずらしておこう。

( ^ω^)「あ、お茶とってくるお」

妻の空いたグラスをとってキッチンに向かう。

ξ゚⊿゚)ξ「ありがと」

お茶を注いで戻ってくると、妻の関心は職場の可愛い後輩の話に変わっていた。
馬鹿だが愛嬌があって、学が無いが好奇心はあるといういい子らしいのだった。

ξ゚⊿゚)ξ「そういえば、あの子も?????????の???だったわね」

今日は頻度が高いなと思った。
物理的に耳が悪いとは考えられない。三つも回った医者の全てが証明している。

( ^ω^)「お?」

ξ゚⊿゚)ξ「世の中狭いわね、私だってそんなに会わないわ」

( ^ω^)「世の中は自分で思ってるほど広くないんだお、まあネットのおかげもあるけど」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね、?????????????????????ね」

( ^ω^)「・・・」

429いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:35:14.16
本当に今日はひどいなと思った。
思えばこれが仕事で起きたことはない。
今日のショボンさんとの話だって、休憩中に新聞を広げていたショボンさんが何かについて僕に話題を振った時に起こった。

『ね』で終わったということは何かを同意して欲しいから言った文章のはずだ。
だから妻には申し訳ないけれど、適当な同意の相槌をうっておくだけにする。

( ^ω^)「だお」

目の前の料理が急速になくなっていく。
大半は僕の胃袋に収められていく。
余さずぺロリと平らげると、妻は作った甲斐があるわ!と喜んでくれる。

平日の洗物は僕の仕事だ。
妻は机を拭いて、お風呂の準備をしている。
妻の職場は朝が早い。
早めに寝てしまうのは残念だが、遅くまで付き合ってくれて体を壊されたら申し訳ない。
洗物の水を冷たいと感じた。
そういえば夏の水道は生ぬるい感じだった。もう寒い季節がすぐそこにきているのだろう。
冷たい水というものはいい。飲むにしても生ぬるい水というのは不快感が生まれてしまう。
いい水だ、ずっと浸かっていても寒くはないだろう。
みんなもそう言っているだろう。
洗物を片付けてゴミの始末をすると、妻が風呂からあがってくる。
髪を上げてバスタオルで体を隠している彼女は、とても美しかった。
だからただ、美しいとは言わずに頬にキスをした。

430いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:41:30.16
ξ*゚⊿゚)ξ「あら、ふふっ」

すると妻は僕の額にそっとキスをしてくれた。
風呂から上がったばかりの暖かい体温と湯気と、石鹸のいい香りが心地良かった。
もし僕がアルコールで酔っていたら、もう少し先まで進んでしまっていたかもしれない。

(*^ω^)「おやすみだお」

ξ*゚⊿゚)ξ「おやすみなさい、あなた」

妻はちょっとうれしそうに自分の部屋に戻っていった。
僕も風呂に入ろう、汗をかいた体のままでいるのは嫌だ。
妻は僕の額にキスをしてくれたが、しょっぱくはなかっただろうか。

シャワーを頭から浴びて頭を洗いながら体を洗うと、いつも妻から変な洗い方と笑われる。
どうせ泡が体につくのだから一緒に洗ったほうが良いのではないか、と思って高校の頃から始めた方法だ。
そんなに変な方法だろうか、たしかに頭はシャンプーがついていて、顔までたれてくるものだから目は開けられない。
しかし自分の体は、目を開けていなくてもわかるだろう。どこを洗うべきかとかはいつもと変わらないわけだし。
全部を流しきってから湯船に浸かる。
妻はちょっと熱めのお湯が好きだが、僕は温めのほうがいい。
だから妻が入った後に入るとちょうど良いくらいだ。

(*´ω`)「ふぃー」

431いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:46:11.27
いい湯だった。次の休みは妻と温泉に行くのも良いかもしれない。
二人とも、休みは二人でいたい人だから、いっそ泊りがけにしてしまおうか。
行くとしたらどこがいいだろう。
そうだ、あの、あれがいい。昔僕とみんなで行ったことがある。
あそこなら綺麗な景色と、水の音がしてゆったりできるだろう。
みんな、あれ?
いや知っている、一人一人、全員の名を。

