まぜこぜブーン

ブーン系まとめ

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 ('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです


735名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:40:49.58 発信元:126.87.32.52
( ^ω^)「テスト何点だった?」

('A`)「12点」

( *^ω^)「wwwwwwwwww」

(*'A`)「wwwwwwwwww」

( ^ω^)「ま、高校生活もまだまだ長いお。だから」

('A`)「ああ」

( ^ω^)「これからも赤点仲間でいてくれお。下には下がいるってわかると安心できるんだお」

('A`)「うるせえ。見てろ、俺はこんなとこぜってーに脱出してやるからな」

( ^ω^)「12点が32点様に向かってほざくんじゃねえよ殺すぞ」

とは言った。




739名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:42:15.98 発信元:126.87.32.52
川 ゚ -゚) 「テスト何点だったんだ?」

('A`)「18点」

川 ゚ -゚) 「ふむ。マシなほうか」

('A`)「ああ」

川 ゚ -゚) 「マシじゃねえよ殺すぞ。お前それで私と同じ大学行くつもりなの?」

('A`)「できればお前とは離れたいと思ってる」

川 ゚ -゚) 「は?」

('A`)「だがまあ、俺もこのままでいるつもりはないさ」

とも言った。




J( 'ー`)し「……ドクオちゃん。塾、行く気はない?」

('A`)「えー、行かないよ。勉強は自分のペースでしたい」

J( 'ー`)し「甘えてんじゃねえよ殺すぞ。おまえこの前のテスト10点だっただろうが」

('A`)「二桁割らなかっただけ健闘した」


743名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:44:22.36 発信元:126.87.32.52
('A`)「……まあ、俺だっていつまでも10点台をウロウロしてるつもりはないさ」

J( 'ー`)し「じゃあ塾探しとくから」

('A`)「おい」

ってのも言った。


が。



('A`)「こんな形で、挽回することになろうとは……」

天井を見上げ呟いた。


(゚、゚トソン「テスト中に私語ってんじゃねえよ殺すぞ」

('A`)「さーせん」






――('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです――


746名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:47:09.05 発信元:126.87.32.52
( ^ω^)「テストどうだったお?」

('A`)「殺すぞ」

( ^ω^)「ふーん」

そんなこんなで2日3日、期末テストはのべーんと終わった。

('A`)「テスト返ってくんのいつだっけ?」

( ^ω^)「さぁ……早いやつは明日にでも来るんじゃないかお」

('A`)「うげー」

そんな話をしながら帰ったのが、7月の何日だったかな。2日くらいだったか。
で、翌朝。

('A`)「あー……」

テスト翌日、夏休み直近。半ドンくらいで済ませていいのに、そこはさすがの進学校。いつも通りのフルタイム授業である。

('A`)「学校行きたくねーなー」

J( 'ー`)し「甘えるな、殺すぞ」

もさもさ適当にパン食ってるところをカーチャンにどつかれた。家では愚痴ぐらい言わせろや。

('A`)「テスト終わったばっかじゃん。休ませろまでは言わんけど、昼まででいいんじゃねーかなぁ」

J( 'ー`)し「現実逃避してんじゃねえよ、殺すぞ」


750名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:49:49.83 発信元:126.87.32.52
('A`)「いや別に逃避してねえよ」

なんかえらくカーチャンが厳しい。生理かよ。そろそろ閉じてんじゃねえのかよ。

J( 'ー`)し「ドクオちゃん、覚えてる? 今度のテストもダメだったら、塾に行くって話」

('A`)「あー覚えてる覚えてる、でも今日だけじゃまだ全部の結果出ねーと思うけど」

J( 'ー`)し「まあそうね、今日からだもんね……」

('A`)「うん」

今日じゃ全部の結果は出ない。
出ないとは言ったが、ほぼ結果は見えてるんだけどな。

J( 'ー`)し「じゃあ、頑張ってね」

('A`)「いや、もう頑張ったけど」

J( 'ー`)し「そうね、後はそれをどれだけ出せるかよ」

('A`)「……?」

若干会話に噛み合わないものを感じながら、俺は家を出た。
学校に行くとテストが始まった。

('A`)「……」

いやまあ確かに、朝起きて携帯のカレンダー見たら日付が巻き戻っててビビったってのはある。
てっきりスマホがバグったもんだと思ってた。


756名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:52:11.53 発信元:126.87.32.52
(゚、゚トソン「では、現代文のテストを始めます。参考書の類は片付けてください」

