まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ( ^Д^)向き合うようです


13VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:48:04.90 ID:diMFja+R0
( ^Д^)「よーっす……って、なんだそれ?」

('A`)っ■「ついに完成したんだよ……俺の、夢がな」

( ^Д^)「は?」

('A`)「考えてもみろ。俺はこれまで生きてきた17年間ずっと、バレンタインもクリスマスもハロウィンもポッキーの日も経験せずに生きてきた」

('A`)「肉親さえも俺にチョコやプレゼントを渡しにこない」

( ^Д^)「おまえそこまで酷かったのか……」

('A`)「そこで俺は考える。確かに俺はちょっと個性的なツラと性格を持っている、だがいくらなんでもこれはおかしくないか?」

('A`)「いやまあこの際おかしくなかったとしても別にいい。これまで俺が一度たりともお菓子イベントをこなせなかった、それはいい」

('A`)「しかしそこには、確かに――"リア充エネルギー"、とでも呼ぶべきものが……存在していたのではないか?」

( ^Д^)「意味わかんねーよ」

('A`)「バレンタインにチョコを複数もらうのは当たり前、クリスマスは誰と過ごすか迷っちゃう」

('A`)「そのようなリア充がお菓子イベントに臨む際、そこに渦巻くエネルギーは計り知れないものになる」

('A`)「複数の女の子がひとりの男に群がることで発生するエネルギーは軽く100人の喪男を焼殺するだろう」

( ^Д^)「まあ、見てていい気はしねーっつーか、みじめにはなるな」




14VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:48:51.98 ID:diMFja+R0
('A`)「だが。――だが、だ」

('A`)「17年間お菓子童貞を貫いてきたこの俺も――多少のエネルギーであれば、持っていたのではないか?」

( ^Д^)「?」

('A`)「仮に、リア充が一度のバレンタインで巻き起こすリア充エネルギーを100ポイントとするならば」

('A`)「毎年0.25ポイント程度のエネルギーなら、俺も発生させていたのではないか?」

('A`)「今年こそはカーチャンから義理を貰えるかもしれないという期待、帰り道コンビニへ寄って自分で自分にチョコ買ってみたらちょっと嬉しくなった自給自足」

('A`)「そういったプラスの感情が、ごく微量、しかし確実なリア充エネルギーを発生させていたのではないか?」

( ^Д^)「まかり間違ってもクラスの女子から貰えるとは思ってないあたり、奴隷根性染みついてるよな」

('A`)「この装置は一種のタイムマシンだ。過去に干渉することで、これまで放出してきたリア充エネルギーを、今この時代に集約させることができる」

( ^Д^)「というと、つまり……」

(#'A`)「要するにッ! 17年分のバレンタインやクリスマスを今年1回に集約させれば、この俺でもチョコがもらえるかもしれないということだッ!!」

( ^Д^)「ふーん。で? このスイッチ押せばいいのか?」ポチッ

(゚A゚)「てめええええええええええええええええええなんでおまえが押してんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

( ^Д^)「え、ダメだったか?」


15VIPがお送りします [AAS] :2013/11/11(月) 19:49:42.56 ID:diMFja+R0
(゚A゚)「ダメに決まってんだろおおおおおおおおおおおおおおおそれ一回しか使えねーのに一人しか使えねーのにいいいいいいいいい!!!!」ドドドドドドド......

( ^Д^)「へー、そりゃ悪い。けどまあこれで俺もリア充になれるって寸法か……」ドドドドドド........

( ^Д^)「……ところで、この音は何なんだ?」

('A`)「んなもん知らねー……」



     ( \/ /_∧   <./|   /|       /\___
     ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / .| / /     /    //
      / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/   /____//            ガシャーン
      し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
         i⌒ヽ  ./   ̄>__         .|| |::
     /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\    .|| |::    ガシャーン
     i    | /ヽ   ヽ  ∠__/   ̄       .|| |::
     ヽ ヽ| |、 \_ノ  >   <>       || |::                ガシャーン
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     / し'.ヽ ( .∨    /\________|__|
    //    し'  / /\   ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



( ゚Д゚)

( ゚A゚)


16VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:50:31.60 ID:diMFja+R0
ζ(゚ー゚*ζ「あ……ど、どうも、プギャーくん。急に押しかけて、ごめんね」

