まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 掘り出し物のようです

323掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 00:30:17.55
雲一つ無い、冬の夜。

茜色に輝く満月の下で、北洋統合軍に属する八枚翼の超音速戦闘機たちが、シッターラバール連合軍傘下である六枚翼の超音速戦闘機群との死闘に臨んでいた。

(´・ω・`) なぜだツン!なぜ君は僕達を裏切ってまで、有機ユニットに成り下がった!?

シベリア防衛作戦、これが失敗に終われば北洋統合軍は補給路を完全に断たれてしまうが、ソクヴィッパー合衆国軍の到着まで持ちこたえることができれば、戦局に希望が生まれるのだ。

ξ゚⊿゚)ξ 貴方に解るわけがない!私は、こうするしかなかった…こうすることでしか、自由に動ける身体に成れなかった!

地平の果てまで横たわる広大な永久凍土と静謐に澄み切っていた大気を汚し、切り裂き、燃やす。

地上も空中も夥しい数の敵味方が争うなか、ショボノフはかつて心を通わせた女性…
機械と融合し、人間の限界を越えて寒空を自在に舞うツンと、昔ながらのドッグファイトを行っていた。


324掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 00:35:02.20
空対空ミサイルと防御手段の技術的鼬ごっこが果てにたどり着いたのは、機関砲を用いて互いの尻を犬のように追いかけ回す戦闘様式。

(´・ω・`) なにが自由なもんか、君の翼も所詮兵器だ!自由など…

ショボンの言葉を遮るように、追いかけられていたツンは機体数カ所にある姿勢制御ブースターを噴かして機首を強引に持ち上げ、空中分解ギリギリの急上昇に転じた。

慌ててショボンも限界ギリギリの機動で後を追うが…
北洋統合軍の機体の運動性能はパイロットの肉体的限界故にシッターラバール連合軍の“無人”戦闘機に劣っているため、ツンほどの急な方向転換はできず、引き離されてしまった。

(;´・ω・`) ぐうぁっ…

Gで急激に血液が偏る。
このままブラックアウトに陥るのではないか、という恐怖が、ショボンを襲う。

それを見透かしているのか、ツンはあざ笑う。

ξ゚⊿゚)ξ ほらみなさい、健康な四肢を持つ貴方よりも、欠損してしまった私の方が、今では余程自由に飛べるわ!

性能差は明らかだが、それでもショボンは追い縋る。

ξ゚∀゚)ξ 以前は同僚だった皆に同情されて、地上を這いずり回るだけの惨めな私は、もう存在しないのよ!

327掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 08:30:06.54
ツンは目標としていたパイロットが自分に遅れをとっていることに、興奮する。

彼女はショボンと共に統合軍の一員として空を飛び、彼の腕前に憧れていたのだ。

それなのに腕を失い、二度と空を飛べないと思っていたが、人間と機械を融合したシッターラバール連合軍の次世代戦闘機ならば空に帰れる…
確信したツンは、シベリアを抜け出したのだ。

ξ*゚⊿゚)ξ 私は強くなれた!

(#´・ω・`) ガキか、バカッ!君が強くなったんじゃあない、君の使う道具が良くなっただけ…
いや、優秀な兵器に君が取り込まれているだけだ、虎の威を借る狐だよ

(#´・ω・`) 自身の在り方を自ずから稀薄にする奴なんて、人間としては強くないっ!

ξ;゚⊿゚)ξ う、うるさいっ

ツンは、なにかが痛む気がした。
かつて…いや、今でも愛しさの残るショボンに、自己を否定されるのは、予想外に感情を刺激される。

ξ#゚⊿゚)ξ 今の私に嫉妬してるだけでしょうが!

(´ ω `) …ああ、そうだな、してるね、してるとも

ξ゚⊿゚)ξ えっ?

328掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 08:34:14.51
(´-ω-`) 君は、僕よりも機械を選んだ

ξ゚⊿゚)ξ

(´・ω・`) 僕が傍に居るよりも、機械と共にあることを選んだ

ξ;⊿゚)ξ

(´;ω;`) 僕は、だから、君の身体に…嫉妬している!!

ξ;⊿;)ξ あう…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!

…かつて、超空間通路を開き、進み行く人類の文明を停滞させるために攻撃した存在があった。

それらは、中途半端に進んだ科学文明故に自滅してしまった、もう一つの世界の人類その末裔だったのだ。

対抗手段として使用された兵器と人間の融合、その技術は平和を取り戻し、共通の敵を失った人類をより醜い争いへと誘った。

329掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 08:40:24.90
――――――

( ^ω^) 「…」

('A`) 「あ、ここまでか」

( ^ω^) 「…なあ」

('A`) 「ん?」

( ^ω^) 「これ、本編は?」

('A`) 「その予告編しか見つからなかった」

( ^ω^) 「まじかおー、これ本編見たかったお」

('A`) 「俺もだ。あーあ、いっそ自分で作れたらなあ」

( ^ω^) 「まったくだお、ご先祖様方も惜しいことしたお」

('A`) 「本当だよな、生粋の人間を滅ぼしちまうだなんてよ」

( ^ω^) 「僕ら機械知性には作れないからね、幾らか残しておけば良かったのにナ」

('A`) 「人間的閃きやセンスと、俺ら的なソレは似てるけど違うからなあ…人間の創作物を見ちまうとなあ」

330掘り出し物のようです@転載は禁止 :2014/06/10(火) 08:43:26.22
( ^ω^) 「しゃーない、気持ち切り替えて発掘に行くお」

('A`) 「今からか…まあ良いけどよ」

( ^ω^) 「非効率で突発的で…ちょっと人間っぽくない?」

('A`) 「はいはい、好きだねオマエも」




( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/323-

[ 2014/06/11 00:40 ] シベリア | CM(0)
[タグ] ξ゚⊿゚)ξ


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