言われてみれば朝の会話も、これからテストに向かう息子に対する言葉だと思えば納得は行く。

('A`)「……」

だがまあ、やっぱあれだ。


【勉強しなくても】現代文@1時限目【そこそこ取れる】
これ、3日前にやった。

(;'A`)「……」

いやマジで、教室入ったらみんながみんなテスト受けます態勢丸出しでビビった。
先生までそんな感じだったしもしかして俺の過ごしたこの3日間って夢かなんかだったのかなあと思った。

だが、いざ1限が始まってびっくり。
配られたテストは1から10まで、3日前にやったのと同じだった。

デジャブ? つーか予知夢?
終わったテストをいちいち気にするほど殊勝な生徒ではないが、それでも出た問題くらいは記憶に残ってる。
全問覚えてるわけじゃねーけど、語群やレイアウトに見覚えがある以上間違いない。ぴったりだ。

('A`)(実際あるもんなんだな、こーいうの……)

その手のオカルト話はいつも聞き流してきたが、案外馬鹿にできないかもしれん。
とにかく、これは俺に与えられたチャンス。


759名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:54:14.96 発信元:126.87.32.52
出る問題がわかってるというアドバンテージ。これなら塾に行かなくて済むかも……

……

('A`)「あっ」

(゚、゚トソン「私語」

('A`)「さーせん」

終わったテストをいちいち気にするほど殊勝な俺ではない。
テスト終わって帰ってから1人で自己採点なんぞするわけないし、書けなかったところを見直したりもしない。

なんら役に立たねえよこの記憶。

('A`)(えぇー……もったいねぇー……)

結局3日前のテストと大して変わらなかった。
そういえばテストが終わった後に
『なぁ、問3って2番で合ってる?』『え、俺3にしたけど……』『ッあーそうだった! そーやん考えてみれば3やん!』『あ、俺も2にした……やば!』
みたいな会話があった気がするから、じゃあこれ3かな? くらいの役には立った。けどそんだけだ。

('A`)(結局これが人生か……)

世の無常を感じながらテストは終わった。


763名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:55:51.03 発信元:126.87.32.52
( ^ω^)「なぁ、問3って2番で合ってる?」

('A`)「死ぬがいい」

1限が同じだったならどうせ次もそうだろうと思い、合間合間の休み時間で次のテストの答えを必死でねじ込んだ。
が、ぶっちゃけ焼け石に水だった。

('A`)(元が10点だからな……残り90点分を10分ちょいでカバーとか無理)

なまじ広範囲を知ってるからか、あちこち手を出そうとして、結局どれも覚えきれず沈む。
まるで点が上がった実感がない。15点くらいにはなったかなぁ……無理かな……。

('A`)「あー……なんつーか、もったいねー」

結局戦果を挙げられぬまま帰ってきた。
だがまあ、出る内容がわかったのであれば。

('A`)「ヤらない手はない」

授業について行けず勉強モチベーションがダウンしていた俺だが、勝利が保障されるなら別だ。
全教科隅から隅まで覚えているわけではない。が、とりあえず明日やる教科で出た覚えのある答えを頭に入れるだけ入れた。

さあ、翌日ッ!


768名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:57:47.24 発信元:126.87.32.52
( ^ω^)「おはようだお」

('A`)「おう、アクチウムの海戦じゃねーか。おはよう」

( ^ω^)「今日のテスト、自信はあるかお?」

('A`)「んー、ヒッタイト。まあスパルタクスの乱?」

( ^ω^)「そうだおねー。お互い頑張るお」

1日ですべて網羅できたわけではないが、それでも3日前よりは格段にマシな結果が出るはず。

('A`)(ヒッタイトヒッタイトヒッタイトヒッタイトヒッタイト……)

期待を胸に席へ着いた。

(゚A゚)「!?」

着いた瞬間頭痛がした。

(゚、゚トソン「じゃ、そろそろテスト始めます。みなさん席について」

...(((゚A゚)))...「おぼっぼぼぼぼぼぼぼぼぼbっぼおおぼぼおbぉおぉぼぼろbろ」

(゚、゚トソン「だから私語は慎めと」

...(((゚A゚)))...「ぐぼぼおぼぼぼぼぼぼぼぼっぼおbbっぼtぼ」

なにこれ死ぬ。


771名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 20:59:24.26 発信元:126.87.32.52
(; A )「ハァー……ハッ、ハー……フゥー……」

(゚、゚トソン「……大丈夫ですか?」

(;'A`)「あ、はいなんとか……」

割とガチで死を覚悟するレベルの頭痛だった。前の席の人はドン引きしている。
テスト用紙が配られると嘘のように収まったが、これ後で病院とか行ったほうがいいのかね。
なんてことを考えながら、世界史テストが始まった。やっぱり問題は同じだ。

('A`)(鉄製の武器を使用したのは……そうそうこれはちゃんと覚えた)

('A`)(えーっと……)

('A`)(えーっと……)

('A`)(……)

(;'A`)(……あれ?)