(*゚ー゚)「私も。急に来ちゃってごめん」

川 ゚ -゚)「私も」
(*゚∀゚)「私も」
从'ー'从「私も」
J( 'ー`)し「私も」


( ゚Д゚)「どうなってんだドクオ……美少女が……美少女が次々と……ガラスを突き破って……」ガシャーン

( ゚A゚)「ここ俺の家……」ガシャーン


o川*゚ー゚)o「実は、その……受け取ってもらいたいものがあって……」

|゚ノ ^∀^)「一応、手作りなんですが……その、チョコレートを……」

川д川「私もチョコレートを……」
(#゚;;-゚)「私も」
イ从゚ ー゚ノi、「私も」
川 ゚ 々゚)「私も」


17VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:51:20.20 ID:diMFja+R0
( ;゚Д゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

(;゚A゚)「逃げろォ―――――――――――――!!!!」


ガシャーン


「待ってよ」ねえなんで」受け取っ」私の」私を」私の」好きで」「私の」「私」大好き」チョコレート」私」私」


( ;^Д^)「追ってくる!! 全員追ってくる! しかも人数増えてねアレ!? なんで!? なんなのこれ!?!!」

(;'A`)「クッ……不本意だが、理由はひとつしか思いつかねえ!」


ミセ* ー )リ「ずっと、好きだったのに……どうして、気づいてくれないの?」

( 、 トソン「昔からあなたのことが好きだった……でも、なぜか素直になれなくて……」


(;'A`)「おまえは、"潜在的リア充エネルギー"を発生させていたんだ!」

( ;^Д^)「意味わかるようにしゃべれ!」

(;'A`)「おまえ、これまでに何回チョコもらった!?」

( ;^Д^)「ハァ!? 義理なら毎年いくつかもらってっけど!?」

(;゚A゚)「それのせいだよクソ野郎!! おまえは自分が気付いていないだけで、実は多くの女子から好かれていたんだ!」


18VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:52:02.22 ID:diMFja+R0
('A`トソン「今年こそプギャーくんにチョコレートを渡したい、けど恥ずかしくて渡せない……」

ミセ'A`リ「本命チョコのつもりで渡したのに、プギャーくんは義理だと思ってる……気付いてくれない……」

(;'A`)「……そんな女子が、テメーには何人もいたんだよ!!」

( ;゚Д゚)「えっ、いや、まさか…マジで!? マジかよ!?」

(;゚A゚)「んの裏切りもんがあああああああああああああ!!! そんな状態であのマシン使うからだ!!」

(;'A`)「ちょっぴり恥ずかしがり屋な女の子が発生させる、そーいう甘酸っぱいエネルギーはなぁ! 時として普通のリア充エネルギーよりも高い殺傷力を持つんだよ!!」

(;'A`)「17年分も溜まったそのエネルギーを一点に圧縮しちまったら、こーなるに決まってんだろうが!!」

( ;^Д^)「マジかよ!?」

(;'A`)「クソッ、とりあえず逃げるぞ! お前のことを好きな女子もそうじゃない女子も、圧縮されたエネルギーで暴走しちまってる! 捕まったらタダじゃ済まねえ!」

( ;^Д^)「お、おう……! とりあえず建物の中へ!!」

(;'A`)「イ○ンの人ごみに紛れて逃げるぞ!」


('A`)「さすが田舎の○オン……ここしか行くところがないから人でいっぱいだ……」

( ^Д^)「このイオ○内に居れば、女子たちも迂闊な行動は」


19VIPがお送りします [AAS] :2013/11/11(月) 19:53:26.70 ID:diMFja+R0
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
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      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
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( ゚A゚)

( ゚Д゚)


ζ(゚ー゚*ζ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)(*゚∀゚)从'ー'从J( 'ー`)しo川*゚ー゚)o

|゚ノ ^∀^)川д川(#゚;;-゚)イ从゚ ー゚ノi、 lw´‐ _‐ノv ⌒*リ´・-・リ


20VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:53:58.16 ID:diMFja+R0
( ;^Д^)「なんだ!? なんなんだよこれ!? 爆破!? 爆弾!?」

