まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 -1- JCシイはロリコン変態鬼畜野郎にペロペロされちゃうようです

 ※ 長編序章祭2 参加作品
389いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:33:30.83


深い深い山の中、世間一般にあまり知られていない寺があって、そこは足を運び懇願すれば家族仲を取り持って貰える、と伝えられていた。

建立しばらくは人の息吹が絶えることは無かったその寺も、今では鬱蒼とした広葉樹林の直中にある、朽ちた廃寺と化していた。

|  ^o^ | それで お前みたいなガキが どうしてあんなボロ寺を めざすのだ

| ^o^ | はよう答えねば 骨の髄までしゃぶり尽くしてやるぜ

そんな寺へと続く山道を、肩掛け鞄しか持たず一人きりで歩いていた、中学生のシイに、奇妙な姿の2人組が絡んでいた。

(*゚ー゚) 骨って舐めると味するの?

| ^o^ | しない 誰があんな物 舐めるものかよ

|  ^o^ | ならば 醤油をかけましょう


390JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:38:42.79
| ^o^ | 醤油の味を 楽しむのならば 飲んだほうが早い

|  ^o^ | 貴様は もうだまれ

2人は、花柄の浴衣を来て、草鞋を履き、ニコヤカな表情の描かれたお面を被って、操る言葉も片言である。そして何より、頭頂部に一本、小さい角が生えていた。

(*゚ー゚) ねえ、もう通してよ。私はお寺に行きたいの

| ^o^ | おおっと ならねえぜ

|  ^o^ | ひさしぶりの 人間 それも幼い少女

| ^o^ | 人間の 肉は 美味い

(;゚ー゚) そんなことないよ…ま、まずいよ、私

|  ^o^ | それは 僕らが 決めること

| ^o^ | あきらめて 骨を しゃぶらせろ

|  ^o^ | 貴様 肉はどうした

391JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:41:16.15
それを木の陰から眺めていた和装の男は、シイが震えはじめたのを見て、わざと派手に草をかき分けながら登場した。

('A`) いやあ、そんな子供より魚のほうが美味いぞ、やめときな

| ^o^ | おのれ なにやつ

|  ^o^ | いや ドクオだから

| ^o^ | わかってた

|  ^o^ | 黙れ

('A`) それにな、その子は俺の知り合いだ

(;゚ー゚) はあっ?

|  ^o^ | これは 失礼 いたしました

| ^o^ | ゆるしてください ドクオ

('A`) 赦すよ、だからどっか行け

|  ^o^ | それでは

| ^o^ | さらば

392JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:46:10.08
2人組は、道を外れ山の中へと消えた。

('A`) …さて

((( (;゚‐゚) )))ガタガタガタガタ

('A`) まあ、落ち着け、安心して良い。俺はこの近くに住んでる者だ

(*゚ー゚) 地元の人?

('A`) そうだ。俺は、ドクオと言う。寺に行きたいらしいな

(*゚ー゚) うん

ドクオは、シイを一瞥する。
靴も含め、野山にはどうみても向かない上品な洋服…上は薄手とはいえ長袖だが、下はスカート。鞄の中身も、期待できそうに無い。

('A`) その様子じゃあ、止めた方が良いな。しかも、あの2人組が見えるどころか、普通に会話してただろう。尚更だ

(;゚ー゚) え、見えるって…どうゆう…

('A`) あいつら、人間じゃない。お化けだ、オバケ。妖怪だよ

(;゚д゚)

シイは、土の上にへたり込んでしまった。腰が抜けたらしい。

393JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:50:09.73
('A`) おいおい、汚れるぞ、ほら掴まれ

ドクオは手を差し伸べた。シイも一度は手を取ろうとしたものの、すぐに引っ込め、ポケットから携帯電話を取り出す。

(;゚ー゚) そういえば、あの2人と知り合いっぽかったし…さては、オニイサンも怪しいひとでしょ!

('A`;) ち、ちちちっげーし!ぜんぜん怪しくねーし!めっちゃ健全だし!

(;゚ー゚) でも今、女子中学生の手を握ろうとしたよね?

('A`) やはりJCか…いやまあ、確かにそうだけど

(;>д<) アウトー!!

('A`;) セーフッ!!審判買収してんじゃねえの!?

(;゚‐゚) と、特殊作戦群に…

('A`) それは陸自だ

(;゚ー゚) 知ってるし!

('A`) そうかい…なあマジで通報すんの止めてくんない?