おかしい。
これは昨日ちゃんと覚えたし、今朝からちゃんと確認もしてた。
なのに……確か、えっと……あれ……?

(;'A`)(……頭痛で飛んだ?)

マジかよ。

(;'A`)(いやいやいやいやちょっと待って……)


777名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:02:07.66 発信元:126.87.32.52
タチの悪いことに、3日前、前回のテストの時点で答えられた問題は、ちゃんと記憶に残ってる。
どういうわけだか、昨日詰め込んだ回答だけが、きれいさっぱり消し飛んでいた。

('A`)(なんだろう、俺って運いいの? 悪いの?)

結局、次のテストも同じ状態で、正解数が増える気配はなく。

( ^ω^)「なあ、問3って2番で」

('A`)「死ね……」

失意に沈んで帰路に就いた。


(゚、゚トソン「では、そろそろテストを始めるので、参考書の類は片付けてください」

...(((゚A゚)))...「おぼぼぼぼっぼっぼぼぼぼぼおぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」

3日目もこのザマである。
むしろデジャブ前より頭悪くなってんじゃねーかってレベルで書けなかった。と思ったけど元からこのくらいだった。俺頭悪すぎわろす。

('A`)「一度やったテストをもう一度やり直すなんて、そんなのダメに決まってる。たとえそんな機会があったとしても、絶対に断る。そうだよな?」

( ^ω^)「え、そんなチャンスドクオなら金出してでも掴み取ると思うけど……どした? 調子悪いのかお?」

('A`)「いや、別に。……だよなぁ」

俺はそんな殊勝な男じゃないから、無意識のうちに脳が罪悪感を抱いてるとか、そんなことはないだろうよ。
ってことは、なにか作為的な力が働いているとしか思えん。思えんけど、なんだそれ。


781名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:05:18.10 発信元:126.87.32.52
('A`)(ま、どーせテストは終わっちまったし……どーでもいっか)

奇妙なデジャブでチャンスを得たが、生かせぬままに終わってしまった。
人生なんてそんなもんだよね、そう思いながら布団に入った。

翌朝。

J( 'ー`)し「ドクオちゃん、覚えてる? 今度のテストもダメだったら、塾に行くって話」

('A`)「……覚えてる、けど」

なんだろうね、この感じ。

('A`)「でも、今日だけじゃまだ結果出ねーし……」

J( 'ー`)し「まあそうね、今日からだもんね……」

うん。

( ^ω^)「1限は……現代文だっけ。ま、あれならそんなに勉強してなくても点取れるおね」

('A`)「……そうだな」

はい。

(゚、゚トソン「それじゃそろそろテスト始めるので、参考書の類は……」


俺、タイムリープしてね?


788名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:08:25.31 発信元:126.87.32.52
...(((゚A゚)))...「おぼbbっぼおぼぼぼぼぼぼぼおおぼぼぼぼぼおぼぼおbbbb」

(゚、゚トソン「だから私語やめろ」

しかも、まただよ。



('A`)「……」

川 ゚ -゚)「なんだ、疲れてるのか? 今日からテストだというのに」

('A`)「まあ……6周目だしな……」

川 ゚ -゚)「? 何がだ?」

というわけで、みなさんおはようございます。6周目の俺です。
ちょっと気分を変えて、ブーンではなくこの幼馴染と一緒に登校しているのですが、この程度の変化でループに影響が出ないことは前の周で実証済みです。

4周目も同じような頭痛に襲われ、クソみたいな手ごたえで終わった。
5周目は一緒に登校する相手を変えたりと若干の変化を出してみたが、ループにもテストにもなんら変化はなかった。
で、今が6周目。

('A`)「だが、今回の俺には秘策があるッ!」

(゚、゚トソン「テスト始めるので私語は慎んでください」

そう、秘策だ。配られたテスト用紙を受け取り、俺は右手にシャーペンを持つ。
そして対の左手に、俺はあるものを握っている。そう――


792名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:11:26.13 発信元:126.87.32.52
(#'A`)( カ ン ニ ン グ ペ ー パ ー だ ッ ! ! )

正攻法だと頭痛に記憶消去を食らう。ならば正攻法など要らん。
問も答えもあらかた知ってるんだから、カンニングも最小限で済む。最初からこうしてればよかった。
カンニングという不正行為へたどり着くまでに6周もかかった俺って、実は結構殊勝な人間だったのかもしれない。

('A`)(さて、何が起きてるのか知らんが……これでループが終わってくれれば)

握りこんだカンペを開く。

(゚A゚)(……!?)