(;'A`)「冗談じゃねえ、もはやテロじゃねえか! おいプギャー、逃げ――」

川 ゚ 々゚)「つかまえた」

( ; Д )「ヒィッ!」

(;'A`)「プギャー! クソ、待ってろ! 今助け……」

川 ゚ 々゚) ギロッ

('A`;)「……元はといえばおまえが鈍いのが原因だもんな。ちゃんと自分で責任取れよ」

( ;Д;)「あ……そんな、ドクオ、待ってくれ……たすけ……」

「プギャーくん」プギャーくん」プギャーく」私の」受け取って」私」好き」プギャーく」

(  Д )「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


21VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:55:13.29 ID:diMFja+R0
( ;^Д^)「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ガバッ

('A`)「うるせえ」

( ;^Д^)「あ、な、ドクオ!? ドクオ! 死ね!」

('A`)「なんで俺いきなりdisられたの?」

( #^Д^)「てめえ俺のことマッハで見捨てやがって……」

( ^Д^)「……ん? あれ? ガラス割れてなくね?」

('A`)「なんでガラス割れてるのが当然みたいな言い方するんだよ……」

( ^Д^)「いや、おまえ、……え? イオン爆破は?」

('A`)「なぜここで爆弾が出てくるのかこっちが聞きてえよ」

('A`)「おまえ人んち遊びに来といてやることが漫画読んで寝るだけだもんな。ふざけんなよマジで」

( ^Д^)「……17年分のリア充エネルギーを集めるタイムマシンを開発したって話は?」

('A`)「なんだそれ意味わかんねえよ。コナンのSSじゃねえんだぞ」

( ^Д^)「……」

('A`)「んなことより、早く食わねえとケーキ傷むぞ」

( ^Д^)「え?」


22VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:56:12.97 ID:diMFja+R0
('A`)「だから、おまえが買ってきたんだろ? 来るべき日に備えて、今から耐性を付けておく、って」

( ^Д^)「……えーと、バレンタインの話は? ミセリとトソンが実は俺のこと好きだったー、とか、そういう話は……」

('A`)「どんな夢見てたか知らねーけど願望丸出しすぎて引くわ。あいつらこの前男捕まえたって言ってただろ」

( ^Д^)「……夢だったのか……」


ドクオの部屋にはなぜか姿見が置いてある。『自分のブサイクさと常に向き合い続けることで力を得る』とのことだ。
その姿見に目を向けると、そこには自分の姿が写っていた。
ブサメン寄りのフツメン顔。何の面白みもない顔。夢のワンシーンを思い出す。

~~

(;゚A゚)「それのせいだよクソ野郎!! おまえは自分が気付いていないだけで、実は多くの女子から好かれていたんだ!」

~~

そんなわけがなかった。
義理チョコですらひとつももらったことがない。
顔に面白みがなければ性格にも面白みがない。そもそも女子と話したことがない、ドクオくらいしか付き合いのない、つまらない人間だったのだ、自分は。
姿見からドクオへ視線を移すと、奴は黙々とケーキを切り分けていた。


23VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:56:48.74 ID:diMFja+R0
('A`)「んなことよりよォ。俺たちは、バレンタインなんかより、まず――」

( A )「目の前の――――" ク リ ス マ ス " に、向き合う必要が……あるだろうが」

( ^Д^)「……」


生クリームたっぷりのケーキが、俺の目の前に置かれた。
狭い部屋で男が二人、ホールケーキを囲んでいる。
彼女など、いない。


(  Д )「……ああ」


来月はもうクリスマス。3か月後にはバレンタイン。
それまでにこの状況が改善できるとは思えない。来年も、再来年も。改善できるとは思えなかった。

たぶん、一生そうなのだろう。


( ;Д;)「あァ……そうだったな……そうだったなァ……」


ケーキを手づかみで無理やり食う。
無理に飲み込んだ鼻水のせいで、食感はどうもネバネバしていた。


25VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:58:32.01 ID:diMFja+R0
( ^Д^)現実と向き合うようです おわり


26VIPがお送りします :2013/11/11(月) 19:59:33.91 ID:f2d5/1qc0

普通におもしろかったぜ!!


27VIPがお送りします :2013/11/11(月) 20:07:28.24 ID:hqp1+GIp0
まさかのどんでん返し乙!!面白かった
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( ^ω^)ブーン系小説総合案内所のようです
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1384165086/

[ 2014/01/11 21:28 ] 総合短編 | CM(0)
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