(;゚ー゚) ふん、やましいことでも…あっ

('A`) どうした?

394JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 17:58:39.46
(;゚ー゚) …auの充電器、持ってない?

('A`) …家だな

(;゚ー゚) …

('A`) …自分の家に帰ったら?

(;゚‐゚) イヤ

('A`) じゃあ、俺の家に来るか?

(;゚ー゚) それなんてエロゲー?

('A`) ないわー。充電器を餌にするとか、エロゲーでもないわー

(;゚ー゚) 近くにコンビニは…

('A`) あると思うか?

シイは道中を思い出す。
駅からバス停、そしてこの山道に至るまで、コンビニはおろか電池式充電器が売ってそうな店も無かった。

(; ー ) 携帯のナビ使いすぎた…

395JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:00:22.33
('A`) 来た道戻るくらい

(#゚д゚) できるけどそれじゃ無駄足じゃん!

('A`) あ、うん

(;゚‐゚) どうしよ…

('A`) なんなら泊まってくか?

(;゚д゚) うわぁ…

396JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:07:34.50
('A`) まてまてまてまて、健全だから、合理的発想だから。
どのみち、このまま寺に行っても、着く頃には日暮れ時だ。暗くなったこの道を、独りで歩くってか?

(;゚ー゚) 懐中電灯あるし…

('A`) 虫も蛇も猪も化け物も追い払える懐中電灯って、それはもうライトセイバーだよね

(;゚‐゚) うぅ…

('A`) まあ仮にそうしたとして、何かあっても助けを呼べないんだぞ。だったら明日の朝、出直した方が良くねえ?明るいうちなら案内もしてやるよ

(*゚‐゚) …お

(* ‐ ) おねがい、します

ドクオは、心の中で天を仰ぐようなガッツポーズをきめた。

('A`) ああ。立てるか?

(;゚‐゚) むーりぃ…

('A`) おまえは森久保か

(;゚ー゚) いえ、シイですけど

('A`) シイね…俺はドクオ

(;゚ー゚) まるでだめな独身男、略してドクオ?

397JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:11:29.41
('A`) 無理して少し懐かしいネタ入れなくて良いからね、しかもマダオよりグサッとくる上に否定できないけど…ほら、抱えるぞ

(;゚σ゚) あっ?ちょ…

ドクオはシイを軽々、両腕で抱え上げて道を下り始めた。

(;゚σ゚) セ、セクハラ!

('A`) 違うな、超法規的措置だ

(;゚ー゚) なにそれ

('A`) それにしても軽すぎだな、背も低いし、最初は小学生かとおもったぞ

(#゚ー゚) うるっさいなあ…

('A`) 気にしてるのか?

398JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:17:46.78
(;゚ー゚) そりゃそうでしょ、中学生なのに小学生並みなんだよ?

('A`) いいじゃねえか、どうせ悩むのなんざ子供のうちだけだよ

(#゚ー゚) うるさい179センチ

('A`) なんでわかった

(*゚ー゚)+ 他人の身長気にしてたら分かるようになった

('A`;) 無駄に凄いな…

空が朱色に染まり、太陽の殆どが隠れた頃、ようやくドクオの家に到着した。

(*゚‐゚) …

('A`;) ごめんなさいね言葉も出ないほどのボロ屋で!

山の麓、周囲を古い木々に囲まれた平屋の木造住宅、なのだが。

骨組みこそ耐えてはいるものの、土壁は崩れかけ窓にはガムテープだらけ、瓦屋根には花が咲き、雨樋は割れている。
末期だった。

399JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:22:40.35
(;゚ー゚) これ、電気きてんの?

('A`) 電気、水道、ガス完備。いやマジで

(*゚ー゚) よく維持してるね

('A`) 業者さんには頭がさがるよ、ほんと

(*゚ー゚) あ、もう下ろして

('A`) おう

(*゚ー゚) おじゃましまーす

('A`) はいはい、お邪魔されまーす

歪んで開けにくい引き戸の玄関から入ったシイは、中が存外綺麗な事に安堵した。

(*゚ー゚) 掃除好き?

('A`) 暇なだけだ。さ、こっちだ

(*゚ー゚) うん

板張りの廊下を盛大に軋ませて、畳敷きの広い部屋に入る。
ドクオが障子と窓を開けると、シイが目指していた寺のある山の頂が見え、吹き下ろされる風は室内を清涼感で満たした。
赤い金魚の描かれた風鈴が心地良い音色を奏でる。

400JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:28:20.20
(*゚ー゚) 涼しいね、ここ

('A`) まあな。さて、風呂入れ

(*゚ー゚) …

(;゚д゚) ハッ!