そして戦慄した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・テスト3日目が終わると1日目の朝に戻る。
・単純に勉強して知識を得た場合、その記憶はテスト前に消去される。
・このように単純な手段でのカンニングは認められない。
・ループ脱出の条件は、このテストを切り抜けること。赤点など論外。
・この周は無駄に終わったようだが、健闘を祈る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(゚A゚)(……)

なんだこれ。
俺の手書きカンペはどこへ行った。このワープロ字の謎ペーパーは何なんですか。


797名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:13:40.87 発信元:126.87.32.52
っていうか、『この周は無駄にしたようだが』って何様だよこいt


(゚、゚トソン「その紙はなんですか、鬱田くん」

('A`)「あっ」

先生に見つかった瞬間、どういうわけだか紙はカンペに戻っていた。



で、それから5周くらい。トータル11周くらいした。
初日でカンニングバレなんてことをやらかしても、3日目が終わればループに戻る。それは助かった。
助かったが、いつまで立ってもループから抜けられない。体感時間だと期末テストどころか夏休みが終わるレベルに差し掛かりつつある。

('A`)「つーか、テスト切り抜けろって言っときながら、勉強して点数上げんのは許さんって、ふざけてんのか」

(゚、゚トソン「テスト中の私語は慎みなさい」

6周目で見た文言を思い出しつつ、一人悪態をつく。
しかも『このように単純な手段でのカンニングは認められない』と来た。じゃあ複雑なカンニングならいいのか?
そもそも『切り抜ける』って具体的に何よ。何すればいいのよ。

(゚、゚トソン「はい、ではテスト終了です。後ろから用紙を回収してください」

未だ有効な打開策は出せない。つーか勉強もカンニングも抜きに高得点を取れってのが無茶。
3日まるごとテストをサボってみたりもした。が、カンニングがバレても終わらないのに、サボリごときで終わるはずもない。
『このテストを切り抜けること』が脱出の条件である以上、たぶんそれ以外で何をやろうとループは続く。


801名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:17:09.98 発信元:126.87.32.52
(゚、゚トソン「お疲れ様でした。それでは次のテストに備えてください」

何をやっても、もとい、『何をやらかしても』、何度でもやり直せる。
確信めいたものがあった。

(゚、゚トソン「あとの2つも、頑張ってくださいね」

名前や出席番号の記入漏れがないかどうか、集めたテストを何度か確認した後、先生はそれを封筒にしまった。
そして教室を出る。

( ^ω^)「なぁ、問3って2番で」

('A`)「……やるか」

俺は素早く教室を出た。

先生は廊下を歩いている。
1限終了直後の廊下、俺の他に生徒はいない。

('д`)「すぅー……」

一度大きく息を吸い、そして止めた。
じゃ、やるか。

(#'A`)「ぉぉぉおおおおおおおおお.........」

(゚、゚;トソン「!?」


805名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:19:21.79 発信元:126.87.32.52
助走をつけて勢いに乗る。

(#゚A゚)「ぜやぁぁぁぁぁーーーーーっい!!」

(゚、゚;トソン「鬱田……っ!??」

で、そのまま先生にタックルをぶちかました。

(x、x;トソン「きゃぁっ!!」

割と厳しい人ではあるが、所詮は若手の女教師。タックルを食らいぶっ倒れた。
当然、封筒も取り落す。

('A`)「よっし……!」

倒れた都村先生の胸を軽く揉んだ後、その封筒を拾い上げて、俺はその場を逃げ出した。

(゚、゚#トソン「なっ、待ちなさい鬱田! 待って……待て!!」

都村先生の金切り声に、その辺の教室がざわめき出す。柔らかかった。
玄関まで行く時間も惜しく、俺は廊下の窓から逃げた。


流れのままに学校を抜け出し、その辺のTSUTAYAに駆け込んだ。
DVDは特に借りない。すぐさまトイレに直行する。

('A`)「ふぃー……」

そして封筒を取り出した。


811名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:21:05.58 発信元:126.87.32.52
やり直せるとはいえ、なぜこんな強盗まがいの真似をするのか?
ループ続きでむしゃくしゃしてたので、ちょっと発散したかった……
というのもあるが、それだけじゃない。