∴∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴(●)∴∴∴∵∴∴∴∴∴(●)
∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵


(´・ω・`)「ブーンくん、右の棚の書類お願いねー」

( ^ω^)「あいあいですおー」

仕事はいつもと変わらない。
もしかしたら単調かもしれないが、職場の人たちはみんな明るく楽しくやっているから飽きない。
周りが明るいというだけで、モチベーションも変わるということだろう。
仕事をてきぱきと終わらせる。作業をしながら温泉旅行の行き先を考える。
妻に言ったら

ξ*゚⊿゚)ξ「久しぶりねえ、行きたいわ!肌にもいいし!」

432いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:50:38.70
と上機嫌にはしゃいでいた。いくつになっても僕たちのやっていることは変わらない。
温泉といっても近いところ遠いところいくつもある。
近場なら、あそこがいいだろうか。

(´・ω・`)「ブーンくん、これどうやるんだっけ?」

( ^ω^)「はいですおー、これはこっちの、あ、マニュアル作っておきますお」

(´・ω・`)「ありがとう!いやあ歳をとると物覚えが悪くなるねえ」

仕事を覚えるまでは大変だったが、今となっては楽なものだ。
新しい環境になったというだけでやることは大学時代とそんなに変わらない。
責任とお金を背負うようになったくらいの差だ。それは大きな差でもあるのだけれど。

昼休みになると会社の食堂でカレーを食べる。金曜日とかだからではなくカレーを食べる。
飽きないのか、と聞かれるが昔も食べていたこの懐かしいレトルトの業務用カレーの味が好きなのだ。
ビロードもビコーズもハインもニダーも好きだった。
スキーの後とかに食べるこのカレーは、母が作るカレーよりもずっと美味しく感じた。

社長がポケットマネーで買ってきたでかいテレビからニュースが流れている。
社長が映画を見るために買ったらしいが、秘書さんがいつのまにか食堂に設置していた。
おかげでまるでスクリーンに映しているような大きな画面でニュースを見ることが出来る。
ただ画面に集中してしまうとカレーをこぼしてしまうので注意が必要だ。

(´・ω・`)「あ、???????????のやつだね、いいねぇ元気だね」

( ^ω^)「・・・」

433いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:52:59.60
僕はほとんど瞬時に反応することが出来た。
目だけを動かして最小の動きでテレビ画面を見た。
テレビの画面には何も映っていない、黒いプラスチックの板が僕たちの姿をわずかに反射していた。
('A`)一体どうして見覚えがないんだ?
テレビの画面はかすんでよく見えなかった。
でも何か、広いところを写していた。
音声は聞こえない、がやがやしている食堂では元から聞こえないから映像と字幕だけでニュースを見ていた。
広い、静かなところだった。
森の中にあって、そこは穏やかで、懐かしい場所だった。
だが、すぐに画面が変わって、くだらない政争の話に変わっていった。

(´・ω・`)「ブーンくん?どうしたの?」

どうやらぼけっとしていたようだ。
上司が何かを話していたようだが、完全に聞き流していた。
失礼なことだがまあ起きてしまったことは仕方がない。

( ^ω^)「いやあ、妻との旅行のこと考えてたんですお」

(´・ω・`)「おっ、幸せ自慢かい?残業させるよ?」

( ^ω^)「ごめんなさいですおwww」

週末にはあそこにいこう。懐かしい思い出の場所へ。


∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵
∴∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∵∴∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴(●)∴∴∴∵∴∴∴∴∴

434いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 00:57:57.69
定時には仕事が終わるというのはいいことだ。
世の中ではブラックだホワイトだと騒いでいることだが、騒ぐ価値のあることだと思う。
自分の時間を切り売りして生活しているのだから、売る時間を無駄にはしたくないものだ。
車に乗り、ラジオをつけてカーナビをつける。
ショボンさんは愛用のバイクで飛び立っていった。独身貴族は趣味に全振りだ。
ラジオは流行の音楽と、流行が終わった音楽を流している。
合間合間に入る、最近のことへのリスナーの意見とかも面白い。
高校生から老人まで、いろんな人がラジオを聞いている。
みんな話題に出さないだけで、中身を意識してないだけで聞いているのかもしれない。

『はーい!さっきの曲は素直姉妹で、【ラッキーAA】でしたー!そういえば???????????高校は今年三度目のエイト大会優勝ということで』

( ^ω^)「・・・」

高校だ。
僕の思い出だ。
高校、高校だ。
僕はどこの高校を出た?いつ妻に出会った?
高校の名前が思い出せない。今の聞き逃した、意識して聞いていなかったのかそれともまた秋の難聴なのか。
いいや、今何かの大会の優勝といった。これはニュースになるような内容なのだ。
テレビで見逃したことも、妻が夜に言っていたこともこれのことなのか?
('A`)バーチウッド高校だよ

( ゚ω゚)

435いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:02:56.88
バーチウッド!そうだ!僕の高校だ!あの時、僕は何かを忘れてしまったんだ!
カーナビに覚えている限り、近くにあった建物を打ち込んで、地図を吐き出させる。
そうだ、山の中にあった。
何かの行事だった、僕たちはあの学年になったら行くことになっていた。
('A`)彼らは君の友人だったじゃないか
ああ!なんで今まで忘れていたんだ!あの景色を!綺麗で冷たい水だ、透き通ったあの景色が好きだった!
山の間にポツリとあるあの場所へ、行かなければならない!忘れていた分を取り返さなければならない。
車を走らせる。携帯が何度か鳴ったが取っている暇も確認している時間もない。
今すぐあの場所に帰らなければならない。
みんなが僕のことを待っている。
日が暮れるのが早くなり、すでにお月様の時間になりつつある。それでもかまわず車を走らせた。
山の間に挟まれるように敷かれた道路を、事故を起こさない程度に早くあせりながら走る。
なぜか道路は荒れていて、草木が飛び出てひどい有様だった。
高校を出て9年になる、ここをみんなと一緒にバスで通ったのだ。
その時はこんなに荒れてはいなかった。9年間人の手が入らないと人工物は飲み込まれてしまうのか。
カーナビにはもう道が示されていない。なぜだろう、ここにはコンクリートが敷かれた道があるのに。
それでも目の前の道には見覚えがある。多少がたつくが、問題なく通ることが出来る。
('A`)頼む、助けてくれ、戻ってきてくれ、みんなのために
急がなければならない。うるさい携帯電話の電源を切り、ライトをハイビームに変えて走る。
そこにいかないといけない、僕は僕は
('A`)クラスメイトが待っている、助けに行かなきゃ、こんな秋だったじゃないか
秋になったら校外学習があった。

437いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:08:32.47
遠い山の中で自然のうんたらかんたらを、という名目で行かされた。
修学旅行の前の、練習みたいなものだったのかもしれない。
高校生のときは勉強ばかりで、みんなで協力して生活するなんてことはなかったかもしれない。
仲は良かったけれど、そこまでじゃなかったのかもしれない。
電波も通らない場所に連れて行かれて、古いけれど綺麗な宿の部屋に、何人かで入ったんだ。
そう、小さな頃に夢見た冒険が出来そうな気分だった、見知らぬ世界で仲間たちと共に。
あのときだけは、僕たちはませた高校生じゃなかった、女子も男子も、小さな頃の夢を見ていた。
('A`)目を覚ませ、俺たちが卒業するはずだったあの年を、皆が君を呼んでいるのが聞こえないのかい?
聞こえるとも!聞こえる、みんなの声が聞こえる。
あの声はモララーのだ、キザで紳士ぶってて、ちょっと高い自分の声を気にして低くしゃべってた。
これはミセリの声だ、昼ごはんになると男子顔負けの速さで弁当を食べて友達とおしゃべりをしていた。
あれはフォックスだ、煙草を吸ってるのがばれるからって、いつもガムを噛んでごまかそうとしてたんだ。

( ゚ω゚)

ああ!あああ!そうだ!みんなが僕のことを待っている!