('A`) おい何だよその反応、汗かいてんだろ?

(;゚ー゚) のぞき…

('A`) しません

(;゚ー゚) 闖入…

('A`*) しないけど今の台詞もっか…ゲフン!ゲフン!

(;゚ー゚) …着替えとかは?

('A`) 今持ってくる

ドクオは一旦部屋を出ると、すぐに畳まれた男物の浴衣、それにハンドタオルとバスタオルを持ってきた。

('A`) 俺ので悪いが、七分丈だし袖も袴の裾も、折れば何とかなるだろ

401JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:34:11.47
(*゚ー゚) あ、ありがと…あれ?

('A`) ん、下着か…残念だが新品は無いぞ

(*゚ー゚) ってことは、ドクオの使用済みしか無いの?

('A`) 洗濯済みとはいえ、嫌だろう

(*゚ー゚) 絶対イヤ。下着はいいや

('A`) だろうな…風呂場はこっちだ。ちなみにトイレは風呂場の隣な

また廊下を軋ませ、僅かに薄暗く感じる風呂場へ。

('A`) 中はこんなんだが…五右衛門風呂って知ってるか?

(*゚ー゚) ルパン?

('A`) ある意味おしいが違う。見ろ、釜になってるだろ

(*゚ー゚) うん

402JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:39:12.51
('A`) この板を、底に敷くんだ。湯船に浸かるときは、足で板を押さえながら入れ…本来なら薪を使うんだが、家のはガスで沸かせる。
シャワーも同時に使えるから、追い焚きしながらでも体は洗える

(*゚ー゚) わかった

('A`) アカスリはとりあえず、このタオルな。こっちバスタオル。
脱衣所は無いから、風呂場で脱いだ服は、ドアの前にあるカゴに入れとけ。明日の朝に洗濯するから

(*゚ー゚) うん

('A`) まあ、なんだ…こんなボロ屋だし遠慮はいらん、好きに使え。それじゃ、俺は飯作るから

(*゚ー゚) うん…あっ

('A`) ん?

(*゚ー゚) あのさ…その、ありがと

('A`) 気にするな、おまえは、まだ子供だからな

(*^ー^) えへへー

ドクオが台所へ引っ込むと、シイは安心して汗の染み込んだ服を脱ぎ始めた。

403JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:46:12.63
('A`) さーて、何作るか…しまった、米すらない

ドクオは風呂場へ向かい、大きな声を上げる。

('A`) おーいシイ、ちょっと買い物行くわ。10分くらいで戻るから…

すると、風呂場から桶をひっくり返す音と、シイの声。

< ちょ!ちょ、ちょ、待って待って!

慌ててドアを開け、顔だけだすシイ。磨り硝子のドアなために、身体のラインが見えている事にも気付いていない。

(;゚д゚) 私もいく!一緒にいかせて!

('A`) あ、そうだよな怖いよな…すまんすまん、材料なくてな。後で一緒に行くか

(;゚ー゚) そうして。あー焦ったよう…

ほっとしたシイが引っ込んだ後、ドクオは前屈みになりながら、カゴに入っていたシイの服を凝視する。

('A`*) …匂いだけでも…いや、ばれそうだな、やめとこ

そして独り言をぶつぶつ言いながら、トイレにこもるのだった。

405JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 18:59:46.38



('A`) 似合ってるな

(*゚ー゚) そう?適当に着ただけだよ?

('A`) 元が良いからな

(*^ー^) …ん、そう?

藍色の浴衣で無理矢理に身を包んだシイは、幾重にも折り込んだ袖や襟などをいじったり、身を捩らせたりと、落ち着かない様子。

('A`) トイレか?

(#゚ー゚) さっき行ったしぃ!

('A`) そうだったな

(*゚ー゚) もう…それよりホラ、行こうよ

407JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:03:59.95
('A`) うん、悪いなぁ、米すら無かったんだわ…あ、携帯とか貴重品は置いてけ、草んとこに落としたら見つからんぞ

(*゚ー゚) うん

ドクオはシイを連れ、虫の音が響きわたる外へと出て、大きな物置からボロボロの自転車を引っ張りだした。

(*゚ー゚) なんか、すっごい古そうなんだけど

('A`) うん、古い。しかも長いこと使ってないからかな、このままじゃ乗れそうにない

(*゚ー゚) えぇー直すのにどんくらいかかるの?