('A`)(勉強するにしろカンニングするにしろ、テスト中に何かしようとしても無駄なんだ。だったら……)

終わってからならどうだろう。
テスト終了後、こうやって先生から全員分のテスト用紙を強奪し、頭いいやつの回答を丸写しする。
丸写しなんぞ勉強の内に入らないし、これだけの離れ業を『単純なカンニング』とは呼べまい。あの制約もクリアできるはずだ。

(;'A`)(……いやまあ、アホなこと言ってる自覚はあるけどさぁ……)

正攻法も不正攻法も通用しないなら、後はアクロバットしかないだろう。
とはいえ、先生に暴行を加えるこんな強盗作戦がうまく行くはずはない。

('A`)「が、用紙の奪取・返還について、先生に気付かれない完璧な手法を確立できれば、あるいは……」

そんなことを呟きながら、テスト用紙に目を通す。

('A`)「出席番号順だから……1、2……これ俺の」

2番の鬱田くんを抜き出して、次は頭よさそうなやつを探す……

(゚A゚)「……!?」

二度見した。
何の気なしに抜き出した俺のテスト用紙。
それを見て、戦慄した。


815名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:23:38.81 発信元:126.87.32.52
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よう、昔の俺。
このメッセージを見ているということは、今はループの真っ最中ってところか。

もうわかっていると思うが、お前は今期末テストの3日間をループしている。
このループから抜け出すには、期末テストを切り抜ける……
そう、テストで高得点を取る必要がある。

だが、その方法は正攻法であってはならない。
お前も同じ俺だからわかってくれると思うが、
正直俺が真面目に勉強しようと思ったところで長続きするわけがない。
つーか所詮俺のスペックなんぞたかが知れてるから真面目に勉強したところで大した点は取れん。

だからと言ってカンニングなどもってのほかだ。
どれだけ巧妙に策をめぐらせたところで、高校のテストすべてを切り抜けるなど無理に決まっているし、
大学受験もこれで行くことを考えると、失敗した時のリスクが高すぎる。

本題に入る。
このままでは受験戦争を乗り切ることなどできない。俺自身、それに気付いていたんだろう。
だから高一の期末テストの時……つまり、今のお前と同じ年齢の時、無意識のうちにこの能力を発現させた。
そしてテストを乗り切り、大学に入った。今ではリア充生活をエンジョイ中だ。

鬱田ドクオ。
お前は、推薦入学を目指せ。
この能力を使い、テストで高得点を取り続け、評定を上げることに努めるんだ。そうすれば道は開ける。
俺がテストを乗り切った方法も教えてやりたいところだが、あいにくそうすることはできない。自分の力で頑張ってくれ。

それでは――検討を祈る。
                        早稲田大学1年生の鬱田ドクオより
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


821名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:25:28.89 発信元:126.87.32.52
(゚A゚)「……」

読み終わると、テスト用紙は元の姿に戻った。赤点不可避の俺の答案に戻った。

(゚A゚)「……推薦……入学……」

いくらなんでも突拍子すぎて、意味が分からない。
確かに、将来のことについて悩んでいたのは確かだ。
2chじゃMARCHは低学歴、ならば俺は早慶に行く。俺はこんなところにいる人間じゃない。そう思っていた。
だが、自分にその能力がないことも、わかっていた。

(;'A`)「……ハッ。何が推薦入学だ、ほとんど裏口入学みてーなもんじゃねえか」

けれどこの瞬間、俺は能力を手に入れた。
正道からは外れまくった、邪道もいいところな能力だ。
推薦入学という手段自体は正当そのものだが、これを裏口入学と言わずして何という。

('A`)「……けど……」

けど。俺は確かに、力を手に入れたのだ。
ならば――


827名無しっていいもんですね :2013/09/14(土) 21:27:13.33 発信元:126.87.32.52
( A )「……やってやる……!」

あくまでも邪道に時間を巻き戻し、あくまでも邪道に点を取る。
そうして推薦入学の枠へ入り、裏口から大学に入る。そのために、俺はこの能力を使う。

そう、これは扉を開く力なのだ。
大学への裏口入学という扉を、タイムリープによって開く力。

(#'A`)「やってやるぜ……ッ!!」

空白の多いテスト用紙を、くしゃくしゃになるほど力強く、力強く握りしめ。
まずはこのテストを切り抜けて、このループから脱出すると、決意した。



でも携帯を見ると先生へのレイプ未遂について親・友達・学校から不在着信の嵐だったので、とりあえずループまでの2日は家に帰らないと決めた。



――('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです おわり――



( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★49
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1377435720/



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