∴∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∵∴∵(○)∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴(●)∴∴∴∵∴∴∴∴∴(●)
∴∴∴∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵∴∴∴∵∴∵∵

438いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:09:32.92
山道を抜けると、山に囲まれるようにまるでダムのように孤立した湖が広がっていた。
もう夜も深く、月明かりが水面に反射して、とてもとても綺麗だった。
あの時と同じだ、あの時と同じ、美しい景色だ。
わずかな靄が、人工物ひとつない景色をさらに幻想的にしている。
喧騒は山の向こうに遠く、ここには水と風の音と、呼び声しかない。
車を湖の近くに止めると、すぐそこに荒れ果てた宿があるのがわかった。
もう何年も使われていないのだろう、古いが落ち着いた雰囲気のあったその建物はすでに幽霊屋敷になっていた。
宿に用はない、みんながいるのは宿ではない。
あの月の下だ。

聞こえないのかい?

聞こえないのかい?


聞こえないのかい?

聞こえるとも、みんなの声が聞こえる。
どうして忘れてしまっていたのか。
そうだった、僕が大学に入ったときには友達がいなかった。
友達がいなくて不安だった、勇気を出して入ったサークルで仲良くなったのが今の妻だ。
どうして友達がいなかったんだ?
僕たちは同じ大学を目指していた、ほとんどが同じ場所を目指していた。
試験場、点数で殺しあうことになったとしても、僕たちは大学受験というゴールのために日々を楽しんだ。
どうして友達がいなかったんだ?
僕も大学に受かった、僕以外になんでいなかったんだ
みんなそつぎょうしなかった そつぎょうできなかった
ぼくだけがそつぎょうした ぼくだけがそつぎょうできた

439いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:12:36.03
靴やズボンがぬれるのも気にせずに、だんだん深くなっていく湖に入っていく。
月明かりのぼんやり青い光に照らされて、湖に浮かぶ船が見える。
船の上にみんなが立っている。こっちをみている。こっちをみてよろこんでいる。
そうだ当然だ当たり前だ、いなくなった友達が、苦楽を共にした友人が帰ってきたのだから。
彼らの色白い肌が月明かりでぼんやりと透明に光る。
薄い血の色と、紫色の唇と、水に濡れた髪と

( ∀ )( Д )<ヽ ∀ >从 ー 从(* ω *)( _ )( A )(` ω ´)( _ゝ )从 ∀从|゚ノ ∀ )爪 ー )( _L )(= ω )ノ( <_ )

忘れてはいけないことだった、どうして今まで忘れていたんだ

440いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:13:56.12
おかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえり
おかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえりおかえり

みんながぼくのことをまっている
みんながぼくのことをまっていた

ぼくはきみたちにみおぼえがある
ぼくはきみたちのともだちだったんだ
みんなのめがぼくをみている
かれらのてをとらなければ ぼくもいっしょにいてあげなければ
ああ、ああ、ごめんみんなごめん、いまかえったよ、ごめんねただいまおかえり


('A`)湖に戻るんだ
以上です ありがとうございました

441いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/03(木) 01:18:24.81
乙でした!
名前を伏せてるとこでキノの旅を思い出したよ
なんでみんなはブーンを呼んでたのか、なんでブーンは生き残ったのかまで知りたいと思った

442いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/04(金) 23:08:33.48

ひらがなって恐怖心を煽るな

443いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止 :2016/11/05(土) 03:13:24.67
ずっと呼ばれてたんだなぁ……
おつ

引用元:( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです [転載禁止]?2ch.net
http://shiba.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446334277/426-

[ 2016/12/03 21:03 ] シベリア | CM(0)


コメントの投稿


 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。