('A`) …さあ?

(;゚ー゚) どうすんのさ

('A`) いや、移動手段なら普段使ってるのが、他にちゃんとあるんだが…しかしなあ…うーん

408JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:13:45.86
(#゚ー゚) もう!それ使えば良いじゃん、早く行こうよ!

('A`) おう、言ったな?

ドクオは自転車を玄関前に立て掛けると、手の汚れを着物で拭い、シイをひょいと抱え上げた。

(;゚σ゚) あ、ちょっ、こら変態!

('A`) 跳ぶから舌噛むぞ~

(;゚д゚) はあ!?

ドクオが、地を蹴る。瞬間、シイは音が消えたように感じた。

(; д )

しかし実際はそうでなく、風を切る音に虫や木々のざわめきがかき消されただけ。

シイは、星の瞬く夜空に浮いていた。

(#;д;) ひいぃやいやいやいやあああー!?

409JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:20:10.67
突然の急上昇に、無我夢中でドクオにしがみついたシイは、眼下の真っ暗闇を見、必死で視線を上へと逃がす。

('A`) 怖いか

ドクオと、眼があった。つい先程となんら変わらぬ彼の表情に、シイは不思議と、若干の安堵感を覚えた。
怖いことに変わりは無いのだが。

(#;д;) 怖いぃよ!何よいきならぁ!ワイヤーアクション?降ろしてっ!

('A`) まあ落ち着け、今落ちるから

(#;д;) 落ちるな上がれええええぇぇぇ!!

('∀`) ムリ

(#;д;) いやああああぁぁぁー!!

シイは、遊園地に行ったことがない。
もしもこの先、行くことがあったなら、絶叫系は絶対乗らないと堅く心に誓った。

410JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:26:55.49
('A`) まあ、減速ならできるんですけどねー

森の中に開けた草むらに着地する前、徐々に落下速度は落ち、ドクオはひとひらの羽のような柔らかさでもって、足をついた。

(*;д;) ひぐっ…うえええぇぇ…

('A`;) もう地面だからね、ごめん、ごめんね

森を抜け、田圃の中をうねる片側一車線の道路に出てからも、シイはしがみついたまま。

('A`) うーん…これ、通報されかねんな

(*;д;) 離しちゃやだぁ!

('A`;) しない、しないから

411JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:34:15.83
ドクオとしては、下半身の事情で今の体制だと少々歩きにくいのだが、しかしソレがシイにばれることも無いので、これはこれで良いだろうと抱えたまま歩いた。
弱々しい光量の街灯を幾つか越えると、やがてドクオの下半身も落ち着き、一軒の古びた商店にたどり着く。

('A`) こんばんはー。おうい、爺さん

( ´W`) はいはい、なんじゃ、なんじゃい何ですかい?こちとら夕飯を…

(*゚ー゚) こ、こんばんは…

( ´W`) …

(´W` ) )))

('A`;) まて爺さん早まるな通報やめろ

412JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:39:14.78
ワイシャツにスラックス姿の白髭を蓄えた老人は、ドクオに抱えられたままのシイを見て、即座に誘拐と判断したのだった。

( ´W`) お嬢ちゃん、本当に大丈夫かい?この鬼畜生に変なことされてないかい?イイコトしようぜとか言われなかった?

('A`) 何もしてねえよ糞爺!

( ´W`) だまっとれ!…お嬢ちゃん、正直に言って良いんじゃよ?無理してだっこされること、ないからね?

(*゚ー゚) はい、本当に大丈夫ですよ。ちょっと腰が抜けているだけです

(;´W`) 腰がっ!?

413JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:45:48.85
('A`) おい、なに想像してんだ

( ´W`) …ドクオ、貴様脅してるな?それとも洗脳か?…汚いなドクオ、さすが汚い!

(゚A゚#) やっとらんわ!

( ´W`) 犯人は、皆そう言う

(゚A゚#) 犯人じゃなくても皆こう言うだろボケジジイ!

