まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 花を添え、夢は舞い、今に立つようです

90名無しっていいもんですね@転載は禁止 :2015/08/13(木) 21:52:00.42
元ネタ:从 ゚∀从 無頼娘の旅のようです
http://sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-458.html


「花を添え、夢は舞い、今に立つようです」

92花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 21:53:24.19
真夏の日差しも三時を過ぎれば柔くなる。

皆が明日を考え出すころ、その幼女はブーン系小説シベリア図書館の中庭にある花壇で、夏の花を鼻歌交じりに摘み取っていた。

イ从*゚ー゚) ~♪

  _、_
( ,_ノ` ) おーいケイちゃん、休憩しようか。飲み物もおやつもあるぞー

イ从*^ー^) !


93花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 21:56:11.51
幼女には、ブーン・ケイ・シベリアたんという名前が付いていたが、多くの場合でケイと呼ばれた。

幼女は、いつの間にやら図書館と共にあり、気が付いた職員や一部の利用者も幼女を受け入れていた。

幼女がどのような経緯を経ていようとも、シベリアに在り郷に従い穏健に過ごしているのであれば、シベリアンは拒まない。

そもそもこの地で生まれた可能性が高い幼女なのだ、皆やさしく見守っている。

  _、_
( ,_ノ` ) 色も量も、ずいぶんとたくさん集まったね

イ从*゚ー゚) ♪

('A`) 渋沢さーん、蝋燭持ってきましたよ

94花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 22:00:04.01
  _、_
( ,_ノ` ) お、ありがとうな。こりゃ、百物語企画の奴か…懐かしいもんだな

('A`) しかもこれ、あの回で館長が発注しすぎた分の残りですよ。一本といわず全部使え、なんて事を言っていました

  _、_
( ,_ノ` ) はっはっはっ…いいな、これこそ相応しいじゃないか

イ从*^ー^)b

('A`) ケイちゃんも納得ですか、良かった良かった

95花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 22:02:52.48
※※※※※


日が落ちて星明かり、ランタン、館の照明に照らされながら職員総出で幼女を手伝う中。

最も新しい職員のハローは考えていた、いったい誰を弔うのか、どこに参る墓が在るのか、そもそも幼女がやったのは、館の正門前で花を並べ蝋燭を立てただけ。

正直手伝うことなど何もなかったのだが、館長は少しでもと、妙に熱心だった。

今から何が始まるのか、ハローには分からなかった。

そこで恥を忍び、自分の隣に立ち、満足げにはしゃぐ幼女を見つめていたアサピーに訊ねたところ、少しばかり予想外な答えが。

97花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 22:07:15.74
(-@∀@) 説明がなくとも、始まればわかりますよ。感覚的に、ね


アサピーにしては珍しい、ぼかした返答に首をひねるも、真面目な彼がそういうのならばそうなのだろうと。

蝋燭に火をつけたがりツンに止められた幼女を眺めることにした。


(-@∀@) ああ、そういえば…帰り雪を見たことはありますか?


シベリアにはシベリア三大奇所とよばれる、怪奇現象の起きる場所がある。

ただでさえ過疎のシベリア、観光客もろくに訪れないような場所ではあるが、知る人は知っている。

そのひとつ、かつて反政府軍対策に造られた監視塔では、初夏に無数の蛍火が舞い上がる現象がみられ、それを里帰りした死者の放つ光と信じる地元民からは『帰り雪』と呼ばれていた。

それを、ハローが実際に見たことはない。


(-@∀@) 似たものならば、きっと今から見ることができますよ

98花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 22:14:01.02
幼女がツンと一緒に蝋燭へ火をつけた。

そして目をつむり祈るように手を合わせる。


イ从*゚ヮ゚) !


すると瞬間、出るわ出るわ、どこからともなく蛍火があらわれそして。


イ从*゚ヮ゚)


知っている、という感覚が皆の全身を駆け巡った。

懐かしさに体が震える、ハローは感覚的に理解した。


イ从*^ー^)


これは、かつて語り合った人々の記憶たち。

次々に生まれおちた物語の思い出たち。

語り継がれる事もなく、記録もろくに残らない、実を結ぶことなく落ちた花々。

先祖と言うか、先駆者達が蒔いた種のひとつひとつが、淡く儚い光となって夜空を舞っていた。

100花@転載は禁止 :2015/08/13(木) 22:20:34.95
( ;ω;)

何故気付かなかったろう、ハローは思う。

たくさんの人の、たくさんの情熱が、私たちの足下に埋もれていることを何故、忘れていたのか。

別に、頼まれたわけじゃない、というか少々大袈裟かもしれない、ここでやるのは場違いかもしれない。

勝手にこんな扱いをするなと怒る人もいるかもしれない。


(。@∀@) これだから、私の作業は尽きないのですよ、まったく…


それでもと、皆は光を見送っている。

自分達の想いもやがて、同じ処に向かうから。


イ从*^ヮ^) ~♪



これはただの自己満足、感傷の産物。

それでも皆は願うのだ、あなた達の想いに安らぎあれ、と、シベリアより愛をこめて。




 ※関連記事 シベリア図書館は今年で五周年を迎えました
 ※関連企画 百物語2010 ろうそくについて
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★52 [転載禁止]?2ch.net
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1428149845/90-

[ 2015/08/18 22:40 ] シベリア | CM(0)
[タグ] シベリア


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