( ´W`) それもそうじゃな…待っとれ、奥から持ってくる

ドクオの渡したメモを片手に、老人は店の奥からお米などを手提げ袋に入れて運び出してきた。

('A`) 助かるよ

414JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 19:53:08.26
( ´W`) なに、今月分の家賃に上乗せじゃ

シイを一旦降ろしたドクオは、腕に袋をひっかけると、今度はおんぶした。

( ´W`) 凄まじい犯罪臭だ

('A`) だろうな

( ´W`) それじゃあね、お嬢ちゃん。くれぐれも気を付けてね、何かされそうになったら家に逃げて来なさい

('A`) おいっ

(*゚ー゚) あはは…ありがとうございました

('A`) まったく…じゃあな爺さん

( ´W`) おーおー、さっさと行け

老人に見送られながら、ドクオは来た道を戻っていった。
着地した辺りも通り過ぎてしまったので、シイは訊ねる。

(*゚ー゚) とばないの?

('A`) とんでもいいのか?

(;゚ー゚) うぅ…

416JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 20:01:38.43
思い出し、シイはドクオの背に顔を埋めた。
そこでシイは、ドクオが全く汗をかいていない事、自分は汗だくな事に気付く。

(;゚ー゚) あっ…ごめん、私、汗臭いよね…もう降りるよ

('A`) 別に気にならないけど…歩けるのか?

(*゚ー゚) うん、歩く

('A`) そうか

ドクオはシイを降ろし、歩調を合わせ隣を歩く。

('A`) …おい、すんごく今更なんだが

(*゚ー゚) なに?

('A`) 俺のこと、怖くないのか?

(*゚ー゚) 怖いよ

('A`;) あっ、ですよね…

(*゚ー゚) でも、ドクオはマシ。ぜーんぜん、マシな方、だから

('A`) そりゃ、誰と比べた話だ?

(*゚ー゚) …パパとママ

('A`) ふうん。世も末だな

417JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 20:07:21.19
そこら中の草むらがジイジイとがなり立て、街灯には大きな羽音が群がる道を、2人は無言で歩いた。
時折シイが木々の暗闇を見ては、得体の知れない恐怖で背筋を凍えさせ、そのたびにドクオの横顔で心を落ち着かせる。
どうしてそうするのか分からないまま、シイは何度も繰り返した。

やがて、帰宅した2人。
シイは再び汗まみれになってしまい、出かける前と同じくドクオが夕飯の支度をする間、シイは風呂に入り直す。

そこでシイは、風呂場のドアが磨り硝子で、ろくに知りもしない男に体の線をばっちり見られた事に思い当たり、恥ずかしさで湯船に顔を沈めていたら、すっかりのぼせてしまった。

(*"ー") あがった~よ~

('A`) …先に氷水でも飲め

シイは少し休んでから、火照りすぎな胃袋に素麺を流し込む。

(*゚ー゚) …ドクオは食べないの?

('A`) まだ腹減ってないからな。そっちは遠慮すんなよ?

(*゚ー゚) うん

418JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 20:12:27.89
風鈴と虫の声を聴きながら、シイは思う。

素肌に直接浴衣を纏っている事が、気にならなくなってきたように、目の前で自分の胸元をチラチラと見ているドクオの正体についても、そのうち気にならなくなるのだろうと。

シイは今までに出会った、どんな大人とも異なる雰囲気に、根拠なく期待をしているのだった。

(*゚ー゚) 暑いなあ…ねえ、扇風機ないの?

食事を終えたシイは、あつかましいとは思いつつ、口に出す。

('A`) あるぞ、ちょっと待ってな…よっこらセ、しょっと

爺臭く腰を上げたドクオがなぜ言い直したのかは、訊ねないほうが良いとシイは判断した。

(*^ー^) ふふっ…変な奴…

420JC@転載は禁止 :2014/07/17(木) 20:16:04.66
廊下を軋ませ、ドクオはプラスチックが黄ばんだ古めかしい扇風機を抱えてきた。

('A`) あったぞ。ほうら、扇風機だ。ちゃんと埃ふいてあるからな…かちっとな

(*゚ー゚) うひょーこれこれ!

シイは素早く扇風機の前に座り込み、ツマミを引っ張って首振り機能を固定にすると。

(*゚σ゚) あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

('A`) …

(*゚σ゚) み゛い゛ん゛み゛ん゛み゛ん゛み゛ん゛み゛い゛い゛い゛い゛い゛

('A`) …

(*^ー^) うひゃっはははははっ!久しぶりだあコレ!

('A`*) …

('A`) …え、久しぶりって 、おまえの家じゃまだ扇風機出してないのか?

(*゚ー゚) ううん。やるとぶたれるだけ

('A`) そうか、それじゃあできんわな


( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/389-



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